どうしてこんなに言いたいことが言えないのだろう

言いたいことが言えないって本当にツラいんですよね。そしてその苦しみは後からどんどん膨らんでしまって後悔や自責が爆発しそうになって…。
目次
どうしてこんなに言いたいことが言えないのだろう
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、言いたいことが心の中でダンゴになっているあなたへメッセージです。
私も過去、相当「言いたいことが言えない女」でしたから、それはもうよくわかるんですけど。
その苦しみって、その時に瞬時に起こるというより、案外後からやってきたりしませんか?
しかも、後から1回やってくるだけでなく、何回でもやってくるし、間をおいて何年かしてからも蘇ってやってきたりするんですよ。
こうなってくると、まったく腹立たしいことこの上ありません。
あのときバッチリ言っておけば、こんなに引きずらないのに・・・なんてこと、あなたはありませんか?
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。

言おうとはする、でもできない
「言いたいことが言えない」でいる、そんなあなたに伝えたいことがあります。
その伝えたいことは、ひとつだけではなくて、いくつかあります。
そのなかでもまず、最初にお伝えしたいことはこれです。
「それ言ったら何が起こりそうなの?」
っていうことです。
これを最初に、自分自身に問いかけてみてほしいのです。
そして、「何が起こりそう」ということこそが、あなたを縛りつけている呪縛だということに、気づいてほしいんです。
なぜなら、実際のところ、あなたが恐れているようなことは、何も起こらないことが殆どだからです。
「言いたいことが言えない」ということは、そのあなたの言いたいことを言ったとしたら、何かが起こりそうだと「あなた自身が決めている」っていうことでもあります。
そして、その起こりそうなことっていうのが、あなたにとっては相当恐怖なことで。
下手をすれば、滅茶苦茶誰かから攻撃されてしまったり、大反論に遭ってしまったり、やり込められてしまったりして、太刀打ちできないと判断しているから・・・
「言わない」を決めているのかもしれません。

積み重なった想い
例えば、頭に浮かんだすべての言いたいことを、一旦手に取って眺めても見ずに言いまくっていたら、カドが立つこともあるでしょう。
だけど。
あなたに対して、あなたが感じる不当な想いをつけてくるような人がいるのだとしたら、それはそれでその人は無礼者なのです。
あなたのことを守れるのは、あなたしかいません。
他人が守ってくれることもあるかもしれません。
ですが、もしそうだとしたらそれはLuckyだった…くらいに思っていた方がいいです。
なぜなら、誰でも自分のことで手いっぱいだからです。
だからこそ、自分で自分を守るための「心の護身術」は大切です。
その第一歩として、「あなたが言いたいことを、言いたいと思ったそのタイミングで言い切る」ということを実践していく必要があります。
で、その際にビビりがちなことの真実をひとつお伝えします。
言いたいことを言うって、勇気が要るって言う人もいますが、実際のところ勇気なんて要らないんですよ。
だってもう既に、あなたの心の中では「こう感じていて」「こう言いたい」、はたまた「こうしたい」という想いが存在しているわけですよね。
となると、でそれを「伝える」だけで充分なんです。
「私はこう感じている」
「そしてこう思っている」
これだけなんですよ、言いたいことって。
たとえそれに対して、相手が反論したとしても、それは相手が感じていて相手がそう思っていることです。
なのであなたはこう返すだけです。
「うん、そうなんだ。あなたはそう思っているんですね。ただ、私はこう感じているし、こう思っているんです。」だけ。
あなたがどう感じていて、どう思っているのかは、誰より大切なあなたの感覚です。
それを素直に表現しているだけのこと。
「言いたいことを言う」ってそういうことであって、罪でもなんでもありません。

言いたいことを言うために
あるアラフォー女性のAさんは、旦那さんのぐうたらな姿に日々イライラしていました。
そのことを旦那さんに直接言えずにいるから、「またか」「きっと次も」と、負の連鎖が心を占めてしまっていました。
かと言って、「そんなことは言っちゃいけない」とも思って過ごしていました。
だから、目の前にぐうたらしている旦那さんがいない時でも、イライラは継続していて思い出してはムカムカしていたのです。
さて、この場合のAさんの言いたいことなのですが。
「ぐうたらしないで」なのでしょうか?
もしかすると、そのままだと旦那さんへの命令みたいになってしまって、旦那さんから反論を浴びることになるかもしれません。
「俺だって疲れているんだ」
「休みの日ぐらいぐうたらさせてくれよ」
そもそもなのですが、なぜAさんは旦那さんがぐうたらしているとイライラしていたのでしょうか。
これ、ポイントになるのですが。
その心の裏側には、彼女の中にある「人はちゃんとしていないと」という思い込みがありました。
ちょっと端折りますが、これは裏を返してみると。
「自分はぐうたらしていていはいけない」
「自分はダラダラしていてはいけない」
「自分は寛いではいけない」
という観念が彼女の中にあったのです。
といって、彼女はダラダラしたくないのでも、ぐうたらしたくないわけでも、寛ぎたくないわけでもありませんでした。
逆に、ぐうたらしたくても「できない」状態で生きてきたのです。
そんなAさんには、心の軌道修正セッションの宿題で、「旦那さんが在宅でいる時間に、ソファーで10分寝転んで休んでみてください」と伝えました。
そうしたらなんと。
私が宿題を出したこのメッセージだけで、彼女の表情はぱぁっと明るくなったのです。
しかもです。
その後、驚いたことに「え?本当に?いいんですか?」と彼女は言ったのです。
「はい、いいですよ。ゆっくり寛いでみてください。できなかったらしなくて大丈夫です」と私は答えました。
実際、この宿題を決行する際、ちょっと勇気が要ったそうです。
本当にいいのかな?
私がそんなことして大丈夫かな?
迷ったそうです。
でも、彼女は宿題をやり遂げました。
立派にこなしてみたのです。
その後のAさんですが。
今や彼女は、旦那さんがいてもいなくても「ぐうたら」することに抵抗がなくなりました。
そして、旦那さんに対しても本質的に「彼のぐうたら」が目につかなくなったのです。
言いたいことが言えないと悩んでいる、そんなあなたに伝えたいこと
それに関する対処法はいくつかあります。
ですがまずは、「それ言ったら何が起こりそうなの?」っていうことをあなた自身に問いかけてみてください。
そして「何が起こりそう」というところにこそ、あなたを縛りつけているモノが潜んでいるということに、いち早く気づいてほしいんです。
何よりも実際のところは、恐れているようなことが本当に何も起こらないっていうことが、よくあるからです。

stand.fm音声配信|どうしてこんなに言いたいことが言えないのだろう
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
どうしてこんなに言いたいことが言えないのだろう
それでも、言いたいことが言えないでずっと困ってる・・・というあなたは、ご相談くださいね。




