変わらなきゃと思いつつ相手を変えようとしている人

パートナーとの関係がうまくいかない不満が募る毎日。そうだ、私が変われば相手も変わるんだ！と頭でわかったつもりが・・・

1 変わらなきゃと思いつつ相手を変えようとしている人

変わらなきゃと思いつつ相手を変えようとしている人

正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ、自分を変えようとしているはずが、気づけば相手を変えようとしてしまっているあなたへメッセージです。

自己啓発本を読んだり、心理学を学んだりすると「他人を変えることはできない」というフレーズに出逢うこと、多いと思います。

そして「そっかそっか」となり、「じゃあ私が変わるしかないのね」となり、変わろうとするものの・・・

自分のことを変えることもできず・・・ただそれだけでなく、気づけば結局相手を変えようとしている自分がいたりして。

この段階になると「自分が変わって行っている」という認識があるので、まさか自分の行動が「相手を変えようとしている」ということには、なかなか気づけません。

ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

わかりました、私変わります

と、簡単に言わないでください。こういうふうに気軽に宣言してしまう人って「変わる」という意味を誤解しているかもしれません。

人は変わりたくない生きものなんです。

人が何かを習慣に出来るまで、どのくらいの時間がかかるか聞いたことがあるかもしれませんが、およそ3週間です。それでも、変わりたくない人間は元に戻ろうとしますから、習慣を定着させるのってホントはものすごく大変なんです。

それもこれも、潜在意識がいつでもあなたの味方だからなんですが、危機感を抱くんですよね。

あ、今までと違うこと始めてる

このままじゃ危険

元に戻さなきゃ

っていうのは、潜在意識の声です。

なぜなら、変わりたいということを「意を決して行う」という場合、楽しんでもいないし、結構無理くり矯正しようとしがちです。

そういう「本当はそうしたくないのにそうしようとしていること」というのは、潜在意識は敏感に察知します。心の底では「変わりたくない」というものがあれば、変わらないという現実がやって来るし、変わろうとすればするほど、変われないという状況に陥ります。

なにしろ、急激に変化を起こそうとすれば、潜在意識が「ん？」と察知し、「ほんまはちゃうやろ」ということで、変われないどころか別なカタチで叶えようとします。

それが「自分は変わらず相手を変えようとする」ということです。結局のところ、人は自分が変わりたくないということなんです。

自分が変わるって勇気要ります？

変わるっていうと潜在意識の抵抗が起きるって言いました。じゃあ自分が変わるってよっぽど勇気が要るの？って思うかもしれませんが、勇気というより「自然さ」が大切になってきます。

どうしても、無理のある変化だと、潜在意識を味方につけることができません。でも、無理のない変化なら自然と変わっていきます。

例えばダイエット。

無理のあるダイエットが長続きしないのは、詳しく説明するまでもありませんよね。食べなければ痩せますが、それをずっとやり続けたら命に危険が及びます。だからある時、我慢していたぶんを取り戻すかのように爆食してしまい、リバウンドする。

そう、命に関わること、あなたに危険が及ぶことに、潜在意識は協力的です。つまり、あなたへの愛です。

だから、あなたが自分を変えたいと思っていても、それがあなたにとって「不幸になる可能性」があれば、全力で阻止してきます。それをやり続けたら「自分が死ぬで」って。

自分が死ぬというのは「自分らしさがなくなるよ」ということです。

だから、極端に変貌を遂げるのではなく、じわじわと傍から気づかれないほどのスピードで変化するのがベスト。花が咲くときも、一気にバッと開くのではなくて、つぼみが徐々に開いてきますよね。見ている者は「あら、こんなところに花が」というくらいの気づきですが、花は種から芽を出し、茎をのばし、つぼみをつけてという段階を踏んでいます。

変わりたいと思うとき、一足飛びは厳禁です。

でも、一足飛びに変われるチャンスもあるんです。