彼の声にいつもビクビク
言いなりになりたいわけじゃないのに、彼の言動に一喜一憂したり、彼の一言に深く傷ついたり、気づけば彼の言葉にビクついている自分がいる。次は何を言われるんだろう?今度は大丈夫かな・・・
もくじ
彼の声にいつもビクビク
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、彼の反応にココロが過敏になってしまっているあなたへメッセージです。
そう、心がとっても敏感なあなただから、彼の「声」に反応してしまうことってあるんです。それが例え、あなたへの褒め言葉だったり、愛の想いだったりしても。
言葉そのものの重みより、声のトーンや大きさにあなたの心がビクビクしてしまいます。もちろん、言葉そのものにもちょっと敏感で、良い言葉を悪い言葉に変換してしまったり、ある言葉に囚われて重要な意味を取りこぼしてしまったり。
すると、どうなるかというと、あなた自身は閉じたハートの中でモヤモヤしますし、相手も伝わらない気持ちにイライラし始めます。その結果、最初に望んだ通りの「ビクビクした状態」が訪れて・・・
ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
彼の一言にビクついてしまうワケ
「他人の声」に敏感で、その中でも特に「男性」の「強い声」に反応しやすい人がいるとしたら、それはその人自身の「父親」との関係性が影響していることがあります。また、その人自身というより、その人のお母さんとお父さんの関係性であることもあるでしょう。
のりぴ塾クライアントさんにも、これは多く見られることなんです。
- お母さんがお父さんにいつも怒られていた。
- お父さんが怒鳴ってお母さんが泣いていた。
- 寛いだり、ダラダラしているとお父さんに叱られた。
- お父さんがお酒に酔うと、大きな声で私たち子どもにしつこく構ってきた。
自分自身に対しての「お父さんの大きな声」であること、そして、それを傍観というかたちで、家族の誰かに対して、大きな声をお父さんが発している様子を恐れおののきながら見ていること。
それらは小さな幼いあなたの心に刷り込まれていきます。怖さとともに、不安とともに、哀しみとともに。
そして、忘れてならない感情、怒りとともに。
小さな幼いあなたには、お父さんの大きな声を止めることができませんでした。やり込められているお母さんのことも、弱すぎて守れなかった。小さな幼いあなたの心には、男の人の大きな声や女性を虐げるような言葉は、傷つくには充分すぎるナイフのようでした。
ビクビクしたお付き合いがもたらすもの
そういう過程を経て、オトナになったあなたが恋をするとき。
「お父さんのように怒鳴り散らかす男性は嫌だ」という想いで、周囲を無意識にみています。でも、無意識は肯定否定がわかりません。
なので「怒鳴り散らかす男性」が、必然的に気持ちに留まりやすいのです。
いえ、もちろん、怒鳴り散らかす男性に自ら突っ込んでいくことはしません。ただ、「ちょっと優しくされる」ということにめっぽう弱いのです。
優しくされること、丁寧に扱ってもらうことを、心の奥で望んでいるということは、自分自身が自分を優しくしてあげていない、自分自身を丁寧に扱っていない人が持ってしまいがちな望みです。
この人は「優しい」と感じたら、多少暴言を吐かれても「本当は優しいんだから」「真の彼は優しい人だから」と、自らをなだめ、現実から目を背けてしまいます。
例え、相手に怒鳴られても、けなされてもこんなふうに感じてしまいます。
「本当はイイ人なんだ」
「至らない私がダメなんだ」
「これは愛している証拠なんだ」
愛情を無条件に注ぐ両親であるはずの、父親から得た想いは、たとえ幼少期に怒鳴り声にビクビクしていたとしても、時折抱き上げてもらったり、頭をなでてもらったりすることで、時に帳消しとなっていることがあります。
「お父さんが厳しく接するのは愛なんだ」「怒鳴るのは私を正しい道に進ませてくれるためなんだ」と、愛情の証としてとらえてきたのです。
だから、彼の声に必要以上に敏感になってしまうのです。なぜなら、両親のように愛を感じる相手だから。これは「彼の愛の証」なんだ。ビクビクすることで、むしろ安心を得ているのです。
ですが、これではあなたは全然自由じゃありません。
彼の声のトーンで、自分を出したり出さなかったり、バロメーターにして図っているだけで、本来の自分が出せないまま、目に見えないストレスにまみれてしまいます。
彼の穏やかな瞬間を待ち望み、荒れた声は波が静まるように待つ。待つたびに本心や本音は心の奥底にしまわれ、本来のあなたが彼の前から失われていく。
本来のあなたが彼に見えていないわけですから、彼が愛しているのもまた本来のあなたではないことに、そろそろ気づいても良いのではないでしょうか。
もうビクつかない私になるために
彼の前で、彼の声にビクビクしない自分になること。本当のあなたとして、感じたいことを感じ、表現したいことを言葉として行動としてあらわしていく。それが、自分の人生を生きていく醍醐味というか、生きる意味なのです。
もしかしたら、職場や友人関係でも、どこか小さくなっていませんか?
こういう状態のあなたが、無理やり変わろうとして明るく振舞ったり、急に言いたいことを言うように頑張っても、疲れてしまいますし、長続きしません。そこには、裏側に「怯え」があるからです。原動力は「今の自分を変える」という、本心がもっともやりたくないことだからです。
自分自身の感覚を取り戻し、根本的に本来の自分に還ることをすると、もう誰の言葉も過剰に取り込むことをしなくなります。
自分のことを、一番丁寧に大事に扱ってあげなければいけない人が誰なのかわかり、実践していくことで、自分の感覚は取り戻すことができます。長い人生、30年40年と、要らぬ思い込みに惑わされて生きてきたあなたにとって、本来の自分自身に還るために必要な時間。
その時間は、思い込んでいた期間と同じだけ必要なのでしょうか。
いいえ。早い人なら1か月。遅くとも半年以内にあなたの心は本当の自分自身を感じられるようになるでしょう。今のまま、ビクビクおどおどしながら生きていくのも人生。清々しい自分で生きていくのも人生です。
のりぴ塾生も最初はビクビクおどおどしていた方がたくさんいらっしゃいます。→ お客さまの声
stand.fm音声配信|彼の声にいつもビクビク
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
彼の声にいつもビクビク
あなたが悪いのではありません。あなたのお父さんが悪いのでもありません。ちょっと思い違いしてしまった瞬間があって、今があります。重荷をおろしてたった一度きりの人生を軽やかに進んでいきたいという方は、お話をお聞かせくださいね。