安定したお付き合いがしたい、の真意
このセリフはご相談者さまからとっても良くお聞きする言葉のひとつです。ただこの「安定したお付き合い」って何をどう指しているのかによっては、ちょっとマズイんじゃないかなって。
もくじ
安定したお付き合いがしたい、の真意
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、安定したお付き合いがしたいと思っているあなたへメッセージです。
正直に言って、安定したお付き合いになるかどうかは「心の持ちよう」でしかないと思うのです。
どんなに傍目にうまくいっているように見えるカップルだったとしても、彼女側が不満だらけなんてことはよくありますし、逆に「あの二人そのうち別れちゃうんじゃない?」というカップルだったとしても、彼女側が大満足なんてこともあるくらいです。
とはいえ、「安定したお付き合い」を望む人は後を絶ちません。
では、「安定したお付き合いってどういう状況?」ってどんなお付き合いなのでしょう。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
人とのお付き合いの中の安定とは?
人との付き合いで感じる「安定」とは、「安心」と同じ意味合いを持つのではないでしょうか。
これは何も恋愛や結婚に限らず、友人関係や職場の人間関係、親子やきょうだい関係にも通ずると思います。
では、一緒にいることで「安定」「安心」した気持ちになるために必要なものってなんでしょう。
これはひとえに「信頼関係」に尽きるのではないかと思うのです。
そう。
人との関係性で「安心感」を持てない人たち、「安定したお付き合い」を望みがちな人は、どうも人との信頼関係を築くことが苦手に感じているようなんです。
信頼関係をつくるのに必要なものってなんでしょう。
これは、闇雲に相手を妄信することではありません。
ただひたすらに相手を信じてしまって、逆に騙されてしまうなんてことも起こりますが、これは自分を大切にしていない人に起きやすいことです。
人との距離感をうまく取れない人に多いのですが、これは小さい頃に親との関係性のなかで心が傷ついた経験がある人にありがちなことです。
見捨てられ不安などもそうです。
- 親に愛されなかった
- 親に愛された記憶がない
- 親に見放された
- 親に都合の良いときだけ構われた
などなど、幼い頃に受けたことから生じた感覚が、心の奥で今も息づいているのです。
恋愛に安定を求める人
特に、心と心の繋がりが顕著にあらわれる恋愛関係においては、愛情の受け取り方や与え方がうまくいかないと、信頼関係にも影響しやすいのです。
- 尽くしすぎてしまう
- かまってちゃん
- 自分のことは後回し
- 愛情を注ぎすぎてしまう
- 自分の都合は言い出せない
- 彼の言いなりになる
自分が我慢することで、それが「安定」に繋がるのならと身を粉にして頑張るのですが、事態は悪くなるばかり・・・という人は心についてしまったクセが、そういう状況を招いていることに気づきましょう。
安定を望むことは悪いことではありませんが、それはあなただけが頑張るという状況のもとに成り立つのではありません。
恋愛も結婚も関係性はフィフティフィフティなのですから。
恋愛に安定を望みがちな人は、どうか振り返ってみてくださいね。
相手に対してどこか失うことに怯えている自分がいないかどうか。
見捨てられることが怖くて自分を出せずにいるかどうか。
心の安定はどこにある?
心が安定している人は、もれなく心に安心があります。
心に安心があるということは、自分に安心しているということです。
安定したお付き合いを望むことを第一に挙げるような人は、自分が自分に安心していないことも多々あります。
- 自分が自分を信用していないのです。
- 自分のことを信頼できずどこか疑いの目を持っています。
- 自分なんかダメだ
- 自分なんか価値がない
- 自分なんかいなくなっても誰も気にしない
そんな想いが根底にあって、その裏返しとして人に望んでしまうのです。
こんな状況が続けば、あなたのそんな想いにつけ込む相手に翻弄されたり、傷つけられたり、茫然自失になるようなことが起きてしまうことでしょう。
安心も安定も自分の中にあれば、他人に翻弄されることには強い反感を持ちますし、傷つけられるような場面を避けるようになるでしょう。我を忘れるようなことにもならないはずです。
人に安定を求める前に、自分の中に安心・安定を持ちましょう。
心の安全地帯を持っていると最強なんですよ。
stand.fm音声配信|安定したお付き合いがしたい、の真意
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
安定したお付き合いがしたい、の真意
どこか不安感があって人との関係性がうまく築けない、というあなたは一度お話をお聞かせください。