人に嫌われたくない、そう思っている人が嫌われがちな理由
アノ人に嫌われたら、私友だちがいなくなっちゃう・・・そんなふうに思って、自分のことをないがしろにして来る友だちから離れられずにいるAさん。恋人が出来ても同じ様子です。
もくじ
人に嫌われたくない、そう思っている人が嫌われがちな理由
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、嫌われたくないのに嫌われてしまうというあなたへメッセージです。
- 人に嫌われないようにしなさい
- 人に好かれるようにしなさい
- 人を優先しなさい
こんなふうに親から躾された子どもは、律儀にも幼少の頃からそうやって生きてきました。
だけど、成長するにつれ、空しさを感じます。
- 人に嫌われないようにしなさい
- 人に好かれるようにしなさい
- 人を優先しなさい
を守って暮らしているのに、自分自身「人から好かれている」という気もしないし、「人から愛されている」という感覚も持てません。
こんなに頑張って人に嫌われないようにしているのに、なぜか人が離れていってしまう気がして。
こんなに好かれるように頑張っているのに、なぜか好かれていないような気がして。
虚しくなっていくのです。
これね、私が10代の頃に感じていた想いでもあるんです。でも、ご相談者さまのお話をお伺いしていると、こういった想いをしていた方が本当に多くて。
嫌われないようにしているのに嫌われてしまう。
好かれるようにしているのに好かれない。
人を優先しているのに自分は優先してもらえない。
もしあなたが今、そんな想いを抱えていらっしゃるとしたら、その状況一緒に突破しませんか?
ということで、本日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツはじめます。
嫌われたくないという気持ちの真意
人に嫌われたくない人が根っこに持っている想いは「見放されたくない」だったり「見捨てられたくない」というものですが、人間関係をうまく構築できず、ご相談にいらっしゃる方はこんなふうに仰います。
自分を出したら嫌われてしまう気がする。
そうしたらひとりぼっちになってしまう気がする。
だから本当の自分を押し殺してしまう。
結果、嫌われないように接するけど
なんだか虚しい気持ちになる。
あなたはいかがでしょうか。
嫌われたくないと思っている人の心の底には、こんな葛藤が潜んでいるのです。
その結果、こんな状況に陥ります。
- 気が乗らないのに会いに行く。
- 会いたくなくても断れない。
- 自分を隠して相手に合わせる。
- 言いたいことを飲み込んで相手に同調する。
- ただ、家に帰って来てからドッと疲れる。
- 言えなかったことがモヤモヤ残る。
会っても会わなくても、付き合っても付き合わなくても「疲れる」のです。
会っても会わなくても、付き合っても付き合わなくても「楽しくない」のです。
そう、疲れるし楽しくないってわかっているのに、切ることができないのです。
それを捨てることができますか?
「嫌われたくない」と強く思い過ぎるがゆえに、楽しくないうえに疲れる付き合いが辞められずにいるあなた。
その根底には「ひとりぼっちになる」という恐れがあって、切るに切れない状態に自分を追い込んでしまっているのです。
だけど、こういった不要な人間関係をつなぎとめているからこそ、あなたに本当に必要な「あたたかい人間関係が生まれない」という現実が起きています。
友だちとの人間関係で悩んでいたアラフォーのAさん。「なんだかこの人といると気分が悪いな」と感じることが度々あった友人Bさんとの付き合いに疑問を感じ始めていました。
ただAさん、最初は「気分が悪いな」という感覚さえありませんでした。
とにかく、自分と話してくれる人・会ってくれる人のことは「大切にしなきゃ」と思っていたから。
そして、「そうしないと私、ひとりになっちゃうから」「私、友だちがいなくなっちゃうから」と、付き合いを続けていたんだそうです。
でもセッションを重ねていくうちに、Bさんへの違和感をハッキリ感じ取りました。
「私の話を遮って自分の話ばかりしている」
「マウントとってくる」
「私って大事にされていない」
と、今までモヤモヤしていたことが明確になってきました。
ただこんなふうにも悩んでいたのです。
イヤだけど、友だちから連絡があっても断ることができない・・・。
気が乗らないから断りたいけど、何と言って断ればいいの・・・。
そんなふうに悩んでいた彼女が、セッションを重ねていくうちに「自分で納得する返信」が出来るようになり、利用されがちだった友だちと距離を取ることが出来ました。
自分で納得できない返信は、仮に断ることが出来ても後からモヤモヤしてしまいます。でも、自分で心から「そうだ」と感じられる言葉が出てくるようになると、たとえ断ったとしても、後に残りません。モヤモヤもしないし、相手も納得するのです。
これが、「言いたいことが言える」という状態ですね。
こういう心のクセは根強いもの。だから最初から出来るわけじゃないけれど、本気で「自分を大切にしたい!」「自分を変えたい」という気持ちがあれば、クルリと軌道修正することができるのです。
見捨てられ不安と依存心
このふたつの想いって、大人になってから身に着けたものではありません。
幼少期から少しずつ、そう決断するに値する経験が生まれ、そして積み上がっていくものです。
なのでどうしても自分の意思で変えようと思ってもうまくいかないのです。
クセってよほど意識しないと治らないですよね。
小さい頃に定着したものって、良くも悪くも身体の奥底に沁み込んでいるので、1日2日意識したところですぐに元に戻ってしまいます。1週間2週間できても、あるきっかけで気持ちが折れれば元通りになってしまうのです。
では・・・小さい頃に定着したクセが、仮に40歳の今、どうにかしたいとしたら?じゃあ40年かかるのでしょうか?と言えば、その答えはノーです。
小さい頃につけてしまったクセは、ある想いに基づいているのです。癒されておらず、怒ったり哀しんだり、時に恐れたりしながら抱えている想いがそのクセの源です。
ということは、その想いを癒してあげることで、40年もかからず、早い人で1回のセッションで要らないクセを手放すことができます。ただもちろん、その人の想いに種類や深さを特定できなければセッションを重ねても軌道修正できません。
心をオープンにするということは意外と勇気が要るものですし、セラピストやカウンセラーとの相性もあります。自分の心を開くということは相手との信頼関係がなければ不可能なことです。
私のところにいらっしゃるご相談者さまは、比較的皆さん心を開いてお話ししてくださいます。
「安心して話すことができました」
「何もかも受け容れているようで全部話せました」
「最初に話したときから涙でぐずぐずになってしまいました」
など、ありがたいことに心をオープンにしてくださいます。
そして、こういったご相談者さまはやっぱり変化が早いのです。そうは言っても、心を開くってやっぱり勇気が要ります。なので何か月かかけてゆっくり話していく方たちももちろんいらっしゃいます。
話したくないことを無理にお伺いすることはありませんので、ちょっと自分の人生を軌道修正して良い方向に進めていきたいなと思われたら、一度お話ししてみませんか。
stand.fm音声配信|人に嫌われたくない、そう思っている人が嫌われがちな理由
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
人に嫌われたくない、そう思っている人が嫌われがちな理由
人に嫌われたくないと思っている人は、自分らしさを封印しているので逆に嫌われてしまう傾向にあります。もうこの状態を本気でどうにかしたい!というあなたはご相談ください。