離婚で得たもの、失うもの
もくじ
おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第１５４日目
今日は木曜日。離婚しているあなた、または離婚を考えているあなたに向けてのメッセージです。
離婚で得たもの、失うもの
離婚すると失うものが多いと感じている方、多いかと思います。
あ、特に、離婚したことがない方はそう感じるのではないかな？と。
例えば、夫・家族・財産など、根こそぎ失ってしまうんじゃないか？
さらに、周囲からの評判や噂なんかも気になるし、どうしてもネガティブなイメージを持たれやすいのは事実です。
ですが、本当にそんなに失うものが多いのでしょうか。
おいはぎに遭うように、身ぐるみはがされて放り出されてしまうような感じなのでしょうか。
いえ、全然。
むしろ得るものの大きさに、ビビッてしまうかもしれませんよ。
今までどれだけ我慢していたんだ！ということに気づかされるでしょう。
大きく得られるものとして、自由があります。
自由は同時に「責任」というものもくっついてきます。
ですがきっと、そう遅くないタイミングで気づくはず。
あぁ、離婚て得るもの結構あるじゃないの、ということに。
それでは本日の愛のトリセツスタートです。
失ったものがあると感じているあなたへ
私が離婚したのは2000年の7月。
あれからもう20年が経ちましたが、今お付き合いがある人たちは、皆さん離婚後に出逢った人たちばかりです。
離婚前からお付き合いのある人たちももちろん大勢いますが、シゴトに関していえば、これは離婚していなかったらしていないかもと思うところもあり、離婚によって広がった人間関係は、まさに「離婚後に得たもの」になると感じています。
対して、離婚後に失ったものですが、これ私ほぼありません。
というか、「失ったもの」という認識が生まれるものがありません。
もちろん、元旦那さんとの関係は失われたもののひとつですが、元々失いたくなくて失ったものではありませんので日常生活にまったく知支障がありません。
子どもたちは既にふたりとも成人してだいぶ経ちますので、私にとっては元旦那さんであり、彼らにとっては自分の父親であるその人とは自由に会ったりしているようです。
正直、私は失ったものが思いつきませんが、人によっては失ったものが大きく存在している人もいます。
離婚の状況にもよるのでしょうが次のようなものを「失った」と感じるようです。
- 住む家
- 財産
- 収入源
- 夫婦生活
離婚したわけですから、住む家は変わる可能性としてはあります。私は離婚の条件として「子どもが住む家は変わりたくない」と言ったので、元旦那さんが家を出るかたちになりました。
また、財産は分与できるはずです。
収入源に関しては、それまで専業主婦だったり収入の多くを旦那さんに頼っていた家庭はそう感じることがあるのではないでしょうか。
ただ、これに関してはシングルマザーでも仕事を一生懸命頑張っておられる方は大勢いらっしゃいます。
私も40歳で離婚したとき、その手前の11年間は専業主婦でしたから、離婚してまずしたことは再就職活動です。
子どもたちの養育費問題も、その家庭ごとに決まりごとを作ることになるでしょうが、奥さん側の再就職はちょっと戸惑う方も多いかもしれません。
でも、見つかりますよ。ホンキで自分のこれからの人生を考えていたなら、見つかる努力も惜しくないはずです。
だって、幸せになるために離婚したわけですからね。何度も言っていることですが、離婚したら不幸になるようなら離婚はしないほうがいいです。
夫婦生活ももちろん離婚とともになくなります。ですが、そこで自由になったぶん、あなたには新しい世界が待ち構えているのです。もうカゴの鳥じゃありません。
自由に恋愛したっていいんですよ。離婚の傷が癒えたら、あなたが本当に心から愛を通わせることが出来る人と出逢うことだって可能なんです。
得ているものを数えてみたら
そんなふうにひとつひとつ検証してみると、離婚してからの方が得ているものが遥かに多いことに気づきます。
すべてを失った気がして、打ちひしがれている人は、今自分の足元だけを見て絶望している状態です。
無理に顔を上に向けて、さらに目線ははっきり前を向いて、力強く踏み出す必要はありません。
ですが、せめて前方に広がる景色が見えるくらいは顔をあげてみてください。
あなたの前には命ある限り無限の幸せへのトビラがいくつも用意されていて、そのドアノブに手をかけるのもかけないのもあなた次第。
もし、少しの勇気があったなら、ひとつ、またひとつとトビラを押して入っていくことができるんです。
私自身、そうしてきて、離婚から13年目の秋、今の夫と再婚に至りました。
最初は恐る恐るだったけれど、再就職した仕事も楽しくなって、子どもたちも成長していって、私自身もスキルアップしていく。
そんな自由で飽きない世界がやってくるなんて、人生捨てたもんじゃないな、離婚って悪いことじゃないなって思いましたもん。
トータルすると？
そう、私からすればトータルして離婚して良かった、となります。
でも、先ほども申し上げた通り、今(現結婚生活)より幸せにならない可能性があるなら離婚はしないほうがいいです。
そんなの離婚してみなければわからない、って言うかもしれませんが、離婚しなくてもわかります。
「今の結婚生活が耐えられないかどうか」です。
耐えられるなら、今の結婚生活を軌道修正していく方が手っ取り早く幸せに繋がります。
耐えられないなら、もはや結婚生活を続ける意味がありません。
耐えられなかった＝離婚後は耐えられるというか、むしろ耐えるものがない暮らし
となるわけですから、間違いなく現結婚生活より幸せになるでしょう。
ただ、どこまで自分が我慢レースに持ちこたえられるかというのもありますよね。
そして、我慢レースに乗っかったまま、そのまま年老いてしまうことだってあるのです。
私は離婚してからの方が圧倒的に幸せを感じていますが、それは本当に人それぞれ。
そして、その指針となるものが、あなた自身の心の在り方になります。
ブレない気持ちと、自分を信じる想いがあれば、何も怖くないのですが、周囲に影響されやすく、流されやすい人だと難しいかもしれません。
なぜなら優先順位の上の方に、あなた自身が置かれていない可能性があるからです。
自分を大切にすることは、結婚していても離婚してからも大切なことです。
では改めて、今日のメッセージ
離婚で得たもの、失うもの
私は得たものが多いですが、あなたはいかがでしょうか。
そして、あなたはあなた自身のことを尊重して大切にしているでしょうか。
それが出来ていない場合は、現在の結婚生活を続けていても我慢レース、離婚しても自分責めコースになってしまうかもしれません。
自分自身の想いを一度紐解いてあげてくださいね。
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