難しい人を好きになってしまいがちなあなたへ
今の悩みは「好きな人がいない」ということ。あるアラフォー女性が言っています。年齢によるプレッシャーに押しつぶされそうで、結婚しなきゃと思いながらも心はずっと空回り。
もくじ
難しい人を好きになってしまいがちなあなたへ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、といって好きになる人は一筋縄ではいかない人…というあなたへメッセージです。
アラフォー女性のAさんは結婚相談所で婚活中ですが、なかなかうまく行かず気持ちは不安定になるばかりでした。
これまでの恋愛で苦労してきた経験のあるAさんは、なにより相手との関係性を重視していて「お互いを特別な存在だと認識し合える相手」がほしいと、切実に望んでいました。
例えばこんな感じの顛末を経験していました。
- 簡単には付き合えそうにない相手ばかりを好きになって追いかけてしまっていた
- リアルな日常では好きな人には振り向いてもらえない
- マッチングアプリではうまくいきそうになると既婚者だったと判明
その度に自分を責め、その度に不安が増してしまう。
私は私のままではダメなんだろうか?と、不安でいっぱいになる。
そんな繰り返しの毎日を何とか現状突破したい・・・そんな気持ちになるのは自然なことだと思います。
さて、Aさんはなぜ難しい人を好きになってしまうのでしょう。お互いを思い遣れるようなAさんの望む「お互いを特別な存在だと認識し合える相手」はどうしたら見つかるのでしょうか。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
自分の気持ちに素直になれない
Aさんは結婚したいと思いながらも、自分はどうも難しい人を好きになってしまうのでそれが怖いと仰います。
それはどんな人なのかとお伺いすれば、絶対自分の手に入らなそうな人だったり、仕事やプライベートがめちゃくちゃ多忙な人だと言います。
「絶対自分の手に入らなそうな人」というのが、彼女自ら諦めを感じるような相手と認定しているのでしょうが、簡単に言うと「告白しても振られちゃう相手」は全部その中に入るということでした。
まぁ確かに、告白して振られる=自分の手に入らない人という図式はわからなくもないのですが、恋人のことを「手に入る」という表現は「自分のもの意識」が強いのかなとも感じます。
仕事やプライベートが忙しい人を選びがちというのも、敢えて「うまくいきにくい相手」を選んでいるように見えます。
つまり、Aさんは「敢えて失恋するような相手」が視界に入り、そこに飛び込みかけ、または飛び込んでしまい「結果傷つく」ということを繰り返していて、さらに自分の気持ちを不安定にさせているように見えました。
自分の気持ちに素直になりたいと思いながら、素直になったら自分が傷つく・・・そんな恐れを抱いている人が辿りやすい道でもありました。
年齢が上がるほど不利になる?
Aさん曰く、早く婚活に決着をつけたい気持ちが強いと自分自身を分析していました。
Aさんの「結婚したい」という気持ちの大半は、自分の不安定な気持ちをなくしたいというネガティブな想いからの逃避です。
これではうまくいくものもうまくいきません。
しかも「年齢が上がれば上がるほど自分は不利になる」という認識があり、これが根強く「自分はダメだ」という意識をがんじがらめにしていました。
世間的にみて、40過ぎて独身なんて可哀想と思われる
しかも、好きな人もいないなんて・・・
さらに自分をいためつけるような言葉を自分自身に投げつけていました。
まず、年齢が上がるほど不利になるという思い込み、これがますますAさん自身を魅力的ではなくしていることに気づくことです。
自分なんてダメだ
自分は不利だ
そういう気持ちを抱えている人の目の表情には、自分を蔑みあざ笑う暗い冷たさが潜んでいます。
目は心の鏡です。
あなたの心の内側をすべての表情の源としてたたえているのです。
どんな自分にもOKを出せた人は最強で、卑屈な心は澄み渡り、何歳になっても瞳は清らかです。
でも、Aさんが「自分はダメだ」「自分は不利だ」と、自虐してしまうのには原因がありました。
小さい頃からしっかりしていてとても頑張り屋さんでした。
だって、認めてもらうためにはそうしなければならなかったから。
誰に認めてほしかったのかといえば・・・
それはお母さんとお父さんでした。
「彼」さえいれば
Aさんは恋愛においても、「相手に認めてほしい」という気持ちがとても強い女性でした。
だから、Aさんはこんなふうに思っていました。
彼がいたら、それがなくなる。
そう思っている。
どんなカタチであれ、恋人さえいれば私は不安定な気持ちがなくなる。
自分にも安心するし、自分でいいんだと思える。
もしこんなふうに思っているという方がいらっしゃるなら、これはとっても危険な考え方です。
彼がいようといなかろうと、自分に安心して自分でいいんだと思えてこそ、なんです。
そして、そういう状態だからこそ、恋人が出来たときにお互いを高め合っていくことができるのです。
- 彼がいるから不安定じゃない自分でいられる
- 彼がいるから自分に安心する
- 彼がいるから自分でいいんだと思える
これでは依存です。
Aさんの望みは、恋人と料理を一緒に作って食べたり、ふたりでゆっくりした時間を過ごしたり、ささやかな夢を共有できること。
その望みを叶えるためには、ひとりのうちにしておかなければならないことがあります。
自分は自分でいいんだ。
自分に安心すること。
これはひとりでそう感じるものです。
なぜ、自分は自分ではいけないと感じているのか。
なぜ、自分は自分に安心できないのか。
なぜ、いつも不安定な気持ちになってしまうのか。
ここをクリアにしてこそ、理想の彼に出逢う近道になるのです。
stand.fm音声配信|難しい人を好きになってしまいがちなあなたへ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
難しい人を好きになってしまいがちなあなたへ
なぜなんだろう?どうも恋愛が困難になりやすい、というあなたはご相談ください。