意見が言えない、その後モヤモヤが止まらない
友人でも職場でも、自分の意見ってなかなか言えないんです。言ったらどうなるのか、それを瞬時に想像してしまっていつも自分の言いたいことを引っ込めてしまいます。
もくじ
意見が言えない、その後モヤモヤが止まらない
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、言いたいことが言えずにいつもスッキリしない、というあなたへメッセージです。
大人しくて控えめなタイプだと、「はっきりモノゴトを言う」ということがなかなか出来ないことってよくあるかもしれません。
この場合、「どう言おう」「なんて言おう」と迷っているように見えますが、実は「言いたいことは決まっているのに言えない」という現実があります。
そのうえで、心の中であれこれ迷っている「どう言おう」「なんて言おう」の悩みが起きるのですが、その内容の殆どが、「相手にどう思われるか」「相手からどう返されるか」に囚われているように感じます。
そう、つまり「考えても答えが出ないところ」に詰まってしまっているのです。
一見活発そうに見えるご相談者さまでも、自分の意見をハッキリ言えない時もあります。そんな時もやっぱり「考えても仕方のないこと」に囚われてしまっていることが多いようなんです。
でも、言いたいことも言えずにいると、確実に後でモヤモヤしてしまいますよね。悔しくなったり悲しくなったり、怒りが込み上げてきてしまったり。ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
どうして言いたいことが言えないんだろう
言いたいことはたくさんあるのに、その場面では言えない・・・こういう場合、いくつかパターンがあると思うんです。
- 言いたいことがまとまらなくてうまく言えない
- 言いたいことはハッキリあるんだけどそれを言ったらいけない気がして言えない
- 言いたいけどどう言ったらいいかわからなくて言えない
その他にもありますよね、きっと。ひとりひとり微妙に「言えない」というニュアンスって異なるものですから。
ただ、その場面の後の感情で共通するのは、「モヤモヤしてしまう」ということです。
- 言いたいことがまとまらなくてうまく言えないという人は、「ホントはこう言いたかったんだ」と後で閃いたりして、悶々とします。それが相手の意見とは真逆だったりするとうまく言えないかった自分の態度に「失敗した」「同意したと思われたかも」とモヤモヤしてしまうのです。
- 言いたいことはハッキリあるんだけどそれを言ったらいけない気がして言えないという人は、「ホントはこう言いたかったんだけど」と言う部分は1の人と同じなんです。でも、「もしその言いたかったことを言ったら周りがどう思うか」などと他者からの視線を思い描いてモヤモヤしてしまいます。実際、何を言われるかもどう思われるかも、自分じゃどうにもコントロールできないことなのに。
- 言いたいけどどう言ったらいいかわからなくて言えないという人は、「ホントはこう言いたかったんだ」というものまで辿り着いていません。そういう意味では1の人と近いかもしれません。だけど、言いたいことはあるけれど、その伝え方に迷いが生じているので2の要素も含んでいます。自分の意見というものがいろんなしがらみに包まれて、本音を押し殺してしまっている状態です。
さて、ではどうして言いたいことが言えない・・・ということが起きてしまうのでしょう。
それはひとえに、「言いたいことを聞いてもらえなかった」という過去と、「ありのままの自分は受け容れてもらえない」という思い込みの部分が複合して出来ている心のストッパーです。
小さい頃、言いたいことがあってもお母さんに先回りして言われてしまったり、言いたいことを言ったら「そんなこと言うもんじゃありません」と叱られたり、はなから否定されたり拒否されたりした過去。
「あぁ私は言ってはいけないんだ」
「私の言うことは間違っているんだ」
と心に標してしまった過去があって、それが尾を引いているのです。
結果、周りに合わせることや自分の言いたいことを引っ込めるクセが出来上がってしまったのです。
言ったら起こってしまいそうなあれこれを、妄想するクセも、その時に身に着けたものです。
言わないことってモヤモヤ発生器
こういう人たちにとって、「言わないこと」そのものがモヤモヤを絶え間なく発生させる装置のようなものです。
言いたいことを言っている人は、実にスッキリしています。
何しろ自分の中に溜め込んでいる言葉たちが常にオモテに出ていき、新陳代謝している状態ですから、一つ所に立ち止まることなく心が軽やかです。
言いたいことを言うと言っても、他人を傷つけたり、暴言を吐いたり、他人の意見を丸無視するなどということではありません。
自分以外の人の言葉も受けとめたうえで、自分の言いたいことも飾りをつけずに相手に届ける術を持っています。
そう、言いたいことが言えない人って、うまく言おうとか、相手を傷つけないように言おうとか、相手の逆鱗に触れないように言おうなどと考えてしまうことが多いのです。
でも、それによって、逆に結果としてうまく言えなかったり、相手を傷つけてしまったり、相手を怒らせてしまうことがよくあります。
何も起こらないってホント?
私のところにいらっしゃるご相談者さまにも、「言いたいことが言えない」という方は多いのですが、皆さんにお伝えしているのは「言いたいことを言っても何も起こらないよ」ということです。
「言いたいことが言えない」という人は、心の根っこはやさしくて思いやりに溢れているのです。
なので、「あなたのその性格なら言いたいことを言っても何も起こらないはずですよ」とお伝えすることができます。
ただ、人によっては「言いたいことをそのまま言ったらマズイ」というケースもあります。それは、極端に自虐的だったり、ワガママの度が過ぎるタイプだったり、凝り固まった考え方から抜け出せない場合です。
こういう人は、わけもわからず言いたいことを言うようにしても、トラブルに見舞われてしまうことでしょう。
ものすごく思慮深くて、控えめ過ぎて、周りからイライラされるくらいの人なら、間違いなく「言いたいことを言っても何も起こらない」はずです。
思慮深いのは良いことですが、思慮深すぎて一歩も動けないのでは人間関係がうまく経ちゆきません。
控えめも悪いことではないのですが、何もかも人を優先させて譲ってばかりいたら、あなたの主張はいつも後回しになってしまいます。
結果としてあなたの素晴らしさが人にわからないどころか、他人の心にイライラが芽生えてしまうとしたら、なんともったいないことでしょう。
心のクセは軌道修正できますので、これからのあなたの人生がより一層あなたらしさで楽しむことができるよう、勇気ひと粒持って進んでいきましょう。私はささやかながら、そんなあなたのお手伝いをすることができます。
先ほどチラっと話した、極端に自虐的だったり、ワガママの度が過ぎるタイプだったり、凝り固まった考え方から抜け出せないタイプは「言いたいことを言うとトラブルが起こるかもしれない」とお伝えしましたが、「言いたいことを言ってトラブルが起きやすい」という人は、もしかするとこちらのタイプかもしれません。
空気が読めないなどもコチラのタイプです。
stand.fm音声配信|意見が言えない、その後モヤモヤが止まらない
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
意見が言えない、その後モヤモヤが止まらない
言いたいことをスッキリ言うことができるようになりたい、というあなたはご相談ください。