別れたら本当に幸せになれますか?
もうホント、この人といても生産的な未来は望めないし、別れた方がいいのは重々承知。一緒にいるだけで気が滅入ってくるし、言い合いはしょっちゅうだし、いや、最近は言い合いすることすら面倒で、会話そのものもほぼない・・・。ということはホントにXデーが近いのかな。だけど・・・
もくじ
別れたら本当に幸せになれますか?
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、別れたいけどその先が不安過ぎるあなたへメッセージです。
この人と別れたい。
もう無理。
でも・・・
そう思いながら、別れ橋を渡りかけては戻って来ちゃう女子。渡ってしまえばその先には「自由の街」が広がっているのに、勇気が出せずに戻ってきてしまい「不自由の街」で橋の向こう側を、半ば諦め気味に眺めています。
あの橋を渡れば、きっと幸せになれるはず。
でも、本当かな。
自由って孤独。
今の状況に我慢していたら、とりあえず孤独は感じなくて済む。
そうやって、いい加減別れた方が身のための相手にしがみついてしまい、30代がまもなく終わる。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
別れたら幸せになれるに決まってるじゃない
だって幸せになるために別れるのだもの。
って、これだけだとここで話が終わってしまいますね(笑)。
今、別れずにいることで幸せになれていないのだとしたら、その別れずにいることが幸せになることを邪魔していることに、もう気づいているはずなんです。心はね。
ただ。
別れてしまったあとのことって、未知のことですよね。未知のことだから、当然予測不能の「わからないこと」なわけです。
わからないことってどうでしょう。
たとえ、恋愛や結婚じゃなくたって、わからないことってわからないというだけで不安じゃないですか?
どうなちゃうんだろう?
ということって、どんなことでも「不安」が付きまといます。
でも待って。
わからないことだとしても、ワクワクすることというものもありますよね。
わからない未来に感じる不安も、わからない未来に感じるワクワクも、同じ人間が感じる感情・想いです。
別れたあとのことは別れてみなければわからない。
そこに不安を感じる人は、将来に喜びが見出せない気がしている人。
将来に喜びが見出せない人ではないですよ。
見出せない「気がしている」人、です。
そこにワクワクを感じる人は、将来に対して、今より楽しみがあるような気がしている人。
将来が楽しみに決まっている人ではないですよ。
楽しみに違いない「という気がしている」人、です。
どっちを感じていたとしても、将来のことは誰にもわかりません。そして、どんな感情になるのかも、現時点では誰にもわからないのです。
ただ、楽しみでしかない人は、日々の中に「楽しみのカケラ」を見つけることがとても上手なんですね。小さいことでも「これが楽しみだ」と感じる何かを察知して生きていきます。
でも、不安を感じる人は、日々の中に「楽しみのカケラ」を見つけることがなかなかできません。なぜなら「不安のカケラ」を見つけることに気持ちが持っていかれているから。
目に付きやすいものが「不安のカケラ」である以上、やっぱり目の前には「不安しかない」という状況が待っていてしまうんです。同じだけ、楽しみのカケラがばらまかれていても。
別れられない唯一の理由
別れたらきっと今より幸せになれる、という確約が持てないから別れられないのではないのです。
どうなるかわからないという不安を感じるくらいなら、今の方がまだマシという想いです。
それは、現状維持という執着。
けして現状維持されているわけではないのに、現状維持されているように錯覚させることで、相手の存在に執着して自分をなだめているのです。
今既に、充分に傷ついているあなたが、別れたとしてこれ以上傷つくことってあるのでしょうか。
今あなたに必要なのは、傷ついてしまった自分を癒す時間。その癒しの時間は、傷つけた張本人と一緒にいても、なかなかつくることができません。
その人を見れば、傷ついたことを思い出すし、その人があなたを癒す存在になることはないし、何かが変わるわけではありません。
