ひとりで過ごす休日が淋しくてたまらない
いつまで私はひとりぼっちなのだろう。週末が来るたび、悲しい気持ちになるのです。街に出れば家族連れやカップルが目に留まり、その度私は孤独感に苛まれてうなだれてしまうのです。
もくじ
ひとりで過ごす休日が淋しくてたまらない
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、私にもパートナーがいればこんな気持ちにならないのに、となっているあなたへメッセージです。
以前、アラフィフのご相談者さまがこんなふうに仰っていました。
仕事をしている時はまだいいんですけど、休日がもうどうしようもなく寂しくて
これって結局のところ、プライベート面での充実度が低くなっているっていうことなんですけど、その女性の結婚観をお伺いしていると、ちょっと危険な思考をお持ちでした。
もし結婚するなら、〇〇してほしい。
旦那さんにはこうあってほしい。
一緒の時間をたくさん持てる相手がいい。
どうでしょう。ちょっと感じる人は感じると思うんですけど、相手に望むことが「自分寄り」だと思いませんか?自分が自分で満たせない部分を相手に埋めてほしいがゆえの「結婚相手」になってしまっているようにも見えます。
なので当然、寄って来るのは依存心の強い男性で婚活も頓挫していました。まるで鏡のように、自分みたいな相手が寄ってきていることに彼女は気づいていませんでしたが・・・。
やっぱり自分の周囲にいる人たちって鏡のようですよね。自分の心を映し出してくれています。
では、こういった想いを抱えている人はどんなふうに軌道修正していけば良いのでしょうか。
ということで、本日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツはじめます。
ひとりの週末って淋しいもの?
そうですよね。まず、そこが問題なのかなって私も思います。
ひとりの週末・・・
これね、例えば結婚している女性からすると、いえ、もう少し詳しく言えば、子どもがいて旦那さんがいて、なんならお姑さんなんかも一緒に住んでいて・・・なんていう状況の奥さまがね、たまたま「今週末ひとり」なんて状況になったとしたら、狂喜乱舞だと思うんですよ。
まぁ、なかには「ひとりじゃさみしい」と仰る奥さまもいらっしゃるかもしれませんが、大半は踊り狂うほど嬉しいんじゃないかな、と。
でもこういうことを言うと、独身でひとりの週末が淋しいって思っている人から、こんなふうに言われてしまうかもしれません。
「そんなの、たまにだから嬉しいんでしょ」
「毎週だったら寂し過ぎるんだよ」
「雨の週末なんかだったりすればますます滅入る」
なんてね。
あなたはどうでしょうか。
毎週末ひとりの週末だとしたら、やっぱり淋しいですか?
私はどうだろう。
あんまり「ひとりの週末」って経験ないけれど、淋しいと感じるのかな。
最初の結婚するまでは実家暮らし。
その後40歳で離婚するも、子ども二人いたので完全なひとりの週末はナシ。
53歳で再婚してからも、ひとりの週末はありません。
た・だ。
ひとりの週末はないとはいえ、それはたまたま同じ屋根の下に人がいるというだけで、同じことを子どもたちとしていたわけでも、今の旦那さんとずっと同じことをしているわけではありません。
逆に、同じ家にいながら「ほとんど別のことをしている」というケースが圧倒的に多いんですよ。
誰かと一緒にすると楽しいことってもちろんあると思うんですけど、私が週末やっていることは「ひとりでやること」だったり「ひとりだから楽しい」と感じることばかり。
それは例えばこういうものです。
- 読みたかった本たちを存分に読む読書
- 私だけが好きなDVD鑑賞
- 足の爪のセルフネイル
- 自分のテリトリーの片づけ
- 自分のモノたちの断捨離
- 自分の好きなインテリアについて調べもの
- 自分が食べたいお料理の献立を考案
旦那さんは旦那さんで、「自分の好きなこと」を別室でしている感じです。
なんなら「昼食も別」になることだってあります。
「誰かといれば幸せ」という怖い思い込み
誰かといることで幸せを感じることって言うのは確かにあるのですが、「誰かと居さえすれば幸せ」というのは少し違うと感じます。
今、独身で婚活中だったりすると、「こんな時誰かがいれば淋しくないのにな」と、まだ見ぬ彼のことを「ドラえもん」のように思ったりすることもあるかもしれません。
だけど、恋人って「あなたの淋しさを埋めるため」に存在しているわけではないですよね。
