離婚の文字が過ってしまったあなたへ

夫の浮気、不倫、それが自分には重すぎて苦し過ぎて。だけど、私には子どもがいて、仕事もしていなくて。
離婚の文字が過ってしまったあなたへ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、もうこの結婚は限界かも・・・となっているあなたへメッセージです。
「離婚」という文字が過るのは、何も夫の「浮気」や「不倫」だけではないでしょう。
どうしても相容れない問題というものもきっとあるはずです。
ただ、夫の「浮気」や「不倫」というものは、その他の理由よりも「離婚に向けた思考」に直結しやすいのも事実です。
では、過ってしまった場合、どうしていったらいいのでしょう。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。

別れたい気持ち
ここで妻はおおよそ二手に分かれます。
ひとつは・・・たぶん別れない派もしくは別れたくない派
- やり直したい
- 戻ってきてほしい
- 目をつぶる
- 大目にみる
- 今度だけは許す
などでしょうか。ハナから「離婚」は考えていないけれど、それでもチラっと過ってしまうような場合です。
もうひとつは・・・もしかすると別れるかも派もしくは絶対別れる派
- もう我慢の限界
- 人をバカにしないで
- 自分ひとりでも生きていける
- 要らないこんな夫
- 許せない
もう八割がた離婚に心が傾いているような場合です。
ただ、「別れたくない派」「別れる派」どちらの場合だったとしても、うっすらにせよ、くっきりにせよ「離婚が過る」という場合に、変わらないものがひとつあります。
それは、「自尊心を傷つけられた」という事実です。

やり直せる可能性
やり直したい気持ちがあって、夫の浮気や不倫がひとつも終わる気配がない場合、これが一番苦しいパターンになるかと思います。
離婚は過るものの、それは現実のものではなくて、本当はやり直したい気持ち、別れたくない気持ちのほうが、遥かに大きいという場合です。
ただ、仮に夫が浮気や不倫をやめて、家庭に戻ってきたとして、自分が以前のように振舞えるのかどうか、そこには確固たる自信があるわけではありません。
そう言う場合に妻側の根底にあるものはなんでしょう。
- 経済的に夫と別れたら生きていけない
- 子どもたちを抱えて露頭に迷いそう
等、お金の面での不安が、「そもそも別れると言う選択肢が自分にはないんだ」と、夫のそういう癖を諦め、自分自身のエネルギーも諦め、自分と子どもの未来も諦め、すべての希望を自ら遮断してしまっているのではないかと思うのです。
実際、経済面での不安を感じて離婚に踏み切れない妻は多いでしょう。
昨今は共働きの夫婦も増えていますが、専業主婦だったり、産休中だったり、子どもの世話があって時短で働いている妻の場合は、離婚することで発生する経済面のダメージは想像するだけで落胆しか浮かばないかもしれません。
だけど、繰り返される浮気や、辞める気のない不倫をされ続けることは、許せない気持ちがあって当然のことです。
証拠を突き付けて、慰謝料や養育費を勝ち取って、スッキリ別れてしまおうという気持ちもまた、浮かんで然りの結果です。
でも現実に行動しようとすると、妻は未来への現実を予測して、踏みとどまります。
それが果たして賢い選択なのか、はたまた愚かな行動になるのか、それは誰にもわからないことなのですが。
ひとつ思うのは、屈辱を受け続けるということが、どれだけ妻の人生を暗くてツラいものにしているか、というその現実をどう自分が感じているのかがカギになるように思います。

別れたあとの私
別れないことを選択した妻の場合
離婚が過った。
でも、別れずに夫婦のままでいる選択をした。
これで良かったんだ。
という、最後の「これで良かったんだ」と感じられるような選択になれれば、浮気や不倫をされた妻も救われると思うのです。
また、別れることを選択した妻の場合
離婚することになった。
夫とは別れて、自分の人生を新たに踏み出すことにした。
これで良かったんだ。
という、この場合もやはり最後の「これで良かったんだ」と感じられるような選択になれれば、離婚した妻も自分の選択と未来に、希望が持てると思うのです。
どちらも「自分の意思で選ぶ」ということが最大のポイントで、「何かのために我慢した」という濃度が薄いところもカギとなります。
それがあれば、仮に別れないことを選んだとしても、夫婦生活において、妻は自分の自尊心を失うことなく在ることができます。
そして、夫婦であっても、自分の人生を「自由と責任」を持って過ごすことで、夫に依存し過ぎない「自分の人生を謳歌するひとりの人間」としての時間をつくれるのだと思うのです。
別れることを選んだ場合はもっと明確で、完全に元夫を切り離して「自分の人生の仕切り直し」を選んだということになるので、一層「自由と責任」は広大で重いものになるのかもしれません。
それでも、世界は広いし、未来も果てしない。
過去の自分と過去の出来事にありがとうとさようならが言えたら、きっと「離婚」が過った自分を懐かしく感じられることでしょう。

stand.fm音声配信|離婚の文字が過ってしまったあなたへ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
離婚の文字が過ってしまったあなたへ
別れないのも人生、別れるのも人生。でも、どちらであってもあなたの人生はあなただけのもの、です。でも・・・夫の浮気や不倫で「自分の未来に不安を感じる」というあなたはご相談ください。




