甘えられない強がり女性が損をする理由
小さい頃から「しっかりしなきゃ」と思って生きて来たけど、ホントはもっと甘えたかった、頼りたかったお母さんに・・・
もくじ
甘えられない強がり女性が損をする理由
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、甘えられないまま大人になったら強がりをやめられなくなってしまったあなたへメッセージです。
長男長女に多い「頑張り屋さん」で「甘えられない」気質。
これが本当に損だなぁと感じるのは、恋愛だけでなく、結婚生活や職場などさまざまな場面。
たとえばこんなこと
- 私がやらなきゃ
- 私が我慢しなきゃ
- 自分より相手を優先しなきゃ
- 私がほしいけど譲らなきゃ
- もっと頼りたいけど自分でしなきゃ
いろんな「きゃ」、「こうであるべき」「こうしなければ」「こうしてはいけない」が顔を出し、本当の自分はどこへやら?と不安定な気持ちが生まれやすいのです。
となるとやっぱり「損よね」ということで、この損からの脱却をどうにかしたい!
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
絶対損な甘え下手
私も実は長女です。5歳年下の妹がいます。
妹が生まれてからは、あらゆることを我慢させられた・・・という記憶しかありません。
実際はそうでもないのでしょうが、体感として「5歳からは我慢ばっかり」という印象を持っていました。
ご相談者さまの志帆美さん(40代仮名)は、お兄さん、妹、弟がいらっしゃる長女として生まれ育って来ましたが、とてもしっかり者の頑張り屋さんでした。
お兄さんがいますが、志帆美さんは女の子だったのでお母さんから用事をいろいろ頼まれたり、妹や弟の面倒を見たりと小さい頃からお母さんのお手伝いを率先して行う娘でした。
お母さんもそんな志帆美さんをとっても頼りにしていて、何か志帆美さんがお手伝いをすると「いつもありがとうね」と優しい笑顔を向けてくれてました。
志帆美さん、実はその笑顔を自分だけに向けてほしくて、兄弟姉妹の誰よりもお母さんのお手伝いを頑張っていたのです。
冒頭、私には5歳下の妹がいるとお伝えしました。そして5歳からは我慢の連続とも。
それは何より母親が生まれたての妹にかかり切りになったからです。
妹が生まれてからというもの、当たり前ですが常に妹は私の5歳下で、ずっと母親の視線と手は妹に注がれていました。
一方、志帆美さんの場合はと言えば、志帆美さんにはお兄さんがいましたから、お母さんの注視する点としてお兄さんの勉強や生活、そして志帆美さんの妹や弟は当然手が掛かる対象として存在しています。
お母さんから見ると、志帆美さんは何でも気がついて自分の手伝いを買って出てくれるし、しっかりしていて頑張り屋さんだから安心して放っておける子どもでした。
ところが、志帆美さんはそれを望んでそうしていたわけではありません。
だけど甘えられないんだもん
むしろもっとお母さんに見てほしい、お母さんに構って欲しいと思っていました。
だけど、お母さんは何か自分が頑張ったりお手伝いすれば見てくれるけど、そうじゃない時は何もしれくれない。
お母さんのヒザはいつも妹か弟に占領されていて、私はそれをうらやましく見ているだけ。
だけど羨ましいなんて言えないし、私もお母さんのヒザに乗りたいなんて口が裂けても言えませんでした。
志帆美さんが結婚して、子どもが生まれて、家事も育児も自分なりに頑張る日々を過ごしていましたが、ある日このままでいいのかな?という不安が生まれました。
私ももっと自分らしく生きたい・・・
という想いがふと湧いてきたのです。
例えば、自分の仕事。
このまま家庭におさまるのではなくて、何か自分にしか出来ないことを始めたい。
そんなふうに感じて旦那さんに相談しました。
ところが旦那さんは表情を一変させ、「反対だな」と一言。
- 家の事はどうするの
- 子どもの事はどうするの
- 俺のご飯はどうなるの
志帆美さんが家を空けることで生じることを案じて、旦那さんは志帆美さんが外で働くことに良い顔をしません。
良く考えてみれば、志帆美さんの旦那さんは志帆美さんが家庭以外で何かを始めることにはいつも否定的でした。
趣味も仕事も持てず、このまま家事と育児に埋もれていくことが怖くて何か始めたい。
だけど、夫は否定的。
志帆美さんは困ってしまいました。
考えてみれば、志帆美さんは旦那さんと出逢ってからも頑張り屋さんでしっかり者でした。
家の事を旦那さんにやらせたことがなかったことにも気づきました。
これは全部、自分が蒔いた種なのかもしれない。
そう志帆美さんは思い当たりました。
どうせなら得をしよう
やっぱり自分のやりたいことを自由にやりたい。
そう心に湧いてきた想いに、どうしてもフタをしたくなかった志帆美さんは段階を踏むことにしました。
今までの志帆美さんは、出来ないことまで頑張ってしまっていました。
以前はお母さんに「がんばったね」「ありがとうね」と言われることを誇りにしていた志帆美さんでした。
ですが、結婚してからは、誰も「がんばったね」も「ありがとうね」も言ってくれることのないことに頑張り続けてきました。
人に褒められるように「もっとがんばらなきゃ!」「私がやらなきゃ!」と知らず知らずのうちに無理をしていました。
でも。
それを手放すことにしました。
そして心が望むことだけをしていくことにしました。
当然、今まで志帆美さんに全部してもらっていた旦那さんは驚きますし不満の表情を見せます。
でも、志帆美さんは怯みませんでした。
単に家事・育児を放棄したわけではなく、自分の出来ることと家族も出来ること、家族にしてほしいことを切り分けるようにしたのです。
そうでもしないと自分の時間をつくれないし、旦那さんも子どもたちも自分ですることが出来なくなってしまうからです。
きっかけは、ある日志帆美さんが体調不良で寝込むという事態でした。
体調は2日寝て過ごしたら良くなりましたが、自分が倒れても、意外と家族はみんなで協力してやってくれるものなんだなと、朦朧とした状態でベッドの布団の中で気づいたこと。
そしてその時、家族が本当の輪っかになったようで、とってもほんわかした気持ちになったことでした。
人の好意に甘えるということがエゴじゃないんだなって気づいた瞬間でもありました。愛の循環ってあったかいな、とも。
家族が自分のことを自分で出来るようになった頃、もう一度旦那さんに自分のやりたいことを伝える時間を持ちました。
この時の旦那さんは以前と違っていました。
何でもかんでも否定してきていた旦那さんとは違って「応援するよ」という言葉を添えて、志帆美さんを見守ってくれるようになりました。
stand.fm音声配信|甘えられない強がり女性が損をする理由
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
甘えられない強がり女性が損をする理由
甘えられない頼れない長女気質な人は本当に損!そんな役回りから脱出したい、というあなたはご相談ください。