人と会話が噛み合わないと感じているあなたへ
仕事の場面で起こることが多い「あれ?この人私の言ったこと通じてるのかな?」や、自分が伝えたあと「なんだか思っていたのと違う答えが返って来ることが多いな」となってしまうんです。
もくじ
人と会話が噛み合わないと感じているあなたへ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、噛み合わないのは誰のせい?と思っているあなたへメッセージです。
プライベートの友人周りでは起きにくいんだけど、職場ではこんなことが起こりがちで、その度、自分と相手を心のどこかで責めてしまっている・・・
なんでわからないの?
どうして通じないの?
仕事は忙しくてどんどんこなしていかなければ追いつかない状況で、歯がゆいコミュニケーションで躓いてしまう時間のロス。
苛立ちと落胆で「はぁ?」となるばかり。
どうしたらこれ、もっとスムーズなコミュニケーションが取れるようになっていくのでしょうか。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
通じてるかな?伝わってるかな?
通じているかどうか、伝わっているかどうか。
これは相手に確認することが必須です。
もちろん、敢えて確認しなくても、相手の行動や結果をみれば「あぁ通じていたんだ」「伝わっていたんだ」とわかるでしょう。
でも、会議や擦り合わせの段階で、言っていることが通じないと感じる時、人はどんな感情に陥り、どう行動していくのか、これ人によって結構差があるように思うんです。
ある人は、伝わっていないなと察知した段階で、別の角度から伝える努力をするでしょう。
この「伝わっていないかもしれない」を察知する能力が長けているというよりは、伝わっているかどうかをこまめに確認しているかどうかなのではないかと思うのです。
「ここまで大丈夫でしょうか」という直接的な確認の仕方というよりは、相手の表情や頷き、メモを取る様子等で無意識に感知しているのでしょう。
一方、「とにかく伝えること」に重きを置いている人は、視点が自分中心になっていることが多いため「自分の中にある情報を出しきる」ということが肝心になっているのかもしれません。
そのため、ただひたすらに自分の知っている情報、伝えたい情報を自分の中から発信して、しかも、その際に自分の感情や表情をこれまた無意識に淡々と伝えるきらいがあります。
そして、相手のリアクションを気にするあまり、本質的に伝えるべきことをオブラートに包んでしまうこともあるのです。
こんな伝え方をしていると、相手にしてみれば、あなたの伝えたいことが心にスッと入って来るというよりも、耳からスッと抜けてしまう…なんてことになりかねません。
報連相(ホウレンソウ)は、一方通行のコミュニケーションではないですよね。
あくまで自分が肝心な情報を出すことと、相手がそれを咀嚼して受けとめることができることのふたつが出来てこそ、成り立つものです。
聴きたいように
それ以前の問題として、人は相手が伝えたいことを「自分が聴きたいように聴く」という習性があることを踏まえておく必要があります。
これは仕事に限らず、プライベートでもそうですね。
自分に都合の良いように人の話をとらえるクセがあるのです。
都合の良いように、というのは「自分が受けとめやすいように」というほうが合っているかもしれません。
というのも、良いことを伝えていても、ネガティブに捉える人もいますから。
えぇ?ここまで伝えなきゃダメなの?っていうくらい、こと細かに伝えるくらいでちょうど良いのかもしれません。
長い付き合いの中で、段々阿吽の呼吸が出来てくれば、多少端折ったモノの伝え方をしてもうまくキャッチし合えるようになっていくでしょう。
噛み合うコミュニケーションって?
最後に「噛み合うコミュニケーション」について私の思うところをお伝えしたいと思います。
「噛み合う」というのもまた主観的な表現なのではないかと思うんです。
「噛み合っている」というのは、あくまで「自分からみて噛み合っている」というものが前提としてあるのではないでしょうか。
よく「噛み合っている・噛み合っていない」の判断に、「自分の思っていた答えと違うものが返って来たから」ということを挙げる人がいます。
「自分の思っていた答えと違うものが返ってきた」ということは、「こう答えてほしいことがある」ということでもあるのでしょう。
だとすると、最初のコミュニケーションの投げかけで、自分の心を少し閉ざして話しかけを始めている可能性があります。
プライベートでは起こらないけど職場ではそういった噛み合わないことが多いという人は、職場において自分の心をちょっと封印してコミュニケーションを取っているのかもしれませんね。
つまり、ありのままの自分を出すことに躊躇いを感じている、ということでもあります。
プライベートでもそういったことが起きているという人は、ありのままの自分そのものを出すこと自体、ありえないこと・そうしてはいけないこと、として捉えているのでしょう。
ありのままの自分が考えていること・感じていることを否定的に受けとめていて、ありのままの自分そのものを自分自身が受け容れることが出来ずにいると、日常生活のあちこちで軋轢が起きやすく、忍耐の日々を送りやすいものです。
ありのままの自分を出せるかどうかは、幼少期にありのままの自分を受け容れてもらえなかった経験によるものや、本当の自分を愛してもらえなかった経験によることが多いものです。
ほしかった愛を得られなかった
愛情をかけて育ててもらえなかった
と、感じて生きて来た人は、大人になっても「ありのままの自分」を受け容れることが出来ず、ありのままの自分を出すことも出来ず、自分にも他人にも厳しくなりがちなのです。
stand.fm音声配信|人と会話が噛み合わないと感じているあなたへ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
人と会話が噛み合わないと感じているあなたへ
人との会話が噛み合わないと感じる時、自分自身が発信の際に「ありのままの自分」を出せているかどうか確認してみてください。どうも自分を出せていないな、出すことが怖いなというあなたは、一度お話をお聞かせください。