夫も姑も敵にしか感じられない
結婚しているのになぜか孤独。夫は身近に感じることができないし、夫の母・・・つまり義母はきっと私のことなんてダメな嫁だと思っているに違いない。結婚てこんなに心が冷えてしまうものなのかなぁ。
夫も姑も敵にしか感じられない
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、私には家庭に味方なんていないかも・・・というあなたへメッセージです。
お互いを尊重して、唯一無二のあったかい家庭を一緒につくるパートナー。
そんな想いでもちろん結婚されたはず。ところが、なぜか現実では、夫婦の歯車は噛み合わず、言いたいことが伝わらないし、彼の言いたいことも理解できずにいて、どこかいつも我慢し続けてしまう自分がいる。
我慢の種は心の奥で消えるどころか、芽を出し、茎をのばし、やがて破裂するので、結局大ゲンカになってしまう。
思っていた結婚生活と違う日々。旦那に対して心が開けないし、お姑さんにも気を遣ってばかり。どうしてこんなことになってしまうんだろう?となってしまっているあなたへ、本日の愛のトリセツはじめます。
夫と姑は敵ではない
そう、敵ではありません。じゃあ何か?あなたの「家族」です。
家族ってどんなイメージがあるでしょう。これ、育ってきた環境がものすごく影響するのですが、例えご自身の家庭環境が劣悪だったとしても「こういう家族っていいな」という想いがあれば、それがあなた自身の「家族のイメージ」です。
- いつも賑やか
- 何でも言い合える
- なんかほっとする
- 当たり前の居場所
- エネルギーをチャージするところ
- 癒しの場
- 黙っていても通じ合える
- 大の字になれる場所
- 勝手知ったる我が家
- 寛ぎの場
- 空気のように、そこにあるのに特に注目はしないけど、ないと困るところ
こんなふうに感じている人もいれば、次のように感じている人もいます。
- いつも暗くて殺伐としている
- 言いたいことなんてひとつも言えない
- なんか落ち着かない
- 居心地の悪い場所
- エネルギーが奪われるところ
- ネガティブになる場
- どんなに言っても通じない場所
- 縮こまって過ごす場所
- よその家のような我が家
- 緊張する場
- 息苦しくて、酸素が薄い感じがする場所
ね、真逆ですよね。そういう家庭環境に育ってきた人にとっては、理想の家庭像なんてテレビや映画で見る「家族の風景」は、どこか他人ごとのようで、自分ごととしてなんて思いつかないし、考えられないかもしれません。
それでも、夫や姑は敵ではなく「家族」であるという前提は変わりませんから、ここであなたが「家族」にイメージしていることってすごく大切なのです。
特に、後半でお伝えしたような家庭環境に育ってきた人にとっては、「敵視」しても仕方がない状況です。
つらかったですよね。
夫と姑を敵視する理由
先程もお伝えしたように、育ってきた環境=その中で身に着けた「自分の価値観」が大きく影響しています。
言ってしまえば、「夫や姑を敵視していた方があなたにとって都合がいい」ということなんです。
なぜなら、そうやってあなた自身、小さい頃から身を守ってきたから。
小さい身体でも、心は立派に機能しています。
そんな小さい頃のあなたが、小さい頃なりの想いと考え方で見つけた「自分の身を守る策」は、家族を敵視することで自分を保っていたのです。
敵視するとは・・・
この親のようになんか絶対ならない、という想いが強いかもしれません。
では、この親のようにとは、どういうことでしょうか。
例えば、あなたがいてほしいときに居てくれなかったお母さん。
例えば、あなたが話を聞いてほしいときに相手をしてくれず、妹や弟のお世話を優先させていたお母さん。
例えば、良い成績や親が気に入ることをしたときだけ褒めてくれたお母さん。
例えば、よそのお友だちと比較して「〇〇ちゃん(よその子)はスゴイわね。あなたも頑張らないとね。」と、あなたを応援したつもりのお母さん。
なんてことのない言葉の端々に、忙しさの中で当たり前のようにされた行動の数々に、小さな心は傷つき、そして新たな決意をしてきたのです。健気ですよね。
一番安心できるはずの家庭で安心することができなかったあなたは、家庭というものに憧れながらも、どこか信じ切れていないのでしょう。だって、一番信頼できるはずの人の言葉や行動で傷ついてしまったのですもの。
妻が孤軍奮闘する家庭に笑顔なし
それでも頑張り屋さんのあなたは、立派に成長してオトナになって、恋をして結婚をして家庭を持ちました。子どももできて自分の城である「自分の家庭」が生まれました。
でも・・・
私の言うことなんて誰も聴いてくれない
私が頑張らなきゃ誰もやってくれない
私が我慢しなきゃこの家から追い出されてしまう
と、自分の家庭なのにも関わらず、どこか落ち着かなくなってしまう。
のだとしたら・・・
小さい頃の怯えたあなたが、心の奥底でしくしく泣いているのかもしれません。
そう。怖いんですよね。失うことが。
自分が何か言ったり、自分が何かやったりすることで、ちょっとでも否定されたりするとけなされた気になってしまう。言い返せばきっと倍返しされそうで、反論することも出来ず・・・
だって、小さい頃のあなたはひとりで頑張ってお母さんに言い返したりもしたんです。でも、大人のお母さんには叶いません。言い負かされて納得させられてしまったから。
だけどね、今のあなたは「オトナのあなた」なんですよ。だからオトナの自分の考えや感じたことにもっと自信を持っていいんです。
それでもそうできないのだとしたら、小さい頃のあなたをしっかりオトナのあなたが抱きしめてあげてくださいね。
stand.fm音声配信|夫も姑も敵にしか感じられない
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
夫も姑も敵にしか感じられない
自分自身が味方になっていないと、周囲は敵ばかりに感じてしまいます。では、なぜ自分が自分の味方になれないのか?・・・その原因を探り、根本解決していくにはあなたの心の奥にあるいくつかの感情を整えてあげることが大切です。「今までの人生をひっくり返して、これからは自分らしく生きていきたい」と感じたら、一度お話をお聞かせくださいね。