甘えたり頼ったりできるってどういうこと?

しっかり者で長女気質。人に甘えられたり頼られたりすることはあっても、自分からそれをすることにはまったく慣れていません。この性格のせいか、恋愛しても彼から甘えられたり頼られてばかりでなんか納得いきません。

甘えたり頼ったりできるってどういうこと?

正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、甘えると頼るがわからないというあなたへメッセージです。

 

  • 恋人が出来ても素直に甘えることができません
  • 旦那に頼ることができず何でもひとりで決めてしまいます
  • 彼に甘えている友人を見ると羨ましくなる
  • 旦那さんに頼れる可愛い奥さんになんてどうしてもなれない

なんて、そんな気持ちになることはありませんか?

 

私、ありました。もう10代~40代くらいまでずっとそんな感じでしたよ。「甘えるって何?」「頼るってどうやって?」みたいな感じでした。もっとひどいのは、彼に甘えたり旦那に頼ったりしている人を見ると、無性にイライラしたりもしていました。

 

もっとしっかりすればいいのに

自分で出来ることまで人に頼るなんて情けない

なんても思っていました(笑)。ひどいですよね。でも事実です。

 

女であろうと男であろうと、素直に甘えたり頼ったりできる方が圧倒的に「ラク」です。可愛いとか素直とかそういうことよりも「自分がラク」なんですよ。その味を知ってからは、私、甘えたり頼ったりすることに抵抗がなくなりました(笑)。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

人に甘えようとするとザワザワするワケ

仕事でも、ママ友関係でもそうなのですが、もともと自分で切り拓いていくことが好きなタイプで、周りの人間がついてくるようなケースがとっても多いという人は、頼りがいがあるお姉さんタイプ。しっかり者の長女タイプです。

 

仮に、長女じゃなかったとしても、家の中で「長女の役回り」になることが多かったのではないでしょうか。たとえ一人っ子だったとしても、お母さんが頼りなくて、子どもであるあなたがしっかりせざるを得ない状況だったりとか。

 

もしそうだとすると、甘えられたり頼られたりすることには慣れているものの、自分が甘えたり頼ったりしようとすると、どうにも気持ちがザワついてしまうのです。

 

私ひとりじゃ無理だ

私の手に負えそうもない

という感覚は、際の際、ギリギリまで表に出さないあなたですが、どうにもこうにも人の指示を仰ぐ必要が出て来たり、自分じゃ埒が明かないという場合は、そのことに精通している人に助けを求めるでしょう。

 

そう、本当に最後の最後まで自分で試行錯誤を重ねて頑張ってみて初めて、人の手を借りるという段階に入るのです。

 

プライドが高い?

いえ、それともちょっと違うのかもしれません。

 

単純に、人に「簡単に」聞くこと=甘えである、と感じている人もいますし、極端になると、自分ひとりでなんとかすることこそ「美徳」のように生きてきたから、人に甘えたり頼ったりすることはポリシーに反するかのような屈辱に感じるのです。

 

自分が自分であるために、人に頼らず甘えず、しっかりした自分でいることこそが、生きている証のような気がしているのかもしれません。

 

だけど、正直これってツラいことがたくさん起きます。

 

職場でもママ友関係でも、簡単に弱音を吐く人はたくさんいるし、手伝ってもらって「ありがとーう(にこにこ)」なんて人は、それこそしょっちゅう目にするからです。

 

そう、そうやって目に入っていること自体、あなたも本当は、気軽に甘えたい頼りたい、投げ出したい、休みたい、ワガママ言いたい、寛ぎたい、ぼーっとしたい!と思っているのです。

 

でもできない・・・

そんなことできない・・・

私はしっかりしていてこそ、なのだもの。

 

ってこれ、大人になってある程度地位を確立したからそうなっているのではないのです。むしろこんなしっかり者さんな人たちは、もっとずっと小さい頃、それこそ幼稚園に入る前くらいからしっかりしていた、いえ、しっかりせざるを得ない環境にいたのかもしれません。

 

だからこそ、なんとなくザワザワしてしまうのです。「しっかりしなきゃ」「甘えちゃだめ」という想いは、小さい頃の出来事、意識していない状況下での思い込みだからこそ、こんなふうに心がさざ波立ってしまうのです。

頑張っていると褒めてもらえた

もう何度かお伝えしていることですが、小さい頃に頑張り屋さんだった人たちは「頑張ることで褒めてもらうことができた」という経験をしています。

 

