夫の暴言に我慢するの、もう辞めましょうよ
どうしてこんなに虐げられなければいけないのだろう。夫婦なのに。私がどん臭いから夫はイライラするのだろうけど、あの言葉のナイフを聴くたびに心がつぶれてしまいそう。
もくじ
夫の暴言に我慢するの、もう辞めましょうよ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、夫の言葉に傷つきまくっているあなたへメッセージです。
- 旦那さんのモノの言い方がそっけない
- 夫の言葉がとげとげしい
- なんとなく自分を雑に扱われているような気がする
などなど、パートナーの言動や態度に、心が縮こまってしまいがちな妻は、いつもどこかビクビクした雰囲気を持っています。
恐る恐る旦那さんの様子を伺っていたり、何か言われないかヒヤヒヤしているので、旦那さんが近くにくると身体も心も一瞬硬直してしまうかのように固まってしまうのです。
でも!ここあなたの家なんですよね。
なんでそんなにおっかなびっくりなのでしょう。
そしてもし、旦那さんからヒドイ言葉をかけられそうだといつもドキドキしているのだとしたら、どうしてその状況をそのままにしておくのでしょう。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
夫の暴言って気づいてる?
旦那さんが自覚していようといまいと、そこは関係ありません。あなたが「そう感じているかどうか」が肝心なのです。
そう感じているかどうかというのは、こういうことです。
先程もチラっとお伝えしたように「自分を雑に扱われているような気がする」と言う感覚です。その他にもいろんな受け取りかたがあるでしょう。
- 冷たい言い方
- 突き放すような言い方
- 馬鹿にしたような言い方
- 傷つくことを言ってくる
- 揚げ足を取ってくる
- 上から目線でモノを言う
など、あなたの心が冷えてくるような言動は、あなたに幸福をもたらしません。
胸の奥が冷えてしまうと、あったかい家庭なんて作れませんから。
少しでも「今の言葉傷ついたな・・・」と感じられたら、それはもうあなたにとっては暴言を吐かれたと言ってもよいのです。
困ってしまうのは、そういう雑な扱われ方をされているのにも関わらず、それに気づいていないこと。
それってつまり、あなた自身が「私は雑に扱われて当然な人間だ」と言っているようなものだからです。
なのでまずは気づくことが大切です。
そのことに気づくのはあなたの心の声。
胸をチクっと刺すようなこともあるでしょう。
頭がズーンと殴られたように重く感じる人もいるでしょう。
全身が固まってしまうほど悲しみに沈んでしまうなんてこともあるかもしれません。
でも、そういう感覚があるのなら対処のしようもあります。
問題なのは、雑に扱われているのに、自分に心当たりがないのに、すぐに自分が悪いと謝ってしまったり、言いなりになってしまうこと。あなたは旦那さんの暴言を浴びるために結婚したのでも、ぞんざいな扱いに耐えるために生まれてきたのでもありません。
立ち向かったら倍返しに遭う?
