彼のほかに好きな人が出来てしまったとき
私の事を大切にしてくれる彼、だけどちょっと重いかなって感じていた。仕事や友達とのしがらみも面倒になって、新しい趣味の世界に踏み込んでみたら・・・。
彼のほかに好きな人が出来てしまったとき
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、この気持ちのやり場がわからなくて、というあなたへメッセージです。
正直なことを言ってしまいますが、「これって悩むことなのかな?」という気がすごくするんです。
彼の他に好きな人が出来た=彼のことは好きではない
ということではないにしろ「彼が一番好き」ではなくなったということなのだから、もう気持ちは歴然としているはずです。
そうなったら自分の取る道はひとつのはずなのに、人は悩みます。
なぜなら「情」があるから。
優しくしてくれる彼
誰よりも自分を愛してくれている彼
こんな人を振って苦しめたらバチが当たる・・・
なんてね。
だけど、ちょっと違うんじゃないって思うのは、恋愛で大切なのは相手がどれだけ愛してくれているかということより、もっと重大なことがあるからです。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
恋心は止められない
そうなんです。恋する気持ちは止められません。
彼がいようと夫がいようと、「恋する心」は自分の意思で止めることができません。
これ、止めようとすればするほど心は「いけないと思っている恋」に向かってしまいますから。
だから「恋心」を止めたり殺したりするのは、まず無意味。
すっぽり受け容れてしまうことです。
そうすると、例えば「私だけを愛してくれる彼」や「誰よりも優しく接してくれる彼」に対して、実は「彼への不満」があったり、「自分の望む方向に進んでいない」ということだったり、そういうことが見えてくるはずだからです。
アラサーの瑞枝さん(仮名)は、付き合って2年になる彼が初めてできた恋人でした。
優しい彼は何よりも誰よりも私のことを大切に考えてくれる人。
でもある時、まったく別の世界で、ほかの人が気になり始めてしまいました。
今思えば、彼と同棲や結婚の話題が出始めた頃でした。
それまで単純に恋愛を楽しんでいた瑞枝さんにとって、急に人生の岐路が差し迫ったような気持ちになった瞬間が訪れたのです。
同時に、毎日電話しないと機嫌を損ねてしまう彼のことを少し重たく感じるようにもなってきてしまいました。
彼も敏感に瑞枝さんの気持ちの変化を感じ取り、揉めることが増えていきました。
そんな時、自分の趣味の世界で別の人に惹かれていったのです。
まぁでもこれって、ある意味当然の流れのようにも思えるのです。
だって、彼の意思や気持ちははっきりしていたけれど、瑞枝さん自身の彼への気持ちに強い意思や想いをあまり感じとることができませんでしたから。
どうする?自分
恋をするとは、相手がどうしてくれるとか、こうしてくれたとかではなくて、自分がどうしたいとか、こうしたいとか溢れ出る愛情が軸になっていると思うのです。
瑞枝さんの場合、彼が優しい、彼が私をわかってくれる、彼が一番に自分のことを考えてくれている等、相手からもらうもので恋愛純度をはかっていたところがあるように感じるのです。
一方で、瑞枝さんの心が動いた相手というのは、瑞枝さんの心がもうその方向を指し示し、意識しないところでぐいぐい惹かれていったのです。
相手が優しいとか、どうしてくれるとか、何かしてくれたわけでもないのに、気持ちがもうそっちを向いてしまったのですから、これはもうどうしようもありません。
こういう時に冷静になろうとしたり、感情に押し流されないように理性で考えて落ち着こうとしたりしても、あんまり意味がありません。
果たして、お付き合いしている彼との関係はどうしていったらいいのでしょう。
素直に生きる
もし、新しく惹かれた相手に惹かれてしまった原因が、今お付き合いしている彼に対して本来の自分を出せずにいたのだとしたら、それが出来ることで付き合っている彼に戻ることがあるかもしれません。
少なくとも瑞枝さんの場合、惹かれた相手に対して、自分を好きかどうかもわからないのに心奪われてしまいました。
こうなってしまう原因として、お付き合いしている彼の愛情がちょっと疑問に感じてしまう部分が表出されてしまうかもしれません。
なぜなら、お付き合いしている彼は、瑞枝さんを心から愛しているようで、現実のところ瑞枝さんの自由な心や彼女の選択肢を、知らぬ間に奪ってしまっていたのかもしれないのです。
ところが、新しく出逢った相手は、瑞枝さんに自由を目覚めさせ、彼女の選択権に委ねられるような状態です。これは彼女にとっては、どうしたって新鮮に映ってしまいます。
しかも、瑞枝さんはお付き合いしている彼が初めての恋人。自分が何かしなくても進んでいく恋愛に慣れていた彼女にとって、自分が何かしなければ何も起こらない恋に翻弄されるのは当然です。
きっと瑞枝さんは今、お付き合いしている彼への罪悪感でいっぱいのはず。
こういう現実は、ふたりが少しオトナになるための神さまのいたずらのような試練なのかもしれません。
お付き合いしている彼との関係はこのままではいずれダメになるし、新しく巡ってきた彼とも瑞枝さんが今のままでは何も起こりません。
どちらを選んだとしても大切なのは、「自分で選ぶ」ということと「自分が責任を負う」という勇気でしょうか。
stand.fm音声配信|彼のほかに好きな人が出来てしまったとき
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
彼のほかに好きな人が出来てしまったとき
お付き合いしている彼がいるのに好きな人が出来てしまって悩んでいる、というあなたは一度お話をお聞かせください。