褒めてもらえたら、それはそれは嬉しいものです。

顔がパッと上を向き、表情はわーっと明るく笑顔になっていたことでしょう。

 

でも・・・

頑張っていないとき、例えば、ぐうたらしていたり、サボっていたり、なまけていたり、ボケーッとしていたり・・・そうすると褒めてもらえないどころか、叱られてしまうのです。

 

人間、頑張る時と休む時があってこそ、そのパフォーマンスを存分に発揮できるのですが、「頑張らなければならない」といつも思っている人にとっては、気が休まる時がありません。気を休めたら「私は価値がない」と思っているからです。

 

で、こういうことが仕事や友だち関係で不具合を起こしている人は、恋愛でも当然のことながら上手に関係性を築くことが苦手なのです。

 

恋愛の場合、彼に甘えるとか彼に頼るとか、話には聞いていても、どうにもうまく甘えることも頼ることもできず、やっぱりしっかりしてしまうのです。

 

  • ご馳走するよ、と言われてもなんか素直にご馳走してもらう気持ちになれない。
  • 疲れていてもデートに応じて無理に明るく振舞ってしまい、却って疲れが増してしまう。
  • 好意に甘える、出来ないことは頼るという恋人同士によくあることがでできず、関係がギクシャクしてしまう。

 

いや、他の甘えたり頼ったりできる人たちと同じように、気持ちはアタフタしているし、焦ってもいるし、動揺するときももちろんあるんだけど、気づけば「平静を装う」ことが平常運転になり、強い女、可愛げのない女、隙のない女、完璧な女、失敗しない女に見られてしまいがち。

 

あー!!私もドジでヌケサクなくらいの可愛げのある女で在りたい・・・

 

そう思っても今日も鉄仮面が脱げません。

しっかり者の甘え方

いいんですよ。しっかりしていても。完璧を目指すでも、失敗しない女でもいいんです。それで本人が心地よくて、気分爽快で、疲れもせずで、自分らしさを感じているのなら。

 

だけど・・・

ホントはそんなのイヤだ。

もっとゆるゆる生きていきたい・・・

 

と思うなら、その鉄仮面、そろそろ脱ぎませんか。

 

あの、あなたが鉄仮面を脱いだらどうなるか、教えてあげましょうか(笑)。

 

何も起こりません。

 

日頃の様子を知る人たちが一瞬「あれ?」と思うかもしれないけど、あなたが恐れているようなことは起こらないでしょう。

 

しっかり者さんでも甘えることだって頼ることだって、必ずできます。

 

その基本中の基本は、甘えることや頼ることは「ダメな人間のすること」という考えを、あなたがまず捨てることです。ただ、そうは言ってもなかなか捨てられないのがそういった不要な想いです。

 

では、その不要な想いを、なぜ捨てられないのかちょっと考えてみましょう。

 

この「甘えることや頼ることはダメな人間のすること」という価値観は、それをしている人間のことをあなたは「ダメな人間」とジャッジしているということでもあるからなんです。

 

そうジャッジしている以上、あなたは人からもそんなふうにジャッジされると思っているのです。

 

甘える頼るじゃなかったとしても、人のことをジャッジしやすい人は、人からジャッジされることに過剰に反応しやすいのです。

 

そして、人に対して大きく期待してしまい勝手に凹みやすい傾向もあります。これは完璧主義にありがちなことです。

 

自分がこうだから人もこうだ、という考え方は視野を狭めるだけでなく、人との境界線があいまいになり、人間関係における人との距離感を上手に取れなくなってしまいます。

 

仕事や友人関係なら、心に思い切り侵入するようなお付き合いにはなりませんが、こと恋愛や結婚になると、気持ちが乗ったお付き合いになっていきますから、あまりに境界線がうやむやだとしんどくなります。

 

自分が完璧を目指し過ぎると、人にも完璧を求めてしまいやすいですから。

 

甘えられない頼れない人が陥りやすい完璧主義を取り外していくと、ちょっと抜けたところがあるけれど可愛げがあってキュートなあなたになれますよ。

stand.fm音声配信|甘えたり頼ったりできるってどういうこと?

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

甘えたり頼ったりできるってどういうこと?

甘えたり頼ったりということが自然にできると、人間関係って今よりずっと心地よく快適に構築していくことができます。完璧主義になりがち、というあなたはご相談ください。


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