こんな夫婦じゃ幸せになれない
結婚生活が楽しくない。ふたりでいても寂しくてしょうがない。お互いの気持ちを汲み合えない。私たち、結婚して何年も経つけど、このままじゃ絶対幸せな夫婦になんてなりそうにない。
もくじ
こんな夫婦じゃ幸せになれない
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、幸せな夫婦になりたかったなって思っているあなたへメッセージです。
幸せな夫婦になりたかった・・・と、過去形にするにはまだ少し早いですよ。でも、「こんな夫婦じゃ幸せになれない」というふうに気づかれたことは素晴らしいことです。
あなたの思う「こんな夫婦」。
たぶん、そう感じているご夫婦の片方は、このままじゃダメだと言う危機感を持って、そして、なんとかしたいという修復の気持ちを持って、そう思っておられるのでしょう。
ここ、危機感も修復の気持ちもない夫婦なら、まっしぐらに離婚に進んでいきますから。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
私が不幸なのは旦那のせいだ!
私が結婚するときにたくさん描いていた夢や希望。
あれはそんなに大きいものでも贅沢なものでもなかったはず。
なのに、結婚してそれが叶うどころか、むしろ独身時代より不幸な気さえしてしまう。
これって、
これって、
もしかして、いえ絶対・・・
旦那のせいだ!
そうに違いない。
この人と結婚してから私の運命が変わっちゃったんだ。
と、もし今ホンキでそう思っているとしたら、もうとっくに離婚届をもらいに行っているはず。
子どもがいようと、あなたが専業主婦で仕事を持っていなかろうと、そんなクソな旦那とはとっとと別れる手段を見つけて行動に移しているはず。
でも、それをしていないということは、今のその旦那さんに対して、少なくとも絶望の中に、まだ少しの希望が入っていて、旦那さんを諦めていないということでもあります。
それがたとえ、子どものためとか、お金のためとか、理由付けがあったとしてもね。
そしてそれは「このままじゃいけない」「なんとかしなければ」という、あなたの究極に前向きな想いから生まれたエネルギーも纏っているのです。
そう、あなたはとっても強くて頼もしい女性なんです。こんなに辛くても苦しくても、なんとか軌道修正をしようと、それを試みようと頑張っているのです。
だけど、もうそれを手放してもいいんじゃないかなって、私思うんですよ。
このままじゃ夫婦の意味が感じられない
あなたが描いている理想の夫婦。
あなたと今のあなたの旦那さんでは、どうやら叶えられそうにないと判断するまでに、いろんな出来事があったことでしょう。
その度に、疑惑が確信に変わっていったので、今さらその化石化したような想いを打ち砕くのは難しいでしょう。
だけどちょっと待ってほしいのです。
本当に「こんな夫婦じゃ幸せになれない」と想いながら、今の夫婦を続行しようと思うのなら、今まで通りのことをしていても、何も変わらないまま、それこそ化石がどんどん強固になっていってしまうだけです。
一方で、「こんな夫婦じゃ幸せになれない」と悟り、その夫婦生活にピリオドを打つのであれば、その方向に向けてのレールを早急に整える必要があるでしょう。
なんたって時は命。命は時間です。一秒たりとも無駄にしない賢いあなたなら、きっと自分にとっての「本当の幸せ」と「自分に与えられた一度きりの人生」を無下にすることはしないはず。
いずれにせよ、現時点にうだうだぐずぐず言いながら留まることだけは、していても時間の無駄です。
この夫婦を再構築するにせよ、終止符を打つにせよ、やるべきことをやらなければ、あなたの人生が愚痴だけで彩られてしまうでしょう。
夫婦に「意味」を持たせたい?
全部ひっくり返すようで申し訳ないのですが、夫婦には「意味」は特にありません。
夫婦だからって、何か意味を持たせようとすると、お互いの頭の中を勝ち割って、脳みそを差し出し合わなければならないかもしれません。
ちょっとホラーチックなので言い方を変えると、仮にお互いの考えていることをざっくばらんに話し合ったとしても、まったく同じにすることはできないし、結婚の目的や意味を話し合ったとて、日常生活にはさほど反映されません。
頭で考えることって、「いいこと」「悪いこと」という判断をしがちです。でも、日常生活って「快適」とか「心地よい」とか「安心する」とか、感覚が満足するかどうかなんです。
となると、それは頭ではなくて感情や感覚が答えを持っているということ。感情や感覚のことをひざを突き合わせて夫婦で話し合っても、それってあんまり意味がありません。
それよりも、二人でいることで不快に感じることや、快適に感じられないこと、居心地の悪いことがあれば、それを都度、指摘や攻撃ではなく「改善」「快方」に向かえるよう、お互いの心遣いや気配りが出来るかどうかが肝心だと思うのです。
とかく「こんな夫婦じゃ幸せになれない」モードになっているときって、相手への「指摘・攻撃モード」になっていることが殆どなんです。
逆に、「指摘・攻撃モード」を相手から喰らってしまいがちな人は、自分に対して「指摘・攻撃モード」になりやすく、いわゆる「自分責め」から「自分下げ」が起こり、やさぐれモードに入っていきますから、一刻も早くこの状態を辞めたくなってしまうんです。
私も最初の結婚は11年で離婚していますが、元旦那さんに対して指摘・攻撃モードのときって、自分に対しても指摘・攻撃モードでした。
なんでこんな人と結婚しちゃったんだろ・・・というのって、自分を責めていますよね。選んだ自分がアホだった、みたいなね。
そのモードでいるうちは、なかなかその状況から突破することができません。
最後にお伝えしたいのですが、「こんな夫婦じゃ幸せになれない」と思っている人は、離婚を選ばない方が良いです。
なぜなら、今の夫婦関係を完全に諦めていないからです。
離婚するときって、やっぱりもっと「冷たい空気」が存在します。相手のことを潔く諦めるというか、「もういいか」となって改善しようとか、修復しようとか、そういうエネルギーをもはや夫に対して持たなくなるんですよ。
とはいえ、こういった「こんな夫婦じゃ幸せになれない」「このままじゃマズイ」という状況が長く続けば、やがて離婚となる確率は高くなります。
一番問題なのは、悩んだ毎日で人生が薄暗くなってしまうこと。
あなただけの人生が、モノトーンにならないようにしていくために、今一度、あなたにとって何が快適で、何が心地よいことなのか、感情や感覚を感じることと、それを表現する勇気を持つことが大切なのではないかな、と感じます。
stand.fm音声配信|こんな夫婦じゃ幸せになれない
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
こんな夫婦じゃ幸せになれない
感情や感覚は、素直に表現できる人と、表と内側で一致しておらず、内側に本音が積み上がって、本当の自分が押し込められてしまっている人といらっしゃいます。本来の自分自身を取り戻したいなと思われたあなたは、一度お話をお聞かせくださいね。