今も恨んでしまう、夫のアノ言動。やさしいあなたは、アノとき言い返せなかった。アノとき言いなりになるしかなかった。でも、今も心でくすぶってしまう気持ちがあって。

どうしても夫が許せない

正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ、もう何年も経つのに、未だにモヤモヤが消えないあなたへメッセージです。

 

こういう悩みを抱えてしまうあなたは、とっても優しくて思いやり深いよく出来た妻なのではないでしょうか。

 

私のように、言いたい放題やりたい放題の妻は、まぁ最初の結婚は離婚に至っているものの、「いつまでも許せない」という状態を引きずることがありません。

 

諦めるのとも違う、倍返しにして言い負かすのとも違う、「許せない気持ち」を引きずらない状態って最高に自由なんです。

 

諦めようとしたり、倍返しにして言い負かそうしたり、許せない気持ちを引きずりまくったりって、本当に自由とは真逆の状態。

 

だって、自分の感情を他人に振り回されている状態なんですもの。

 

ではなぜ、いつまでも許せない人と、引きずらない人といるのでしょう。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

私の怒りをどうしてくれよう

旦那さんのことを許せない！

その怒りがなかなかおさまらない！！

 

という場合は、その気持ちの本質が、実は怒りじゃないからおさまらないんです。

 

それは例えば

夫のウソ

夫の言い訳

夫の仕打ち

夫の態度

もろもろありますけど、つまりは夫との信頼関係が崩れたときに起こりやすいと思われます。

 

思い返せば、私自身も「許せん！」となるのは、旦那さんとの信頼関係がベチャっとなってしまったときに多いように感じます。

 

そしてそれって、結構自分が「そうに違いない」って決めつけてしまっているときに起こるんですよね。

 

とある40代の女性はこんなふうに旦那さんに怒りを感じていました。

夫が同窓会があると言うので「当時の元カノ来るの？」と聞いたら、「来ないよ」との答え。でも、夫の同級生同士のLINEグループを見てしまったんです。そしたら元カノの名前が。そして、元カノも同窓会に参加しているということが。

もうさ、夫のスマホを見ている時点で、このご夫婦の信頼関係ってどうなん？って思っちゃいます。しかも40代のご夫婦ですからね。

 

同窓会

元カノ

というキーワードだけでも、その同窓会が直近でも大学時代だとしても、軽く20年は経っているわけです。

 

でもね、この女性は本来とても可愛らしい人だと思うんですよ。

 

結婚して何年経っても、夫にやきもちを妬けるんですもの。

 

ただ、やきもちも度を超えるとヤケドしちゃいます。疑いは信頼関係をぶち壊し、嫉妬の炎の着火剤となって、疑惑が真実になる方向に導火線が引かれてしまうんです。

 

そう、この女性は怒ってるように見えて、実は別の感情に支配されているのです。

 

そこに気づけないのは怒りでその本質的な感情を包み込んでしまっているからです。

 

この女性は、悲しいんですよね。来ないよと言った夫がウソをついていたことが。

 

そして、夫がその元カノに心奪われてしまわないか、私自身が見捨てられないか、こわいんですよね。

許してあげてほしいのは夫じゃなくて

夫のスマホを覗いてしまうほど、夫を心配しているあなた。

でもそれって「心配」ではありませんね。夫への気遣いでもありません。

自分自身のためのエゴでしかないのです。

 

素直な愛情を表に出せず、根回しのように先回りして心配を導き出してしまうのは、傷ついた過去があるからというのは間違いないと思うのですが、あなたがすでに旦那さんと築き上げてきた時間を、亡霊のような元カノの存在でどうして自らぶっ壊そうとしてしまうのでしょう。

 

いえ、ぶっ壊したいのならいいのです。

 

でも、そうじゃないですよね。

 

私のことだけ大事にしていて

元カノより愛していると確信持ちたい

今のこの私との暮らしが一番だと思ってほしい

 

そういう願いがあるからこそ、気持ちが急いてしまうのですよね。だって、なんとも思っていない旦那さんなら、誰とどうなったって何とも感じませんから。

 

なので、許してあげてほしいんです。

 

元カノがいる同窓会に参加することを私に黙っていたことを？

 

いえいえ、こうやって嫉妬してしまう気持ちがある自分のことを、です。あなた自身が「やきもちやく自分」を受け容れず、認めず、みっともないと思ったり、悔しいと思ったりしている事実を。

 

そういう自分がいることを許してあげてほしいんです。

自慢したい家族

この女性の旦那さんは、あともうひとつやらかしていました。

同級生の集まるそのSNSに、家族写真をアップしていたことです。これもスマホを覗いたときに知ってしまったのです。

 

元カノもいるそのSNSに、私や子どもの顔がわかる家族写真を上げるなんて・・・と、許せない女性と、ただ家族を同級生に自慢したかった男性。

 

傍から見れば、なんでそんなに目くじら立てるの？って思われても、「元カノ」の存在に怯えるこの女性にとって、自分が晒されることは恐怖でしかありません。

 

なんの恐怖かと言えば、「自分の評価を他者にされる」という恐れです。というかもう「評価される」と決めつけているのです。

 

それはどうして起きるのかと言えば、この女性自身が「他者を評価」しがちだからです。

 

つまり、あらゆることに自信がなくて、旦那さんにも愛されている感じがしていなくて、いつも見捨てられるような気がしていて、悲しくて寂しくて苦しいのです。

 

でも、旦那さんがSNSで同級生に家族を自慢するほど、あなたは愛されているんですよね。ただ、それをどうしても受け取ることができないのです。

 

ということは、受け取れない女性側の問題なのです。

 

旦那さんがこんなに愛してくれているんだ、と思うことができず。

私のことを晒したら元カノにもなんて思われるか・・・こんな女性と結婚したんだと馬鹿にされるのに・・・と、どこまでも自分で自分を貶めてしまいます。元カノが言うであろう言葉を自分でつくり出して。

 

客観的に聞いていると、あほくさくなるような話ですが、人はみな、当事者になると似たり寄ったりのことに苦悩して自分で自分を苦しめていたりするものなんですよね。私もそうでしたが(笑)。

stand.fm音声配信｜どうしても夫が許せない

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

どうしても夫が許せない