結婚生活、これは要らない その1
もしかしたら婚活中の方もご覧になっているかもしれないので、今日は私の拙い経験を。今もし、あなたが婚活中や新婚生活・再婚したてだとしたら、お役に立てるかもしれません。
思うんですけど、結婚生活への夢って、差し当たってひとりで描いたものですよね?
あなたは、結婚(または再婚)するとき、ダンナさんとどのような暮らしをしたいと描いていましたか?そして今婚活中なら、たった今、ダンナさんになる人と、どのような暮らしをしたいと描いていますか?
今日は、私が最初の結婚で思い描い(てしまっ)た夢。恥ずかしいですが、覚えている範囲でちょっとご紹介しますね。
例えば
- 子どもは男の子3人がいいな
- こんな環境に住みたいな
- こんな家に住みたいな
- 家具やキッチンはこんな感じがいいな
- 食器はこういうので揃えたい
- たまには友達を呼んでホームパーティしたいよね
- 年に何回かは旅行にいきたい
- レトルトなんて使わない
- 料理の腕を上げていこう
- 掃除は毎日、部屋をキレイにキープ
- メイクも服もきちんとして、カワイイ奥さまでいよう
- やりくり上手の妻をめざそう
- いつもラブラブ
- いつもダンナを立てる
- ケンカなんてしないですぐ自分から折れる
- いつも笑顔のあたたかい家庭をつくる
とか。とかとか。
なんだかすごく壮大な夢(笑)。ですが、全部叶ったらいいなぁって本気で考えていました。そういう夢というか、憧れというか。きっと皆さん、自分なりの希望や憧れを持って結婚しますよね。
ね?
だって、結婚ですよ?
恋人と違う「生活」が毎日続くんだから、楽しくて、ほんわかしてて、いつも幸せじゃないと!って、そりゃあもう夢いっぱいです。
だけど、結婚したあと、どうですか?
私の場合ですが(最初の結婚のときのこと)、自分の描いた夢を叶えようとしたら、本人がかなり疲れてしまうことに気づきました(笑)。もう、結婚して一ヶ月くらいで現実の暮らしに疲れてしまいました。気合入りすぎたようです。
というのも、実はワタクシ、恥ずかしながら28歳で結婚するまで、ご飯ひとつ炊いたことのなかったのです!
専業主婦の母は台所を私に触らせてくれません(言い訳)。掃除も洗濯もやってもらっていました。ウチの母にできるんだから、きっと私にもできるに違いない、と思っていたのも事実です。そんなわけで「完全に家事全般をなめていた」というのもあったかもしれません。じゃなくて、ありました。
家事未経験の私が、結婚して最初にしたこと、それは「炊飯器の取扱説明書を読むこと」でした。
結婚に大切なことは?
話は戻りますが、先ほどリスト化したことですが、すべてが叶えられなかったわけではないんです。表面的なものは、いくつか叶えられました。でも、心情的なもの・体感的なものは、そうそう夢の通りにはいきませんでした。
いつも笑顔?
→ ムリ―。ご機嫌じゃない日もある。
いつもラブラブ?
→ いや、ちっちゃなことから大きなことへ発展するケンカも勃発するする。
いつもダンナを立てる?
→ そうもいかないこともある。ありすぎた。
メイクも服もきちんと云々?
→ いやいや部屋着で一日ダラダラしたい日もあるわ。
最初の結婚で夢見た生活は、約一ヶ月くらいで一気に現実に引き戻され、夢破れた感がありました。まぁ私が相当夢見る28歳だったことは間違いありません。
すごく期待して行ったテーマパークのアトラクションが、その日に限ってメンテナンスで動いてないような感じかな。「もう帰ろうよー」っていう気分です。他のアトラクションは動いているのに、それすら目に入らない状態。
これ、実際何が起きてたかっていうと、私は自分が描いた壮大な夢のために、ひとりで気合いが入りすぎたんですよね。本当に、完璧にやろうとしていました。自分の描いた通りに暮らしたかったんです。
「あれもしたい」「これもしたい」という願望が、知らぬ間に「あれもしなければいけない」「これもしなければいけない」という状態になっていきますから、それってもはや自分で自分の首を絞めてるってことなんですよ。
相手は、何もそんなことを望んでいるわけでもないのに
むしろ、相手には相手の望む結婚生活っていうのがあっただろうに、そっちは丸無視ですわ。まぁまぁもろもろAfter the festival ですね。そんな気合いを入れていなければ、自分の感情にもっと素直に、力を抜いた暮らしができたと思うんですよねぇ(遠い目…)
テーマパークだって、他のアトラクションも乗ってみたら楽しいかもしれないのに、ネ。それだけのために行って、他を楽しめないなんてね。損してますよね。
その2に続きます。
結婚生活に大切なこと
それは、 自分の感情に素直でいること
イラっとくるのも自分
ゲゲっと思うのも自分
ガーンと来るのも自分
寂しさを感じるのも自分
なんだよ!もう!って怒りを感じるのも自分
悲しさを感じるのも自分
いつも笑顔で、ハッピーで、ツラくたって涙見せない!
がんばる私、健気なツマだもん!
なぁんてやっていると、疲れちゃうし、そんな結婚は長続きしません。
がっかりしたとしても、それも自分。
とにもかくにも、自分ひとりだけで我慢しないこと。抱え込まないこと。
じゃ、どうしたら楽しくなるのかを考えてみること。
ひとりじゃなくて、ふたりでね。
ビビビ婚
そもそも、最初の結婚。
出逢って一週間でプロポーズされ、半年後には入籍していましたから、なんだかやたらと周囲には心配されました。
でも、当人は勢いづいていますから、心配はなく、むしろ自信の方があって。
なんかこう、昔の聖子ちゃんの「ビビビ婚」的な感じで(笑)。
たしかにね、「ビビビ婚」てイメージはわかるんですけど、「ビビビ」と来るのと「結婚」て、また違うような気がしますね。
いや、それで上手く行っているご夫婦もいらっしゃいますよ。それはきっと、あることがちゃんとできているからです。素晴らしいと思います。
私は失敗してしまいましたが、「ビビビ婚」を完全否定しているわけではありません。
では、そのあることがちゃんとできている、その「あること」とは何か?
少し長くなりましたので、続きはまた次回書いていきます。
今日も最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。
またお会いしましょう。