人目が気になるという人ほど損をしていること
人から良く見られたい人の心の底には、「嫌われたくない」という恐れの気持ちがあると思われがちです。ただ、実際は少し違っていて、それだけではありません。人の視線が針のように心を突き刺す感じがしている人はツラいもの。
もくじ
人目が気になるという人ほど損をしていること
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、もう人目を気にせず過ごしたいと切に想っているあなたへメッセージです。
人目が気になる・・・という思い込み、私も以前ずいぶん根深く持っていましたし、ご相談者さまにもとっても多いものです。
とはいえ、「人目を気にする」という想いは、価値観の尺度にもなるマナーとかデリカシーレベルでは必要不可欠かもしれません。ただ、過剰にその想いを抱えていると、ちょっと・・・いやだいぶ、不自由さを感じるのではないでしょうか。
- 人目が気になって〇〇出来ない
- 人目が怖くて〇〇と言えない
など、対人関係でも遠慮や恐れが生じて、あたたかい人間関係が築けないことがあります。
恋愛や結婚生活、子育てにおいても、人目が気になるあまり、他者や他の家庭やよそのご主人や子どもさんなどとの比較で、自分から苦しみの沼にハマっていくこともあります。
多くは恐れから来る「他人の視線が気になる」という想い。ですが、その裏側には「悲しみ」と「怒り」の感情もたっぷり潜んでいるのです。
さてでは、「人目が気になる」というは、いったい何に恐れ、何に悲しみ、何に怒りを感じているのでしょう。
そしてその感情を感じ切ったら、他人の視線は気にならなくなるのでしょうか。
ということで、本日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめますね。
人目が気になる人の損得勘定
人目が気になる人は「自分が周囲からどう見られているか」ということを過剰に気にしています。例えばこんなことはありませんか?
女友だちと写真を撮る時、それが自撮りであろうと誰かに撮ってもらう場合でも、必ず一歩下がる人っていませんか?これね、どうやらプリクラでもそうする方がいらっしゃるようなんです。
少しでも小柄に見せたい
少しでも小顔に見せたい
という想いは、少しでも可愛く見せたいというところから湧き出る行動なのでしょうが、実際のところこれって逆効果。
なぜって、それは・・・
自分が大柄だと認めているということ
自分の顔が大きいと認めているということ
なのですよ。
しかもそれは大概自分の思い込みだったりするのです。
そして、そういう姑息なことをすることで「あざとい人」と思われたり、「ずるい人」と思われたりしてしまいます。
これって「嫌われる」というよりも、なんとなく「この人って友だちを利用する人」と思われたり、「なんだか信用できない」というふうに思われてしまいます。
結果として、自分を可愛く見せたいがために、可愛く見られるどころか「不信感を植え付ける人」になってしまい、なんだか敬遠されてしまうという本人にとっては「損な状況」になっていくのです。
計算高く、自分よりちょっと大きめの人と映ったり、自分「だけ」をよく見せようとする抜けがけ行為は、真の友情からは遠ざかってしまいますし、ほんの数センチ引いたところで大した差はありません。しかも、そういうあざといことをしている人の表情は、ずる賢い感じがして、特に見る人の心をあたたく良い気持ちにさせることはないでしょう。
人目を気にする人が損をしていること
先程お伝えしたように、他人を出し抜く行為やあざとさは、女性に敵をつくりやすいのです。
ただ、こういうことをしている人って、やっぱりものすごく自信がありません。
自信のなさの源には、「嫌われたくない」という気持ちがあるのですが、嫌われてひとりぼっちになるという恐れの心を抱えているので、少しでも普段の自分よりも良く見せようとしてしまうのです。
ですがこれが、周囲の人にとっては「鼻につく」という行動に見られてしまうのです。
自信のなさは幼少期からの経験で、「自信」そのものを削がれてしまったことによって起こっているものであることが多いものです。
