恋活・婚活:恋の傷を恋で癒やそうとするとうまいこといきません
もくじ
おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第96日目
今日のメッセージは恋活・婚活中のあなたに向けてのメッセージです。
恋活・婚活:恋の傷を恋で癒やそうとするとうまいこといきません
振ったり振られたり、納得ずくの別れだったり、どんな別れてであっても、お付き合いしていた人と、そのお付き合いを辞める時って、今までそこにあったテーブルが突然なくなってしまったような…
喪失感というよりも「いつもと違う」違和感を感じます。
この「いつもと違う」違和感を他の誰かで埋めてはいけません。
これはやりがちな癒し方なのでご注意です。
私も昔、それをやってさらに傷つくという結末を経験しています。
ということで、今日の愛のトリセツスタートです。
終わったことを心に認識させる時間
終わったことを認めたくない。
自分から別れを言い出したのならともかく、一方的な相手からの別れの言葉に、その状況を一瞬で理解して飲み込める人は、そうそういないのではいでしょうか。
ちょっと待って
なんで急に
そんな想いがぐるぐる回り、辺りがモノクロームに変化していく。
体温がぐんぐん下がっていくようで、顔ばかりが熱くなるような。
そんな想い、私も経験したことがあるのでよくわかります。
ツラいですよね。
今までそばにいた人がいなくなる。
ずっと手を取り歩いていくはずだった人が、たった今から何の関係もない人になる。
そこね、そことってもツラいんですけど、ここを認めて受け容れる時間は多めにとってください。
そしてしっかり「別れたこと」を自分に落とし込んでください。
あなたの心の多くを占めていたあのタンス、今日粗大ごみ回収車が持っていきました。
ぽっかり空いたスペースを感じ切ってください。
その時間を感じて先へ進むのか
その時間を感じずに何かですぐ埋めてしまうのか
結果は全然変わって来ちゃいますからね。
他の人では癒されない
あなたの心の大半を占めていた大きなタンスには、たくさんの想い出が詰まっていました。
想い出の残骸が、今その空いたスペースにちぎれた雑誌のように散らばっているかもしれません。
あの日のあの想い出も
この日のこの想いも
中途半端に置き去りにされて、心の中の空洞を風もないのにくるりと舞う様子。
それが心の痛みです。
そこに、まっさらな見た目頑丈そうな新しいタンスを入れたとしても、その引き出しは空っぽです。
あなたとの想い出は何も入っていない、形だけのタンスです。
恋の傷を別の恋で癒そうとするってそういうことです。
新しい人は、あなたの想い出の代わりにはなりません。
あなたの想い出の切れ端も持っていません。
だけど、何かするたびに、あなたは前の彼を想い出します。
この人が前の彼だったらいいのに、と感じてしまいます。
人を自分の哀しみを拭う役割で使ってはいけません。
それはその後、さらに大きな落胆と罪悪感を連れてきますから。
ちょっと私の話をします。
23歳の時、遠距離恋愛をしていた関西の彼と別れました。
白馬のスキー場で出逢って2年、月に1回会えるかどうかのお付き合い。
携帯のない1983年頃のことです。
固定電話での連絡も、そうしょっちゅう取れるわけではありませんでした。
時折の電話と手紙、そして本当にたまに会えるという間柄は2年を超え、「いつか関西にお嫁に行くのかな」なんて想いも薄っすら抱き始めた4月のこと。
彼から連絡があって別れることに(このことはいずれ書きます)。
納得のいく別れではなかったけれど、恋愛で争うことが嫌いな私は別れることに承諾しました。
その後、数か月もしないうちに、たまたま連絡のあった昔から知り合いの男友達と会うようになりました。
心が凍って恋愛感情なんてない。
でももう恋愛はいいや。
疲れた。
どうせ私にはもう人をスキになる気持ちなんてないんだから。
と、身近な一緒にいて楽しい人との時間を過ごしていくのも悪くないかな?と思って、気づいたら付き合い始めていました。
やがて婚約の話が出て、両方の親に挨拶に行きました。
ですが、これその後数か月もしないうちに婚約破棄になりました。
理由は私の無責任さです(このこともいずれ書きます)。
簡単に言うと、もう恋愛感情なんて湧かないと思っていた私は、婚約しているのにも関わらず別の男性に感情が動かされてしまったんですね。
生きているなら傷は必ず癒えます
婚約破棄をして周囲は大騒ぎで、婚約した彼のこともものすごく傷つけてしまったんですが、私は自分に「恋愛感情」がまだあることに喜びを感じていました。
私の心は生きていたことに、感動していました。
私があの関西の彼と別れた直後に、すぐに人の甘えに乗っからず、自分自身で気持ちを整えていたら、傷つける人もなく健全に恋愛して婚約できていたかもしれません。
ですが、あの時の私は、今にも崩れそうになるのを人に委ねました。
その結果、委ねた相手を傷つけてしまった。
数十年後、話す機会があってその彼には謝りましたが、謝って済む問題ではないと、それは今でも思います。
言いたいことはひとつです。
生きているなら傷は必ず癒えます。
誰か別の人の力を借りなくても、あなたの中には自分を再生するチカラが備わっています。
大好きでしょうがなかった彼と別れても、心からまた信じあえる、笑い合える彼と出逢えます。
彼とさよならしたということは、あなたのその本命の相手に一歩近づいたということなんです。
私は23歳の失恋と婚約破棄から5年後、出逢って5日目にプロポーズしてくれた旦那さんと半年後に入籍をしました。
ですが、結婚11年で離婚しています。
そして53歳の時、現在の旦那さんと再婚しています。
8歳年下の初婚の旦那さんです。
私が23歳の頃、中学3年生だった旦那さんです。
私が悲しみに打ちひしがれている頃、高校受験の勉強をしていたんです。
だけど、月日は必ず本当の人にめぐり会わせる準備をしてくれています。不思議ですよね。
だから今つらくても、投げやりにならないで。
誰か別の人で哀しみを紛らわせないで。
あなたのベストタイミングに恋をする
あなただけのベストタイミングが、今の年齢なのか、この先何歳なのかはわかりません。
あなたにもわからないでしょう。
ただひとつ言えることがあります。
それは、人に恋心を抱く、人を愛する手前で、自分自身に恋する、自分自身を愛するきっかけがやってくるということ。
私も、失恋や離婚で傷ついた時代を経て今があります。
いつもいつも笑顔の中にいたわけではありません。
自分のことがいやになることもあったし、意固地でガンコな時もありました。
今の旦那さんとも、私のワガママから1度別れています。
そう、私たちは復活愛を経験しています。
それもこれも、一旦全部受けとめることなんです。
あるがままを受けとめることができた人から、幸せに向かっていきます。
それでは改めて本日のメッセージ
恋活・婚活:恋の傷を恋で癒やそうとするとうまいこといきません
あなたの望む恋愛・結婚に向けて、全力でサポートをしています。
今、あなたがどの段階におられるのかによって、取るべき策は変わってきますよ。
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