その人にはその人のやりたいことや夢があって、好きなことや好きな時間の使い方ってあると思うんです。
それがたまたま一致することもあれば、恋人や夫婦でありながら楽しみが別々なんてこと、やっぱりあると思うんです。
旦那さんはゴルフ好き、私はサウナ好き。
旦那さんはゲーム好き、私は登山好き。
こういうの全然あると思うんですよ。
仮にそうだったとしても、互いが互いの好きなものを尊重できていれば、自分の好きなことも尊重してもらえるわけで、お互いの人生を深めつつ、一緒になるところではともに楽しむというスタンスが取れますよね。
週末がひとりで淋しいと感じている人は、相手を自分に合わさせようとするか、自分を相手に合わせようとするか、とにかく「自分の抱える淋しさ」は、誰かがいれば解消されると思っている可能性があります。
でも、だとしたら、「けしてそんなことはないよ」とお伝えしたいのです。
週末の淋しさは、単に「ヒマ」なだけです。ヒマってね、ロクなこと考えないんですよ。
ただ、日頃仕事その他もろもろで、頭もココロもフル回転なあなただからこそ、ぽっかり空いた週末の時間や空間が「どうしていいかわからない」という状況に費やされて、「ヒマ」が生まれて気分が滅入っていくのです。
じゃあ忙しくしていれば淋しくないの?と思われるかもしれませんが、それはその通りです。
とはいえ、先ほどお伝えした通り、「日頃仕事その他もろもろで、頭もココロもフル回転なあなただからこそ」、週末まで忙しくするなんてのはやめてほしいことナンバー1です。
心を休める、身体も頭も休める、という時間があなたには必要なのですよ。
ということは、心も身体も頭も、ほっこり喜ぶことをしてあげることです。
これは「ヒマ」とは違って「癒し」の時間になります。
癒しの時間は、あなたが好きなモノから生まれます。
そう、「好きなモノ」がない人は、「ヒマ」になりやすいのです。「ヒマ」になるとロクなことは考えません。
ひとりが淋しい週末がイヤだという人は、心から好きなモノに出逢っていないのかもしれません。
それはもしかすると、自分が好きなことをしたり、好きなものを求めたりすることを「してはいけない」と思っているからなのかもしれません。
ふたりの週末を楽しめる人になるために
誰かがいることで幸せと感じるのはちょっと違うというお話をしました。
では、恋人が出来たり、結婚したあとに「ふたりの週末」を楽しめる人になるために必要なことは、どんなことなのでしょう。
これはね、すごく大事。
「ひとりの週末を楽しめる」という人こそ、「二人の週末をも楽しめる」ということになります。
これはつまり、自分のすることだけでなく、相手のすることや相手の好きなことやモノをも理解して受けとめて尊重できるということ。
それこそが真の愛だと思いませんか?
自分がすることばかりを優先して、相手の大切にしているものはバカにする・・・恋人や夫婦でこんなことはあってはなりません。
趣味嗜好は個人それぞれ異なります。
恋人や夫婦はそれを含めて受けとめ合えるかどうか、です。
何も、相撲好きの彼のためにあなたも「相撲を好きになれ」ということではありません。
彼は「相撲が好きなんだね」ということを受け止めるだけでいいのです。
パッチワークが好きなあなただったとして、彼も「パッチワークを一緒につくれ」ということではありません。
彼はあなたが「パッチワーク好きなんだね」ということを受け止めるだけでいいのです。
これがないと、恋人や夫婦になっても揉め事ばかり増えます。
ただ、こうやってみていくと、心の根底でどうしても受け容れがたい趣味嗜好がある場合、恋人関係や夫婦までには至らないように感じます。
相手の好きを受け止めるってすごく大切なことですから。
ひとりの週末が淋しいと感じているあなたは、まずは自分が「ヒマ」かどうか確認してみてください。そして、頭と身体と心を休める時間、好きなもので癒す時間を持っているかも確かめてみましょう。
きっと、好きなものが見つかると、ワクワクや喜びで忙しくなると思いますよ。ヒマは大敵です。
stand.fm音声配信|ひとりで過ごす休日が淋しくてたまらない
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
ひとりで過ごす休日が淋しくてたまらない
婚活が滞っていてもこういう気持ちになることってあると思います。現状突破したいというあなたは一度お話をお聞かせください。