旦那と一緒にいることが苦痛でツラいあなたへ
テレワークや在宅勤務など、旦那さんが家にいることが多いご夫婦。ちょっとひと休みを入れる時間帯が旦那さんと重なったりすると、重苦しい空気が漂って「この人がいると気が休まらない」って思ってしまう。
もくじ
旦那と一緒にいることが苦痛でツラいあなたへ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、前はこんなじゃなかったのにな、というあなたへメッセージです。
実はこのご相談、ご夫婦仲がそんなに悪いわけでもない場合でも、つまり、モメゴトなどが起こっていないご夫婦でも、妻側でそんなふうに感じていることってあったりするんです。
苦痛でツラいというところもまで行かなくても、こんな感じですね。
- 旦那がいると落ち着かない
- 旦那がいると寛げない
- 旦那がいると動き回ってしまう
- 旦那のご機嫌を気にしてしまう
などなど。
今日お伝えする「旦那と一緒にいることが苦痛でツラい」というのは、この段階を経た一段上にいるような感じでしょうか。ですので、その手前の感覚をお持ちであれば予備軍になっている可能性があります。
旦那がいてもいなくてもどちらでも変わらない自分であれば、こんな気持ちにはならないのですが・・・ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
リビングに夫が来ると去る妻
ご相談者さまの中には、旦那さんの姿が見えただけで自分らしさをサッと閉じ込めてしまわれる方もいらっしゃいます。
例えば、妻がテーブルでお茶を淹れ、ひといきついているところへ旦那さんがやってくるような場合、まだお茶が残っていてもスッと席を立ち、テーブルの上を片付けてしまうような。
本人は「ふたりでいるのにひとつのテーブルに広がる無言タイムが居心地悪い」と日頃感じていて、それを回避するために席を立つのですが、さて、やってきた旦那さんはどう感じるでしょうか。
「俺を避けている?」と感じるでしょうか。
「俺もお茶を飲みたかったのにな」と感じているでしょうか。
これ、実際のところは旦那さんにしかわからないことです。
でも、日頃居心地の悪さを感じている妻の頭はと言えば・・・
- 何か指摘されるかもしれない
- またグチグチ言われるかもしれない
- 何サボってるんだと思われるかもしれない
などの妄想が広がってしまったりするようなんです。
ご相談者さまのお話をお伺いしていると、妻たちは自分の経験値からこうも感じているようなんです。
- 旦那と話しても面白くない
- 旦那の話はつまらない
- 旦那といても楽しくない
だからサッと席を立って、その場を離れるのだ、と。
どうでしょう。こういうこと、あなたにはありますか?
一緒にいて苦痛な理由
さて、一緒にいることが苦痛でツラいとなってしまった妻の心の奥を紐解いてみますと、どんな想いが出てくるかというと・・・
先程少しお伝えしたこういった想い。
- 何か指摘されるかもしれない
- またグチグチ言われるかもしれない
- 何サボってるんだと思われるかもしれない
これらが心の根っこに不快に刻まれていて、その気持ちが呼び起されて「苦痛」「ツラい」という確固たる旦那さんへの想いにゆがみが出ているのですね。
あの、もともと夫婦というものは、同じ空間に暮らす人間同士なので、誰かと暮らすということは、双方向のコミュニケーションは必須です。
そしてこの「双方向のコミュニケーション」というものは、自分の気持ちを伝えるというものと、相手の気持ちを受け取るというふたつが揃って成り立つものなのですよね。
そしてここポイントになるかなと思うのですが「自分の気持ちを伝える」ということに、意外と手抜きをしていらっしゃる方が多いように感じるんです。
自分の気持ちを伝えるというコミュニケーションは、その時の感情や感覚を添えてこそ、相手の心に響き、受け容れてもらえるものだと私は感じているんですね。
それは喜びや幸福感などの満たされた感情だけではなくて、悲しみや怒り、それから恐れなどの一見ネガティブとも思えるような感情・感覚も、相手が受け取れるように伝えてこそだと思うんですよ。
ところがこの「悲しみ」「怒り」「恐れ」という感情・感覚を伝えるときって、悲しみなのに表情が「怒り」だったり、怒っているのに表情が「悲しみ」だったり、人によっては悲しみの気持ちでいるのに「笑っている」ことさえあるのです。
これでは「真意」は伝わりませんよね。
夫婦仲でこじらせ状態を続けてきてしまった人は、妻だけに限らず旦那さんもまた、感情表現が気持ちと合致していないケースがよくあります。
ただこれって、片方がそんなアンバランスなコミュニケートを抜け出せれば、相手もまた素直なコミュニケートができるようになるので、「こんな状況から抜け出したいな」と意を決してトライすれば、望んでいた双方向コミュニケーションになっていくことが可能なんです。
一緒にいても苦痛にならない方法
それはまさに、双方向のコミュニケーションがスムーズに流れていくこと。
そもそも、結婚してひとつ屋根の下に住んでいるのにも関わらず、どちらかまたは両方が慢性的に我慢していたり、言いたいことも言えずにいるようでは、居心地が悪くて当然なんです。
家庭の中でこんな想いをしていませんか
- 家に旦那がいると寛げない
- 旦那の顔色が気になって自由に振舞えない
- 旦那に何を言われるかビクビクしている
もしそうなら、旦那さんに過剰に警戒しているようにも見えます。そしてそういう方の場合、その他の人間関係でも似たような不具合を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
自分の気持ちを感情・感覚を添えて丁寧に伝えるということがすんなり出来る人であれば、もう今日からでも夫婦の双方向のコミュニケーションを再構築できるのですが、「寛げない」「自由に振舞えない」「人目が気になる」などの傾向が、日常的に起きているようならちょっと根が深い思い込みを抱えている可能性大です。
これは旦那さんのせいではなくて、もっとずっとあなたが小さい頃に心に取り込んでしまった思い込みなので、頭で頑張ろうとしても、心が言うことを聞いてくれないかもしれません。
努力しているのに、やっぱりうまく行かない・・・というご相談者さまの9割以上が、この思い込みを幼少期に取り込んでしまわれていました。小さい頃に根付いた思い込みって、小さい子どもの思考回路で決断した思い込みだから、大人になった今考えると、絶対そんなふうには思えないことでも、あっさりそう考えてそう行動し続けてしまうんですよね。
例えば、部屋でゴロゴロしていたときに「ダラダラするんじゃありません」と言われたり、そもそも両親の仲があまりよくなくて、家で寛げる空間を持てない幼少期を過ごしていたり、そんなことで?と思えるようなことでも、大人になってからも寛げない人間として過ごしてしまうなんてこと、あるんです。
ひとりひとりその思い込みを取り入れた場面は異なりますが、私のセッションでは、じっくりとご相談者さまの心に寄り添ってほぐして、ご自身に許しと許可を与えてあげることで、旦那さんがいようといまいと自分らしく過ごしていくことができるようになるものです。
以前、旦那さんと一緒にいることが苦痛でツラいと仰っていたご相談者さまも、3か月のセッションを終える頃には「なんであんなにイヤだったんでしょう」と笑って仰るほどなんですよ。
stand.fm音声配信|旦那と一緒にいることが苦痛でツラいあなたへ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
旦那と一緒にいることが苦痛でツラいあなたへ
夫婦仲が重苦しくてツラい・・・でも離婚したくないな・・・というあなたはご相談ください。