やっぱり無理!人にどう思われているか気になってしまう
人目が気になりすぎて自分を出せないし、自分を出すとドン引きされるような気がしてしまって。他人の目線、気にしない方がいいってことは重々承知。だけど・・・
もくじ
やっぱり無理!人にどう思われているか気になってしまう
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、他人の目が気になって身動き取れないよ、というあなたへメッセージです。
- 人の目が気になる
- 本当はイヤなのに「いや」と言えない
- いい顔をしてあとで後悔する
などの経験はありますか?
「本当は自分はこう思っている」
「本当はこうしたい」
「本当は・・・」
「本音は・・・」
と、自分の「本当」をつい隠してしまっていませんか?
誰のために、なんのために、そうしているのかと言えば、それは「相手のため」というよりもやっぱり「自分のため」なんですよね。そう、「自分が傷つかないため」なんです。
それなのになぜ、心はスッキリしてくれないのでしょう。自分を押し殺して人のためにしていることのはずが、どうしてこんなに虚しくなるのでしょう。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
じゃあ聞くけどどう思われたいの?
人にどう思われているか気になる人にとって、果たしてどう思われるのがベストなのでしょうか。どう思われていれば満足で、どう思われていたら安心なのでしょうか。
って・・・
ここまで書いておいてナンですが。
「人がどう思うか」ということ自体、自分がコントロールできるものだと思ってしまっているところに、まず悲劇の種があるっていうことに気づくことが大事なんです。
そう、そもそも「人がどう思うか」は「その人の大切な想い」であることがあってこそ。そこに、自分が「相手からどう思ってもらいたいか」というのは、願いがあったとしてもその通りにはならないものです。
これってすごく残酷に感じるかもしれませんが「あなたのため」「あなたを想って」と行動することでさえ、相手からすれば「迷惑」や「不要」と思われてしまうことも多々あるからなんです。
もしかしたらあなたも経験があるかもしれませんね。
どう思われたいか?と言えば例えばこんな感じではないでしょうか。
- 感じが良い人だと思われたい
- やさしい人だと思われたい
- 素敵な人だと思われたい
- カッコいい人だと思われたい
- 可愛いと思われたい
- 気が利く人だと思われたい
- 楽しい人だと思われたい
などなど、人によってその望みは無限大なんじゃないかなって思うんです。しかも、全ての人に同じように思ってもらいたいかと言えばそうではなくて、職場では「出来る人だと思われたい」けど、彼氏には「可愛い人だと思われたい」だったり、友だちからは「おもしろい人だと思われたい」など、場面や相手によって変化するものだったりします。
もし、人と接することでどっと疲れが出てしまうようだとしたら、それこそがそれぞれの人に対して「こう思われたい」という想いがあるがゆえのことかもしれません。
人がどう思おうとあなたはあなた
人にどう思われるかを考え過ぎて、自分らしさが閉じ込められるだけでなく、人と会うことで疲れやすい人の殆どが、自分に自信がありません。というか、自分に自信がないことをものすごく気にしています。
まるで、自信がないことがいけないことかのように。
自分に自信がないということは、可能性が計り知れないということでもあります。その可能性を「自信がないからダメ」と、芽を摘んでしまっているのは紛れもなくあなた自身。
むしろ、あなた自身に自信がないことこそが、心に生まれて溢れ出すさまざまな夢や希望を、あなただけが持つ自然体の心で進めて行くために必要な「可能性の泉」であることに、もっと喜びと愛を持って受け容れてほしいのです。
そうは言っても、長年そうやって人目を気にして生きてきた人にとっては、それはあまりにもハードルが高すぎることなのかもしれません。
ただ、このままいけば常に人の目を気にして、変えることのできない「相手の思考を変えたい」という想いに囚われ、ジレンマを感じて生きて行く道を辿っていくことになってしまいます。
自分の人生のはずなのに、まるで人に支配されているような生き方・・・そんなのイヤだ。
そう思われたとしたら、それは滅多にないチャンスです。
人にどう思われるか気になる人って、何歳になってもその生き方を変えることができません。親になっても孫が出来ても、白髪が生えても腰が曲がっても、人目が気になったまま老いていきます。
それこそ、そんなのイヤだ・・・ですよね。
一度しかない人生を、なんで人の目を気にして生きないといけないの?私の人生、もっと堂々と私らしく生きていきたい。この私として生まれてきて良かった!って思う人生を歩きたい。
そんな自分のエネルギーに気づかれたのなら、本当にチャンスなんです。
そしてそれは思っているよりずっと簡単なこと。
ざっくり言えば、そう思ってしまった受けとめ方の根源を、くるっとシフトチェンジすることで、突破口がつかめるかもしれないのです。
なんて思われてもいいってなれる?