あるご相談者さまは、旦那さんに暴言を吐かれたら必ず反撃していました。以前は言われっぱなしだったのだけど、悔しいやら情けないやらで、このままじゃ我慢できない!となって、感情で言い返していました。
これによってどうなったかというと、旦那さんはいっそう激しく罵ってくるようになってしまったのです。
どうしてこんなことが起きてしまうのでしょう。
実はこの「感情で言い返す」っていうところにキーがありました。
感情を伝える、気持ちを伝えるというのはとても大切なことなのですが、感情で言い返すというのは実はとっても伝わりにくいんです。
ちょっと想像してほしいのですが、3歳くらいの小さい子がお友だちとモノの取り合いでケンカになったとき、言葉で伝えずに泣きわめいたり、怒りまくったりしていたらどうでしょう。
何をしたいのか、どうしたいのかが伝わりません。悲しいのだな、怒っているのだな、というのはわかるんだけれど、「何をどうしたいのか」「何をどうしてほしいのか」がわかりません。
つまり何をどうしたくて「そうなっているのか」がわからないんです。
するとどうなるか、その子たちの母親も感情で返します。「泣くんじゃありません!」「怒ってもしょうがないでしょ!」「仲良くしなさい!」「貸してあげなさい」と、その子どもたちの真意を勝手に推し量って、感情でなんとか取りやめようとします。
夫婦もおんなじで、一方が感情でぶつけてきた時に、感情で返してしまうと、また感情がやってきてしまうんです。感情同士だから「泣いている」「怒っている」というのはわかっても、「なんで」「どうして」「何が原因」「どうしたい」がわかりませんから、感情を投げられた方は想像することしかできず、それは得てして自分都合の勝手な空想にしかならないことが多いんですね。
夫婦だと特に、それまでの経過なども見て勝手な妄想が創り上げられやすいので、結果として火に油を注ぐようなことになりやすいんです。
夫の暴言に我慢しない方法
今日は旦那さんの暴言に我慢することをもう辞めましょうというお話をしているので、最後にその方法の1つをお伝えしますね。
それは「言葉で伝える」ということ、です。気持ちを言葉で伝えるっていうことなんですけど、これ案外難しいことがあるんです。
なぜかと言うと、下手をすれば相手を否定することになったり、指摘することになったりしてしまって、それが刺激となってより一層怒らせてしまうことも起こりうるからなんですね。
旦那さんから暴言っぽいものを浴びせられたら、ムカっとすると思うんですけど、それを辞めてほしい場合って「そういう言い方やめて」とか「そんなふうに言わないで」とか「傷ついた」などが浮かぶと思います。
そして実際、そういうふうに言っているんじゃないかな、と思うんですけど、旦那さん、それでそういう言い方を辞めてくれています?
たぶん、あんまり変化ないんじゃないかと思うんですよ。
というのは、それだけだと「なんでダメなのか」「なぜ妻が傷つくのか」がわからないからです。そして、どういう言い方だったらダメじゃないのか、傷つかずに済むのかもわからないからです。
なぜダメなのか
なぜ私が傷つくのか
どういう言い方だったらダメじゃないのか
どういう言い方だったら傷つかないのか
これは言い換えれば
どうだったらOKなのか
どう言われたら嬉しいのか
ということですよね。
人は否定されると指摘されたと思って反発したくなります。旦那さんはヒーロー気質だから基本的には奥さんを守るスーパーマンだと思っているんです。でも、自分のやり方じゃどうやらマズイらしい・・・。となると、「男らしく振舞う」ということがわからなくなってしまうかもしれません。
メンドクサイなー、男って。
って思いますよね(笑)。私もそう思います。
でも、ここは暴言をこれ以上旦那さんに吐いてほしくないのなら、トライしてみてほしいのです。
「その言い方されると、私はダメな人間なのかもって悲しくなるから、こういうふうに言ってくれたら嬉しいな」と、あくまで相手を否定するのではなくて、「私」はこうだからこうしてくれたら嬉しいという気持ちを込めて伝えることです。
だいたいこの辺り、ものすごく端折って「そんな言い方しないで!悲しくなる」を感情とともに伝えて終わらせてしまっている人が多いと思うんですけど、これだと全然伝わらないし、改善策でもないのでそこから先もどうしていいか、旦那さんわからなくなっちゃうんですよね、きっと。
デリケートな妻の扱いがわからなすぎて、ますます横暴な言い方にエスカレートしてしまうのは、旦那さん自身が「わからないこと」に対して自分で自分に苛立ちを感じてしまって起きていることなのかもしれないんです。
それでもね、口だけじゃなくて手や足まで出てきたら、それはもう言語道断のモラハラ夫ですからね。そういう場合は一刻も早く逃げてくださいね。そこまで行っていないなら、今後のあなたの対応でずいぶん変化するはずです。
対処法さえわかれば、妻の役に立ちたい夫としてものすごく頑張ってくれるはずですから。
stand.fm音声配信|夫の暴言に我慢するの、もう辞めましょうよ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
夫の暴言に我慢するの、もう辞めましょうよ
夫の言葉にいちいち傷ついてしまう、というあなたは、一度お話をお聞かせくださいね。