恋に疲れた心を元気にする方法
やっと別れることができた腐れ縁の恋人。あんなに大好きだったのに振られてしまった彼。恋に疲れてしまう理由はさまざまあります。疲れたあなたが「早く元気になりたいな」って、そう思うのは無理もありません。
恋に疲れた心を元気にする方法
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、失恋・未練・ふった・フラれた、心がズタボロで癒えないでいるあなたへメッセージです。
別れの理由はさまざまあるけれど、恋が終わると心がくたびれてしまうのです。
張りつめていた風船が、一気にパンっと割れてしまったようで、シュルシュルと音を立ててしぼんだ後は、ぺったり地面に張りついてしまったように動けません。
いや、それ普通ですよ。
恋愛に体力が要るわけじゃないけれど、精神面は結構忙しく動いていたはずです。
それが急にその動きが止まるのです。
喜びを感じたり、嬉しさを伴っていたり、何より幸せな気持ちを乗せて動いていたその動きが、ピタ・・・と止まってしまったことで、日常の暮らしにもちょっと不穏な空気が漂います。
- やる気が出ない
- 何もかも投げやり
- 生きがいを失ったよう
- 疲れちゃった
そうです。そういう気持ちになるのが普通なんです。これはもう「当たり前なんだ」としっかり受け容れましょう。頑張った自分に癒しの時間を与えてあげましょう。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
恋はひとやすみ
恋が終わって・・・それが例えばフラれたにせよ、振ったせよ、ひとつの恋愛が終わりを迎えたのだとしたら、それはもう相当くたびれていると思ってください。
くったくたに疲れている時に、何かしようとしても、そりゃ普段と同じようにはいきません。
普段と同じようにいかない自分を、どうか責めないであげてください。
あなたは疲れているのです。
何も出来ないくらい、もう一歩も動けないほどに、しんどい状態なのです。
風邪を引いて38.5度くらい発熱しているような状態なら、迷わず薬飲んで、布団に入って安静にするでしょう?
それがなぜ、「たかが失恋」と、自分を鼓舞して明るく振舞おうとするのです?
傷ついた心に、ひと休みの時間をつくってあげましょう。
もし、心が見えるのなら、薬を塗ってあげたりするし、なんなら絆創膏も貼ってあげることでしょう。
でも、残念ながら心は見えません。あなたの心なのに、あなたに見えないのです。
だから、お休みの時間をあなたが作ってあげるのです。
自分を構う
失恋をするとなぜ、心にお休みが必要なのかと言えば、失恋は今までそこにあった大きな洋服ダンスが、たった一日もかからずに消えてしまった状態だからです。
中に入っていた洋服たちまで一緒に消えてくれたらこんなに悩まないのに、中の洋服たちだけばらまかれて、タンスだけ消えてしまったのです。
洋服ダンスが彼としたら、中の洋服は彼との想い出たちです。
彼はいないのに想い出たちだけが目の前にばらまかれているのをみて、あなたは途方に暮れています。
でもどうか、それにめげずにその想い出たちに居場所を与えてあげてください。
そしてあなたは、自分を存分に構ってあげてください。
足もとに、洋服ダンスの中の洋服たちがあったら、あなたの心は休まる暇がありません。
もし、洋服ダンスがなくなってしまったら、まずはその洋服たちに新しい居場所を与えてあげますよね。不要な服は処分するかもしれません。
失恋したご相談者さまが、失恋やお別れのセッションをする時、まさにこれを行っています。想い出たちに居場所を与え、彼への想いを丁寧に消化していく時間。
それはいつもより深く、自分を構ってあげる時間でもあります。
疲れた心を癒すには
失恋に限らず、疲れてしまった心を癒すために大切なのは、自分の心が静かになることと自分自身が喜ぶことをする、ということです。
恋愛だけではなくて、仕事だったり人間関係だったり、心がくたびれてしまうことってありますよね。
そういう時って、そのことばかり考えていたら余計に滅入ってしまうものです。そんな時は、自分のしたいことをしたり、自分の好きなことをしたりすると思うのですが、それって「心が静かになる」ということと「心が喜ぶこと」をしています。
失恋や離婚による「心が疲れた状態」というものは、仕事や人間関係のそれよりも、ちょっとだけ深く、ちょっとだけ複雑で、ちょっとだけ生傷なんです。痛みも深くて傷がギザギザのこともあります。
関係性が深かった分、そうなってしまうのは仕方ないですけど、だからこそ丁寧に扱ってあげないと、その疲れはいつまで経っても取れません。
恋に疲れた心を元気にするためには、まず「おやすみの時間」をつくること。そして、根本的に癒してあげること、です。
無理にあれこれ動こうとしたり、頭で切り替えようとするのは逆効果です。
心に溢れている想い出たちに居場所を与えてあげて、心からお別れの儀式をしてあげると、癒しの気持ちが起こって立ち直ることが出来ます。
アラフォー女性のAさんは、振って来ることは絶対にないと思っていた彼から振られて、ベコベコに凹んでいました。彼とやり直したいと思っても、今の二人の関係性のままやり直してもうまく行かないとも思っていました。愛していた彼への気持ちがいつしか執念・執着になり、彼に対して重い態度を取ってしまっていたことにも気づきました。
いずれにせよ、今のままでは先に進めない・・・そう思って私のセッションを受けてくださったのですが、もう二度と恋なんてしないだろうと思っていたAさんは、それから2ヶ月後、好きな人が出来ました。
その人とは恋愛関係にはなりませんでしたが、「人を好きになる気持ち」があったことにAさんはとても喜んでいました。
これはものすごく気持ち的にあることなんですが、傷ついた恋を経験すると「自分の中にはもう恋をする原動力なんてない」って思ってしまうことってあるんですね。
Aさんももれなく「もう恋なんてしないだろう」「人を好きになることなんてないだろう」と思っていたそうなんですが、自分の中に人を愛する心の種があったことに、とっても安心したそうです。
だからその恋が実らなくても「人を好きになる気持ち」があったことの方がとっても嬉しかったそうです。
愛の感度が低くなって、恋愛不感症みたいになってしまうのは本当にツラいですものね。
stand.fm音声配信|恋に疲れた心を元気にする方法
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
恋に疲れた心を元気にする方法
まずはおやすみして心を癒すことが大切ですが、失恋で深く傷ついた・・・というあなたはご相談ください。その傷を癒してあげることって大切です。