私のコンプレックスを刺激する彼

顔や性格は褒めてくれる彼。でも・・・胸があんまりないことを指摘して来るのです。いつもいつも言われることが、とてもしんどくて。私の気にしていることを言い続ける彼、どうしたら?

私のコンプレックスを刺激する彼

正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、悔しいけど事実だから反論も出来ないというあなたへメッセージです。

 

あなたを傷つける人は、あなたを愛しているとは言えません。今すぐ別れたほうがいいですよ。

と言いたいところですが、でも、この女性はそれでも彼が好きなんですよね。

 

となると、すんなり「じゃあ別れます」という気持ちにはなれないでしょう。

 

ただね、この彼氏さんは、日々、彼女の胸のことを言ってくるだけでなく、豊胸手術のチラシまで見せてきたんだそう。ちょっとひどいですよね。そんなに胸の大きい女性が好きなら、その条件を第一に考えて付き合ったらいいのにと思うのですが。

 

豊胸手術のチラシを彼から手渡された彼女は、こんなふうに思いました。

胸が人並みになったら、彼からもうイヤなことを言われなくなるんじゃないか。

病気でもないのに、体にメスを入れることに抵抗はあるけど「胸さえ今より大きくなれば、もう彼からバカにされないんじゃないか」って。

 

切ないことに、誰にも相談できず心を痛めているんです。まぁここまでくると、その男を捕まえて小一時間問い詰めたいところですが。

 

ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

胸さえあれば、じゃないんだよ

この女性は元々が体型が細いため、思春期の頃からずっと胸に関してはイヤな想いをして来ました。同性の友だちにさえ、彼女は胸のことを「まな板だね」とよく言われていた様子。

 

だから、友だちに言われることには慣れている。

と割り切っているようにも見えますが、それだって月日をかけて「言われることの心の痛み」を自分に慣らしていったのでしょう。

 

友だちに言われることに慣れている彼女ですが、好きな男性に胸のことを言われてしまうと、やっぱり傷ついてしまうのですね。

 

ただ、ちょっと気になるのは「同性の友だちからの言葉には慣れている」という部分です。同性であれ異性であれ、身体のことをからかうように言ってくるような人は、あなたのことを大切に想っているとは言えません。

 

胸のことさえ我慢すれば、友だちでいられる

胸さえ今より大きくなれば、彼に気に入られる

この図式は同じ匂いを持っていますよね。

 

胸があろうとなかろうと、あなたを大切に想い、愛しく想う人はいるんです。「胸があれば●●」とか「胸がないから●●」というような条件付きの愛し方しか出来ないような人は、こちらから願い下げだし、例え親しい友人であれ、胸のないことをいじるようなものの言い方をする人とは近づかないことです。

 

もっと自分を大切にしましょう。

どう対応したら納得できる?

こういう場合、彼が納得できるかどうかということに視点を置かないことです。あなたが「どうだったら納得できるか」が肝心なのです。

 

思春期は友人に、大人になってからは恋人に、胸のないことをあれこれ言われ続けて、「胸のない自分はダメなんだ」というふうに思ってしまっていませんか。

 

どこかで言いたかった言葉を飲み込んでしまうと、その言葉は身体の中でくすぶって、自分のことをどんどん自分で否定するようになってしまいます。

 

胸だけじゃありませんよ。

 

  • 太っているから私はダメだ
  • 目が一重で小さいから私はダメだ
  • 背が小さいから私はダメだ
  • シミがあるから私はダメだ

その他にも、「●●だから私はダメだ」と思ってしまう要素はたくさんあるでしょう。でも、「●●だから私はダメだ」ではないんです。「●●を理由に、ダメになっていく私」がダメなんです。

 

思春期の頃の友だちに胸のことを「まな板だよね」と言われた時、自分を恥ずかしく感じたのだとしたら、それは「自分はダメだ」に矛先が向いているのかもしれません。

 

ただ現実にはこの場合、人の身体のことをあれこれ言ってくる友だちこそが「心が貧しい人」です。あなたは何も悪くない。胸がなくたってあなたの価値には何の影響もないのですから。

 

事実を言われて悔しい!何か言い返したい!と思うかもしれないけれど、そんな人って正直なところ、言い返す価値もない相手。スッと離れるのが吉です。

 

で、恋人の場合ですが、こういう「してほしくないことをやり続ける」「言ってほしくないことを言い続ける」という人って、この先に明るい未来を感じるでしょうか。

 

いつもどこかビクビクしたり、ちょっとしたことでイヤな気分になるのではないでしょうか。仮に結婚したとしても、更に傷つけるような言葉を吐いてくるのではないでしょうか。

 

胸のあるなしで人のことを判断するような人ともまた、スッと離れるのが吉です。

 

くれぐれも「どう対応したら納得できる?」の対象は、彼ではなく「あなた」です。あなたが納得できる付き合い方をするべきだし、あなたが心から安心できる相手を精いっぱい愛することこそ、望んでいる恋愛のかたちなのではないかしら。

それは愛ではないと気づいて

いじること、からかうこと、それで楽しいのは言ってる本人だけです。要するに「自分の満足」のために、相手を貶めたり、陥れたりするんです。

 

あなたは彼の満足のために存在しているのではありませんよね。

 

しかも、このままだと、ありのままの自分をどんどん好きじゃなくなってしまうかもしれません。胸のない自分を、自分が受け容れることが出来なくなり、豊胸手術を受けてしまうかもしれません。

 

豊胸手術が悪いわけではないけれど、そうやって彼好みに自分を変えることでしか、彼の心を掴むことができないと思っているところがマズイのです。

 

自分のために豊胸手術を受けるのなら自分が喜びます。

彼のために豊胸手術を受けたら喜ぶのは彼です。あなたは心の中で泣いていて、喜びとは真逆のフチにいるのです。

 

別れることを推奨するわけではないけれど、彼の女性への考え方の基本に「胸のあるなし」があるのであれば、あなたがどんなに愛情深くて性格が良くても、その彼にはもったいないだけのこと。あなたらしさを丸ごと受けとめられない相手が、あなたの人生のパートナーとはとても思えないのです。

 

胸がなくてもあなたを愛する人はいます、と言いたいのではありません。

 

胸のあるなし関係なく「あなたという存在」を愛おしく想う人がいるはずです、と言いたいのです。

stand.fm音声配信|私のコンプレックスを刺激する彼

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

私のコンプレックスを刺激する彼

コンプレックスは誰にでもあります。それとうまく付き合っていくことで人は成長していきますが、自分で自分にバツをつけてしまうと苦しくなってしまいますよね。もし、あなたがそんな状態にいらっしゃったなら、一度お話をお聞かせくださいね。


自信ない・・・だけど一歩進みたいな、と思ったら

 

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