そうやって傷ついた心を抱きながら、あやすように自分を包んでいるつもりなのですが、心はどんどんささくれ立って、気持ちはいら立つ一方で。
時間は人生の終着駅に向かって進み続けているのに、気持ちは過去に留まり続けていて、帰ってこない優しさを待ち焦がれながら、帰ってこないこともわかったうえで傷つき続けることしかできない。
まるでそれがあなたの任務かのように、お役目を全うしようとしている。
そんな責任感、捨てちゃいなさい。誰もそんな役目をあなたに課していませんから。
今、目をそらしてもはっきり体感を伴って見えている風景から、まだ何も見えないけれど、あなただけの自由が待つ未来へ、心ごとシフトする勇気を持ってほしいんです。
濁ったまま清らかさを失うのだけはやめてほしい。
その彼に囚われて命でもある時間を無駄に費やさないでほしい。
もっとあなたの人生を、あなたの足で歩いてほしい。
別れられずにいる人が、別れたあとに不安を感じることは当然だけど、別れられずにいる人が、今いる苦痛の場にいることが「私にとって最適な場所」だなんて思わないでほしい。
そして、そこから脱出することができるのは、あなたの意志なくしては叶わないことなのだと気づいてほしいんです。
別れて幸せになれる人、なれない人
このようについ力説してしまうのは、私にも経験があることなのはもちろんですし、のりぴ塾生にもそうやって苦しんで、その辛さから抜け出して本当のHappyに出逢えた人がたくさんいるからなんです。
ただ、別れたら今より幸せになることは確かなのだけど、そうなれない人も中にはいます。
別れて幸せになれる人がいる一方、なれない人もいるんです。
同じような不毛な恋愛を繰り返してしまったり、似たような自分を傷つける人と付き合ったり、なんとなく、パターン化されてしまう望まない恋愛模様を繰り広げてしまったら、それは今より幸せになれるとは言えません。
もし、これを読んでくださっているあなたが、そんな望まない恋愛パターンを繰り返してしまっているとしたら、自分の中にある「拗ねた心」が影響しているのかもしれません。
これ、意外と気づきにくかったりするんですよね。
やってしまいやすい言動としては・・・
- 急速に親密になりやすい
- その親密が独りよがりであることが多い
- 相手の心を試す
- 一気に打ち解けようとする
- 「でいいや」気質
その原因は不安や恐れから来ているものです。不安だから急いで親密になりたがるし、不安だから「もう親しい関係だ」と思い込みたい。そして、不安や恐れがあるから相手を試そうとするし、そういった想いを打ち消すために、一気に打ち解けた関係になろうとする。身も心もすぐに許してしなだれかかってしまいます。
とはいえ、心が全部持ってかれることもまた不安なので、「○○でいいや」という考え方を持ち、「○○がいい!」というふうに自分で選ぶことには自信が持てないし、そもそも自分が選ぶことに不安しかありません。
- 自分が選ぶことはロクでもないこと
- 自分が考えることは価値がない
- 自由に考えたり行動しては良くないことが起きる
単純に自信がないというよりは、自分がやることや考えること、発言したりすることが不安でしょうがないのです。だからいつも確認がほしい。誰かのイチオシが欲しくてたまりません。
別れて先に進みたい人が、その心情を持っていると、そもそも自分で選ぶことが恐れでしかないので、一歩も踏み出せなくなってしまうことがあります。そうなると、別れる前よりも不安が増してしまいますから、幸せに感じられません。
一歩を踏み出すのに自信は要りません。ただ、勇気ひと粒だけで足は前に踏み出せます。そう、心の足をくじいたり、骨折したりしていたのりぴ塾生も、自分の足で進む喜びを感じています。→ お客さまの声
あなたの一歩を邪魔しているものは、ほんの小さな小石かもしれない。でも、その小石の存在に気づけなければ、取り除くこともよけることもできませんよね。そんな気づきの時間がほしいなと思ったら、お話をお聞かせくださいね。
stand.fm音声配信|別れたら本当に幸せになれますか?
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
別れたら本当に幸せになれますか?
なれます。なるために別れるんだもの。現状の方が幸せな人は、別れませんから。