どういうことかというと、本人が小さい頃「どんな自分であっても受け容れてもらえた」という経験が乏しく、そのままの自分を否定され続けたという経験値が基盤にあるのです。
その結果、そのままの自分でいてはいけない・・・と(無意識に)決断し、自分を飾ったり偽ったりすることを覚えます。そしてそれをし続けることによってクセのようになってしまったのです。
写真を撮る時に一歩下がるというのも、ありのままの自分を受け容れることが出来ずにいるからです。
悲しい無駄な抵抗をしてしまうのは、小さい頃に覚えた「嫌われないための」「受け容れてもらうための」処世術のようなものなのですが、ここには深い悲しみと激しい怒りも潜んでいるのです。
まず、そのままの自分ではダメだという悲しみ。
自分を否定された悲しみ。
ありのままの自分では受け容れてもらえない悲しみ。
深く深く心の奥にある湖が、その悲しみの涙の水たまりです。
そして、こんな自分を受け容れてくれない人への怒り。
自分を否定された怒り。
ありのままの自分ではどうしてダメなんだという怒り。
これもまた、深く深く心の奥にある火山が、その怒りの噴火手前の炎です。
ただ、これらを抱えていると、どうしたって生きていくうえで損なのです。
だって、どんな人だってありのままのあなたが何より素敵だからです。そして、その状態でいることが、何よりラクで幸せなことだからです。
本当の自分を偽って、どこかニセの自分で生きていたって、それは生きづらさが消えることはないでしょう。
堂々と友だちとほほを寄せて写真を撮る自分こそ、素晴らしい微笑みをたたえて懐かしい想い出のひとこまをつくることができるのですから。
もう損をしたくないあなたへ
もしあなたが、どうしてもクセで、本当の自分以上の自分を見せたいと思っているとしたら?
そのクセは軌道修正してあげることで、ありのままの自分を受け容れて、もっとラクにもっと自由に生きづらさを脱ぎ捨てて人生を歩いていくことができるようになるでしょう。
それはイコール、もう損をすることのない人生ということになります。
誰かの目線を気にして、本当に言いたいことややりたいことができないままの人生と、誰の目線も気にすることなく、本当に言いたいことを言い、やりたいことをやり遂げる人生と、どちらがあなたにとって幸せなのか。
それは言わずもがなです。
私のところにいらっしゃるご相談者さまの多くは、言いたいことが言えませんし、人目が気になって仕方がないという状態です。ただ、最初の1か月が過ぎる頃には「言わずにいる自分」に違和感を感じ始めます。
それがクセの切り替わりのチャンスです。
言いたいことが言えると、果てしなく自由がやってきます。
やりたいことがやれるようになると、これもまた果てしなく喜びが増幅していきます。
今まで滞っていたものが流れ始め、心の奥にあった悲しみや怒りの代わりに、エネルギーがみなぎっていきます。
うまくいかない婚活をしていた人は、気の乗らないものは切り捨てられるようになり、本来の目的が明確になって、本質的に気持ちの合う相手と巡り逢えるようになります。
どんよりした結婚生活を送っていた人は、旦那さんに無駄な遠慮をしていたことに気づき、本来の自分らしさで接することができるようになり、旦那さんから大切にされていたことや愛され妻であったことに気づきます。
仕事や人間関係で行き詰まっていた人は、不要な想いや人間関係をクリアにしていくことで、仕事で昇進したり、転職がうまく進んだり、本当に大切な人たちとの人間関係の絆が深まったり、新しい人間関係への扉が開けたり、運命の輪がくるくると回っていることを体感していかれます。
きっかけはいつもほんの少しの出来事。そのタイミングは「今の自分に感じる違和感」です。ホントの自分が目を覚ますタイミングですね。
逆に、変われない人は変わりたくない人。いつまでもその場にいて同じことを繰り返していて、人生足踏み状態で年齢だけ重ねていきます。
これを読んでくださっているあなたは、そろそろ本格的に自分開花に目覚めてきたのではないでしょうか。
stand.fm音声配信|人目が気になるという人ほど損をしていること
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
人目が気になるという人ほど損をしていること
げ・・・私、損をそているかも?!というあなたはご相談ください。