ライバル心が強い私、本当の友だちいないかも
職場でも友だち関係でも、もしかすると心から分かり合える人っていないかもしれないと思った瞬間、とてつもなく寂しい気持ちになるんです。
もくじ
ライバル心が強い私、本当の友だちいないかも
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、どうしても勝ち負けにこだわってしまうあなたへメッセージです。
職場では
- 自分と同期の友だちが上司に褒められていた
- 自分の指導している後輩が成果を出して社内で表彰されていた
- 自分よりシゴトが出来ない人間がある試験に合格した
友だち関係では
- 友だちに彼氏が出来た
- 友だちが結婚した
- 友だちが婚活で交際に進んだ
その度にわき起こる感情。
それは「悔しい」だったり「ムカつく」だったり。
日頃、仲よくしている同僚や後輩なのに。
日頃、優しくしてくれて大好きなはずの友だちなのに。
どうしてこんな気持ちになっちゃうんだろう?
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
競争心と敵対心
こういう感情を抱いてしまう時って、人への敵対心や、誰かとつい勝負してしまうような競争心が生まれているということだと思うのですが、なぜそんな気持ちになってしまうのでしょう。
- 負けず嫌い
- 勝ち負けにこだわる
- 優位に立ちたい
- 自分が一番でいたい
など、いろんな想いがあると思うのですが、実はこういう感覚・感情を持っていると、自分自身が大変つらく苦しい気持ちになってしまうことが殆どなんです。
なぜなら、成果の部分での比較対象が「自分以外」だからです。
自分以外の人が得た成果って、その人が成し遂げるためにしてきたことがあるからこそ。
それを知らずに、「自分がしていること」と見比べて判断しているところに大きな間違いがあります。
悔しい気持ちは明日への活力になるし、自分がジャンプアップするための起爆剤にもなります。
ですが、判断材料を間違うと活力になるどころか自分の意欲をそいでしまいますし、ジャンプアップにならずにただ凹んで立ち直れないという状況に陥ってしまいます。
ライバル心に燃えるけど
冒頭でお伝えした職場での出来事、3つ挙げましたね。
- 自分と同期の友だちが上司に褒められていた
- 自分の指導している後輩が成果を出して社内で表彰されていた
- 自分よりシゴトが出来ない人間がある試験に合格した
これらはすべて、その同期や後輩が「あなたの知らないところで頑張っていた」からです。あなたの見えていないところで努力していたということ。
ここでその同期や後輩を「すごいな」「すごいね」「よかったね」と感じられず、ただただ悔しさが生まれ、「私のほうががんばってた」とか「大して努力もしてなかったくせに」みたいな気持ちが浮かぶなら。
それはすべて自分の見えている部分だけで判断している可能性大です。
友だち関係も同じです。
- 友だちに彼氏が出来た
- 友だちが結婚した
- 友だちが婚活で交際に進んだ
これらはすべて、その友だちが「あなたの知らないところで試行錯誤して努力していた」からです。あなたの見えていないところで傷ついたりすってんころりしながら、自分が幸せになることに貪欲になっていたということ。
悔しみといら立ちの根源
私のところにいらっしゃるご相談者さまのなかにも、このように「ライバル心が強くて」と自分の心の狭さをどうにかしたいと仰る方はおられますが。
なんとなく共通しているのは、兄弟姉妹の「妹」にあたる方が多いように感じます。
もしくは、親がよその子と自分を比較ばかりしていた・・・のようなケースです。
小さい頃からいつも自分が誰かと比較されて「いるような気がして」、お姉ちゃんやお兄ちゃん(もしくは親が言うよその子)を越えたいと思っている。
だけどいつまで経ってもその年齢差は縮まるはずもなく、能力も縮まらないと思っている・・・。
すると惨めな気持ちになるのです。
私はダメだと思ってしまう。
お母さんはお姉ちゃんを「すごいね」と言うけれど、私には「すごいね」は言ってもらえない。
実際、自分でも姉はすごいと思うけど、やっぱり悔しい。
お母さんはよそ子を「あの子は素晴らしい」と言うけれど、私には「あなたはダメだね」としか言わない。
事実、その子はすごいけど、そんなに私はダメなのか・・・。
そんな気持ちを抱えていた幼少期があって、無意識に「負けたくない」という気持ちがライバル心となって気持ちをあおっているのかもしれません。
ところが、兄弟姉妹の「姉」に当たる人って、あんまりライバル心が強くないように思うのです。
あ、先ほどお伝えしたように「姉」の立場にあったとしても、親がよその子と比較ばかりされているような環境だと、やっぱりライバル心は強めになってしまうこともありますよ。
話を「姉」に戻しますが、「姉」や「兄」の立場の人って、親からあれこれ言われることは多くても、手本となる人間が自分より上にいないため、良くも悪くもいろんな課題を自分で切り開いていくしかないんです。
でも、「妹」や「弟」の立場にいる人たちは違います。
姉(兄)がどういうことで怒られたか
姉(兄)がどういうことで褒められたか
姉(兄)が出来ること
姉(兄)が上手なこと
実に良く見ています。
そして姉(兄)が出来ることなら自分も出来ると思うからこそ、実際は姉(兄)のように出来ずにイライラしてしまうのです。
例を挙げますが。
3歳の妹が5歳の姉のようにうまくできなかったとしても、3歳の妹が5歳になったときに出来れば問題ないってことに気づいていないのです。
比較対象が自分自身ならイライラもモヤモヤもそんなに生まれないはずなのに、常に先行く出来ている人と比べれば、そりゃ凹みます。
そして、出来ている人はあなたの知らないところであなたの思っている以上のことをしているかもしれないという「可能性」が無限大にあるということ。
ライバル心は、他人との比較をしやすい人に生まれます。
ライバルは過去の自分。これに置き換えてみてはいかがでしょうか。
10年前の自分
5年前の自分
半年前の自分
昨日の自分
きっとその頃の自分より出来ていることがたくさんあるはずですよね。
stand.fm音声配信|ライバル心が強い私、本当の友だちいないかも
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
ライバル心が強い私、本当の友だちいないかも
そう言えば私も人と比べて落ち込みやすい、というあなたはご相談ください。