料理に難癖をつける夫にイライラ

料理の好みを伝えてくれるのはいい。でも毎度毎度作る料理に「ひとこと」がくっついてくるとなんとなく、いえ、かなりウザくて。
料理に難癖をつける夫にイライラ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、そんなに言うなら自分で作れ!と思っているあなたへメッセージです。
どうでしょう。
あなたの旦那さまは、あなたの作るお料理に対して、どんな感じで召し上がっている感じがしますか。
これはもうホントに人によってさまざまだと思うのですが。
- 黙々と食べている
- 「美味しいね」と言いながら食べている
- 「これどうやってつくるの?」と尋ねながら食べている
- テレビやスマホを見ながら食べている
- 「味付け」に関してあれこれ言いながら食べている
- 「量」に関してあれこれ言いながら食べている
等々。
そしてここからなんですけど、それに対してあなたがどう反応しているか、というところに今日は注目していきたいと思います。
特に、夫が「何か言いながら」食べている場合に、妻が「何か感じながら」それを受け取っているということについて。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
ひとこと多い男
なんてことなく食事の時間が過ぎ去っていて、特に何も感じないまま終えているご夫婦も多いかと思うのですが、夫のひとことや夫の言動に関して、時に「ピキピキ」してしまう妻もまた、少なくないと感じます。
なかでも「ひとこと多い」と感じる場合、その料理を作った工程まで否定された気がして、大変気分が悪いものです。
味見をして、整えて、食卓に出したお料理に対して、醤油やソースをドバドバかける・・・とかね。
ちょっと!!と言いたくなる気持ち、わからなくないです。
共働きで時間のないなか、子どもをあやしたり、宿題を見ながらやっと夕食の時間になって、さぁ食べようと言うときに言われるひとこと・・・。
「このにんじんの切り方がさぁ」
ひとくち食べて「薄いなぁ」
「もっとはっきりした味がいいなぁ」
「もう少し薄味に出来なかったの」
なんて言われたら?
Adoではなくても「うっせぇわ」と言いたくなりませんか?なりますよね?
私はなります!!えぇ、はっきり「なる!」と言い切れます。
だったら自分で作りな!!
とか言っちゃうかも(笑)。
その他にも
「野菜の切り方が雑過ぎる」
「煮物の野菜はもっと大きめがいいな」
「カレーの野菜はもっと小さめでしょ普通」
ごぼうに至っては「これってささがき?」
えぇ、えぇ、自分でやったんさい!!
って言いたくなりますよねホントに。
こんなふうに細かく指示出しというか、料理に口を挟む夫の心情は何に起因しているのでしょう。
というか、そんなの「何に起因していようと知ったこっちゃない」というのが本音だけれど、夫の心情を「一応」汲んだうえで、妻の対処法はどうしていったらいいのか、一緒に考えてみませんか。
こだわりが重い
もしかするとこういうふうに細かいことを言う夫は、料理に関してだけではないかもしれません。
掃除や部屋の片づけに関しても、夫なりのこだわりがあって、それに沿っていないと「気が済まない」のかもしれません。
この辺はもう「かもしれません」としか言えないので歯がゆいのですが、そのこだわりは夫のもので、けして妻のものではありません。
そもそも、妻にも夫と同じくらい料理や部屋の片づけにこだわりがあれば、それが同じ指針であってもなくても、「悩む」ということにはならないのでは?と感じます。
妻と夫のその辺りの感性が同じような感じなら、そもそも揉めないですしイヤな気持ちにもならないと思うのです。
また、妻が別のこだわりを持っていたら「何言ってんの?」で一蹴できることなのではないかな?と思うのです。
困ってしまうのは、妻がその辺りのことに何のこだわりも持っておらず、同時に、自分のすることに自信が持てない場合に起こっているように感じます。
そうなると、相手の強いこだわりがとても重く感じてしまうのです。
例えば、先ほどの夫のつぶやき。
「野菜の切り方が雑過ぎる」
「煮物の野菜はもっと大きめがいいな」
「カレーの野菜はもっと小さめでしょ普通」
ごぼうに至っては「これってささがき?」
妻にこだわりがなくて自信がない場合、「私ってダメなのかな?」と言う方向に行きがちなのではないかと思うのです。
もしくは「いちいちうるさいな」「細かいな」「黙っててよ」のように、「相手を否定」する方向に走るのではないかなって思うのです。
でも、妻に「自信」というかまぁ「芯」があって、「自分と他人は感性が違う」と認識していた場合、これを言われてもあんまりどうって言うことない感じになります。
「野菜の切り方が雑過ぎる」と言われたら・・・
「お腹に入れば一緒だからこのくらいでもいいと思ってる」と一蹴(笑)。
「煮物の野菜はもっと大きめがいいな」と言われたら・・・
「そんな大きく切って入る鍋はうちにはありません」
「私の口にはこのサイズがちょうどいいの」
「このサイズが味がしみるのにベストなのよ」
「カレーの野菜はもっと小さめでしょ普通」と言われたら・・・