今、人の目を気にして毎日をビクビクしながら過ごしている人にとって「あなたは今後、誰になんと思われてもいい」って思えるかと問えば、「絶対無理」という答えが返ってくることでしょう。
今の自分とあまりにも違い過ぎる「誰になんと思われてもいい」という生き方は、まるで自分じゃないようで。
だけど、それこそが自分が選んでしまった考え方で、自分で決めてしまった生き方で、それによって今自分が苦しんでいるという事実。
これを覆すためには、自分が選んでしまった考え方を選び直すこと、自分で決めてしまった生き方を決め直すことでしか、現状を打開していくことはできません。
じゃあ一体、そのタイミングはいつだったのでしょう。自分が選んでしまったその考え方はいつ身に着けてしまったのでしょう。
「正直、ここまで変われると思いませんでした。私はこんなに要らない考え方に支配されていたんですね」と、3か月自分自身と向き合ったご相談者さまが仰っていましたが、彼女はたくさんの書籍を読み、自分なりに実践して過ごしていました。
インナーチャイルドを癒すことが大事だと知れば、自分自身をなだめたり語り掛けたりしていたそうです。それでもいっこうに改善されず、睡眠障害や体調不良にまで不調があらわれてしまい、私のところにやってきました。
- 人と親しくなろうとしても壁をつくってしまう
- 緊張してうまく言いたいことが言えない
- 沈黙が怖い
- 少し親しくなると一気になだれ込んで引かれてしまう
ご主人とも会話がなく、冷たい家庭の空気に、ふとした瞬間涙がこぼれて、まるで心が凍り付いているようでした。
その彼女が「正直、ここまで変われると思いませんでした」と仰っていたのです。初めて画面越しにお話をしたときは、眉間のシワが深く、表情も凝り固まっていた彼女が、徐々に笑顔を取り戻し、柔らかい雰囲気を纏う頃、家庭での変化が起き始めました。
心の中にあるものをすべて吐き出すことって、実は皆さんあんまり日常でされることってないと思うんですね。彼女もまた同様で、彼女自身「悲しみでいっぱいの人生」だと思っていたのですが、ところが本当のところ「怒りでいっぱい」だったんです。
「これはひとりでは気づけませんでした」と、「あのままだったら今も変わらず、鬱屈した気持ちで過ごしていたと思います」と、3か月後に仰っていたのが昨日のことのようです。
頑なに心を閉ざし、自分は頑固で意地っ張りだと仰っていた心の裏側には、しっかりと素直で穏やかな彼女の本音が隠れていました。それをオモテに出すことができたからこそ、家庭も明るく灯がともるように変化していったのでしょう。
「人にどう思われるか、あんなに気にしていたのがウソのようで、もう思い出せません」
そう笑った笑顔に眉間のシワが目尻のシワで隠されていたこと、私までじんわりしながらお話をお伺いしていました。
stand.fm音声配信|やっぱり無理!人にどう思われているか気になってしまう
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
やっぱり無理!人にどう思われているか気になってしまう
人目が気になるという気持ちがあると、いろんな制限を自分にかけてしまい、本来の自分らしさが封印されるだけでなく、ウソの自分で生きて行くことになってしまいます。本当の自分を迎えに行きたい!というあなたは一度お話をお聞かせくださいね。