婚活:この人を本当に好きになれたらなぁ
婚活をしてお付き合いが始まったからと言って、いきなり「この人大好き!」みたいにはなれません。本当は一気に好きになれたらいいんだけど・・・。
もくじ
婚活:この人を本当に好きになれたらなぁ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、悪い人じゃないんだけど良い人なんだけど、でもね…というあなたへメッセージです。
婚活していると、ものすごく多くの男性と会う機会が増えるかと思います。
今までの人生で出逢った「恋愛対象になりそうな男性の数」を、遥かに超える人数と会うことになる、というのが普通の状態。
なんたって「結婚を視野に入れてお付き合いすることが大前提」の相手なので、どうしたって初対面の時から意識しようとしなくても、意識してしまいます。
ただ、この「意識しようとしても意識してしまう」という事態こそが、あなたの中にある本来自由気ままな恋愛感度を鈍らせてしまっていることに気づいている人が、どれだけいらっしゃるのでしょう。
「この人を本当に好きになれたらなぁ」
なんて思うことなく、気づいたら好きになっていた・・・というのが恋愛なのに、どうして婚活だとぎこちなくなってしまうのでしょう。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
恋心を急がないこと
婚活という名前の通り、結婚をするための活動なので、気持ちの問題をすっ飛ばして「結婚」が目的になっていますが。
- 誰でもいいから結婚したい
- ときめかなくても結婚したい
- 愛情なんて持てなくても結婚したい
という人は別として。
やっぱり「心の結びつき」「愛情あってこそ」の結婚がしたいと思うのなら、結婚を決めるその手前でお互いの気持ちの盛り上がりというか。
「この人しかいない」
「この人がいい」
「この人と会えて良かった」
と思える感覚が持てるのと持てないのとでは、その後に続く実際の結婚生活の醍醐味が、大きく変わってしまうのではないかと思うのです。
婚活をしていると、〇回目でこうなって、〇回目でこうなって、〇回目でこうなる・・・のようなパターン化されたステップを描きやすいと思うんですけど、まずその固定観念を取っ払わない限り、これ、なかなか難しい問題なんじゃないかなって感じるのです。
なぜかと言えば、気持ちがブワッと盛り上がった時に「まだ〇回目だし…」なんて思ってしまったり。
逆に・・・こちらの方が多いかなと思うんですけど、気持ちがなかなか揺れて定まらない時に「もう〇回目なのに・・・」って思ってしまったり。
それでなくても婚活は、相手のことを「リスト化」していて、何かと消去法を使いがちなのに加えて、この固定観念がプラスされると、自分がダメな気持ちがしたり、自分を惨めに感じてしまったり、まぁいいことがないのです。
それならいっそ、自分で自分の気持ちをコントロールできて「この人のこと本気で好きになれたらなぁ」なんて思っちゃったりするかもしれないんだけど、それって恋愛においては逆効果というか、無意味というか、そんなのホンモノじゃないって私は思うんです。
ということは、「恋愛感情を焦らない」ということが肝心になってきます。
相手を知ること
自分を知ってもらうこと
その段階で芽生える感情をないがしろにしないこと。
それがまず、大前提のように思います。
良い人と恋する人はベツモノ
それともうひとつ、「この人を本当に好きになれたら」って思う瞬間なんですけど、こういう気持ちになる相手って得てして「悪い人じゃない」ということです。
悪い人じゃない・・・つまり、「良い人」だから傷つけたくない・・・みたいな、こういう人を傷つけたら、自分が悪い人になっちゃう・・・みたいなね、そういう変な罪悪感を持つ人がいたりするんですけど。
別に相手は「あなたが恋愛感情を持たない」からといって、傷つきはしないということです。
だってまだ「恋も始まっていない」状態なんですもの。
そりゃ相手も婚活中だから、もしあなたがお断りをすれば「またダメだった・・・がっくし」となるとは思います。あなたがそうなるようにね。
だけど、相手を傷つけるからと言って、本気で好きでもないのに付き合いを重ねるということは、相手にとっては大迷惑なことなんです。
だって、そのお相手を心から愛する人と出逢うチャンスを、あなたが引き止めることによって後ろ倒しにしてしまっているのだもの。
なので、気持ちがないならさっさとケリをつける、というのはある意味とっても相手に対して思いやりのある行動なんじゃないかと思うんです。
もちろん、自分にとっても「本命に出逢う」という大目標にさっさか一歩進めるという、メリットしかないわけで。
こういうの「勇気要る!」とか「うまく断る自信ない!」とかいう人いますけど、相手への礼儀のためにも「気持ちがない」とわかったら、「好きになれたらなぁ」なんて失礼なことを考えてしまったら、もうその出逢いは閉じましょう。
だって、時間を割愛したくて婚活しているわけでしょう?
無駄なことに悩んでいるヒマはないはずですよね。
これは恋じゃない判断
好きになろうとしている時
好きだったらなと思っている時
これは恋ではない、と思ってください。
いや、そういうことを考えずに、相手のことが知りたいとか、相手を知ることが楽しいということであれば、それは会う回数を重ねることに意味があると思います。
でも、無理に気持ちを奮い立たせるようなことをするくらいなら、それは「恋」の始まりにすらなりません。
もっと純粋に自分の気持ちを大切にしましょう。
とかく、こういうことを考えがちな人は、感覚よりも思考でガチゴチに凝り固まってしまっている状態。
なんですが、こういうことを考えがちな人の傾向としては、恋愛経験が少ないというよりは、小さい頃からの完璧主義や、自分は愛されているという感覚が持てずに成長してきてしまった人、頑張ることでしか自分を受け容れられない人に多い傾向でもあります。
恋愛経験が少ないというよりは、と言いましたが、恋愛経験があるものの「うまくいかない場合」が多く、人との距離感をつかむのが苦手で、離れ過ぎたり密着し過ぎたりで苦労しています。
心の軌道修正セッションで、婚活迷子を卒業できたAさん(30代)は、何かと人と比較して自分で自分を苦しめていました。
誰と出逢っても、気持ちはピクリとも動かず、とりあえず声をかけてくれた男性と一定期間お付き合いを重ね、「これは違うな」と思っても別れを切り出せずにいました。そうしてずるずると時間ばかり過ぎていたある日、ご相談にいらっしゃったのですが、気持ちを整えることが出来てからは、婚活を一切辞めました。
以前は、一緒に婚活を頑張っていた友だちがうまくいきそうになっても、一緒に喜んであげられず、そんな自分に嫌気を感じているほどだったのですが、Aさんは婚活を辞めたことで視野が一気に広がり、自分の感覚を大切に日常を過ごしていたところ、本命の相手とめぐり逢ったのです。
あんなにがむしゃらに婚活していた頃は、心の感性が閉じるような鈍感になった気持ちにイライラしていたのに、素直な自分をまるっと受け容れられるようになってからは、ごく自然に出逢えたのです。
もしあなたが「この人を本当に好きになれたらなぁ」なんて今、相手を目の前にして思うのなら、どうか手放しましょう。その恋はホンモノではありません。
stand.fm音声配信|婚活:この人を本当に好きになれたらなぁ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
婚活:この人を本当に好きになれたらなぁ
婚活に頓挫している、どうも心の感度が鈍っていて「もしかしたら恋愛不感症かも?」というあなたは一度お話をお聞かせください。