「うちの実家はずーっとこのくらいのサイズだったよ。家庭によって違うんだねぇ」
ごぼうに至っては「これってささがき?」・・・
「ささがきじゃないと『食べられない』の?」(笑)
夫の意見にいちいちイライラするくらいなら、「私はこう思う」「私はこうだよ」ということを明確に一度示してみるのも手だと思うんです。これはあくまであなたの心が萎れてしまうことを防ぐためですが。
そして、もうひとつ。
何にイライラしてしまうかというと、夫のそういったつぶやきって「お願いごと」ではないからなのではないでしょうか。
単に「指摘」でしかなくて、「こういうふうにしてくれる?」のような「あなたへのお願い」ではないから「だったらなにさ」のような気持ちになってしまうのではないかなと思うのです。
私の料理に文句あっか
基本的に「私の料理に文句があるなら自分で作れ」というところに着地してしまいそうなこの問題ですが、本当のホントは旦那さんはあなたに、あなたは旦那さんに「期待」をしているのだと思うのです。
旦那さんの期待は・・・自分の好みに作ってくれ、働いてきた自分を労ってくれ
妻の期待は・・・作ったものを美味しいと言ってくれ、作ったことを労ってくれ
ここで共通するのは、心情のほうです。
お互いに「労ってほしい」が潜んでいるんです。
人に労ってほしいという想いが、強く出てしまう場合、自分が自分を労ってあげていないことが多いのですが。
たぶん、あなたは自分のことを褒めたり、自分のことを認めたりすることがあんまり出来ていない状態が続いているのかもしれません。
だからこそ、こうやっていちいち言いたくなるのも、いちいち言われて傷ついてしまうのも、もしかすると心のどこかに「寂しさ」を感じているのかもしれません。
寂しさ以外にも、何らかの感情が潜んでいて、それが少し歪んで、疲れの出やすい夕食時などに噴出してしまっているのでしょう。
こういった場合に妻が
- 私の料理にいちいち口出さないで
- 細かいことまで言ってこないで
- 私も帰ってきてすぐに取り掛かって頑張っているの
と正論を振りかざしても、夫にはあんまり効果がないんですよね。
夫は夫で
- 作ったものがダメなんじゃなくて自分の希望を言っているだけ
- 味付けや具材の大きさの好みも言っちゃだめなの?
と、これまた正論で返してくるだけです。
こういう状況から、夫の言う通りにして「あげる」のも、なんだか「負け」を認めたようで癪に障ってしまう妻。
妻が仕事を持っていようと、持っていまいと、気分が悪いことは変わりないと思います。
夫の王様気質を、なんとかヒーロー気質に変えたい!と思うなら、最初から夫が王様然とした態度を認めないこと。
もう既に、王子様扱いしてしまったまま結婚して、王様扱いをしてしまっているのなら、まずはその役職を取りはずすこと。そして、あなた自身も女王様然としないこと。
夫婦は敵対関係にはなくて、あくまでチームです。
なので、「切り方」に拘りがある夫なら、それを切るのは夫の役目。
夫が帰ってくるのなんて待っていたら、ご飯が作れない!!と言う場合は、前日に切っておいてもらうか、お休みの日に切って冷凍しておいてもらうか、一度、すべてを作ってもらって「お手本を見せてもらう」ということをしてみてください。
これからの世の中、共働きはもちろんですが、それぞれが定年を迎えた後に「食事作り」が苦痛・負担・卒業したいと感じている妻が大変多いのです。
これ、60代になっていきなり「料理を今日から折半で」と言って出来るモノではないし、それはそれで夫いじめみたいになってしまいます。
なので今すぐ!もう今日からでも。
料理好き夫を育ててください。
その際忘れてはならないことは、あなたがされて嬉しいことをするのを忘れないように。
そう。それは「労い」です。
お互いが欲している「自分への労い」。
これがある家庭は、たとえ共働きで妻がメインで料理をつくっている家庭でも、料理に関するモメゴトは少ないようです。
例えば・・・
- 料理をする日は交代制
- 料理をするのは妻だけど、洗い物から片付けは夫
- 料理をするのは妻だけど、配膳と食器を洗うのは夫
- 平日は妻が料理、週末は夫が料理
- お互いが作ったものは美味しく食べる
料理をする日がそれぞれにあると、夫が不満に感じているらしい「切り方」や「味付け」の問題も、夫の好きなように出来ますし、あなたもその「切り方」や「味付け」が体感としてわかると思います。
とはいえ。
これあくまで夫の好みがわかるだけで、「やっぱり私はこの大きさ」「私は自分の味付けが好み」というのはあると思います。
というか、あるのが普通だと思います。
なのでそもそも「味付けが~」とか「切り方が~」のように言われたときに、あなたが罪悪感を感じることはないのです。
人はひとりひとり違っていて、好みも違って当たり前なのですから。
しかもあなたは、夫の奴隷ではないのですからね。
今日もあなたは、あなた好みの美味しい食卓を。
stand.fm音声配信|料理に難癖をつける夫にイライラ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
料理に難癖をつける夫にイライラ
料理だけでなくいろいろうるさい夫に辟易!!どうにかならないの?というあなたはご相談ください。