価値観の違い:彼のぜいたく、私のぜいたく
見た目重視の彼、素材重視の私。彼と話していると自分が恥ずかしくなってくる気がして、ものすごくモヤモヤするんです。単なる価値観の違いなのだろうけど、結婚を躊躇してしまうほど。
もくじ
価値観の違い:彼のぜいたく、私のぜいたく
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、自分が贅沢だと思っていたことが、彼にとってはみっともないことで、え?となっているあなたへメッセージです。
お互いの給与や貯金などにそんなに差がないとある30代カップル。いくらそういった面に差がないとしても、だからといって、価値観まで同じかというと、そうとは限りません。
今日お話しするカップル。
彼はとにかく新しくてカッコイイものが好きで、見映えや見た目を重視する派。
彼女はというと、モノは大切に使いたい。値段が高くてもメンテナンスしながら長く使いたい。素材・価値重視派。
まぁこういった価値観は、お互いがそう思っているのは自由ですよね。
今回、ここで厄介になるのは、一方が一方を蔑むことなんです。そして、その蔑みによって、もう一方がイヤな気持ちになること。
そう、価値観の押し付けですね。
これが始まってしまうと、言われてしまう片方は不安になります。ふたりの未来を描けなくなるのです。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
新しいものと価値のあるもの
このカップルの場合で言うと、彼が「ブランドや流行志向」とも言えるかもしれません。ただ、ブランドや流行って、流行りすたれがあるので、使い捨てになってしまうこともありますよね。
彼女はモノを大事にするタイプで、買うまでも時間がかかるぶん、買ってからも長く使えるよう修理や修繕も大切に行いたいのです。
ただ、結婚の話が出るようになって、価値観の違いに彼女は自分に惨めさを感じてしまうようになります。
彼の価値観は、
- ハイブランドを身につけたい
- 季節のたびに服などの入れ替えをしたい
- 家具やインテリアは飽きたら買い替える
- 外観やデザイン重視の家に住みたい
彼女の価値観は、
- ブランドに拘らず無名でもOK
- とにかく長く使えるものがいい
- 質の良いものを長く使い続けたい
- メンテナンスしやすい家に住みたい
真逆のようですが、問題になるのは彼が彼女の価値観を「否定」するような意見を言ってくること、です。彼に指摘されると「否定」された気持ちになって、新しもの好きの彼にとって、長く使いたい自分がケチで貧乏な人に見えるようで惨めに思えてきてしまうのだそうです。
お互いの何を大切にできるかがカギ
お互いの価値観って、結構違ったりもします。
だから、違うこと自体、不思議でもなんでもなく、よくあることなんですね。
で、問題になるのは、もう片方がもう片方を否定したり蔑んだりすることもひとつありますけど、自分以外の人に否定されたり蔑まれたりしたときに、自分で自分に迷ってしまうことなんです。
たとえ、彼が自分の価値観を否定したり蔑んだりしたとしても、あなた自身は誇り高く自分の価値観を大事にできること。
それが出来れば、この彼女のように悩んだり悲しい気持ちになったりすることもないのでしょうが、じゃあその気持ちはなぜ起きてしまうのかということなんですよね。
この二人の場合、結婚生活に肝心な住居やインテリアについて、真っ向反対意見なので、お互いが歩み寄る必要もあるでしょう。でも、だからといって彼の意見に全部従うこともないし、自分の価値観を引っ込めて惨めさを味わうこともないと思うんですよ。
大事にしているものがそれぞれにある、ということをお互いが認めることがないと、結婚生活そのものがうまく回っていきませんから。
ここは私が譲れないところ、というのは誰しもあるでしょう。でも、ここは私も譲れるところ、というのも誰しもあるはずなのです。
夫婦はそこを見つけていくところからスタートしてください。ここ、手抜きしてはいけないところです。
受けとめ合えない
こうして一方が一方に引きずられる形で結婚生活がスタートしてしまうと、お互いにツラくなり、やがて結婚したことを後悔してしまうでしょう。
価値観は違うもの。
そして、違っていても一旦受けとめること。
夫婦に必要なことです。
受けとめるというのは、受け容れるということとは少し違っていて、「あなたはそうなんだね」と認めることです。ただ、「受けとめる」というのは、「受け容れる」とは異なるので、その通りにする必要はありません。
「あなたはそうなんだね」
「それを大切にしてるんだね」
そして
「私はこうなんだよ」
「私はこれを大切にしてるんだ」
ということなんです。
大抵、この段階をすっとばしてしまうんですよ。そして揉める。
「私はこうなんだよ」
「私はこれを大切にしてるんだ」
こればかりを貫いてしまうから、もう一方は悲しくなるし、腹立たしくもなるのです。
それでも、受けとめ合うことすら出来ないのなら、それは結婚という選択肢は少々きついかもしれませんね。
お互いのそれぞれの価値観をどうしても貫きたい
ということであれば、受けとめ合うことができませんから、結婚相手として選ばないという選択も視野に入れないとならないかもしれません。
だって、そんな結婚をスタートしても、不満は拭えないと思うんですよね。結婚って、一方が一方につられてするものではないのだから。
そして、彼に何を言われても、自分を惨めに感じる必要はまったくありません。自分の価値観を誰かの一言で簡単に捨ててしまうことのないように。
最後にひとつだけ。
あなたが大事にしているものを大切にしてくれる人が、あなたのことを心から愛する人です。
stand.fm音声配信|価値観の違い:彼のぜいたく、私のぜいたく
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
価値観の違い:彼のぜいたく、私のぜいたく
結婚に迷いが出てきてしまった。それは彼と私の価値観の違い・・・というあなたは、一度お話をお聞かせください。