離婚はしたいけど、離婚した後のことを考えると不安なんです
もくじ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ第179日目
今日は木曜日。離婚しているあなた、または離婚を考えているあなたに向けてのメッセージです。
離婚はしたいけど、離婚した後のことを考えると不安なんです
そりゃあ不安ですよ。
人は「わからないもの」は不安に感じるものなのです。
過去の出来事は「わかっていること」だから安心かというと、そんなことばかりではなくて、腹立たしいこともあるでしょうし、怖かったことも悲しかったこともあるでしょう?
わかっていることですら、そんな感情が揺れ動くのですもの、これから起こる未来はわからないだけに不安です。なんとなくじわじわ心配な気がしてしまうのは、今まで経験したイヤなこと「そのどれかがやってくるようで」不安というのもあるのでしょうね。
ですが、過去の出来事がまた同じようにはやってこないかもしれないんです。
今までの苦しみや、ツラかったことがもう起きないかもしれないんです。
離婚することで、腹立たしかったあのことや、怖かった出来事、悲しい想いが続く毎日はもう起こらないという確実性があるのだとしたら、ここから先の未来に「まだそれが続く」「また違う姿となってやってくる」ということが、いかに妄想かということがわかるはず。
それでも人は、見えない未来に怯え、いつまでも「今」に留まり、足を踏み出すことを躊躇します。
けれども、どんなにその場所に留まっていても、時だけはあなたの肩の後ろ方向にびゅんびゅん飛んでいっています。
砂浜で波打ち際に裸足で立っていると、波が打ち寄せるたびに、立っている足もと周辺の砂がすくわれていきますよね。
あんな感じで、時はどんどんあなたの足もとから、あなたの命ともいえる時間をすくいとっていきます。
ジッとしていても、時は未来からやってきて、一瞬「今」に留まったかと思うと、たちまち過去となります。
離婚した後のことは、離婚した後にわかります。
そしてそれは、思っているよりずっと大変で、思っているよりずっと自由です。
さて、では「なぜ離婚したいのか?」というところを存分に感じるところから始めてみましょうか。
ということで、本日の愛のトリセツスタートです。
そりゃ誰だって不安でしょ
冒頭に書いた通り、離婚した後のことというのは、今と想像もつかないわけですもの、それは不安しかないでしょう。
今までと違う世界に感じる期待と不安は、接戦の綱引きをしているように揺れ動きます。
ですが、この壊れた愛情のカケラを拾い集める人生と、新しい自分自身の人生を生きるのとでは、どちらが自分にとって「らしさ」を感じるでしょう。
私らしさ、自分らしさというものは、自分の人生を歩いていくうえで、もっとも大事にしたいことだと思いませんか。
- 今このままこの家庭の中に埋もれていたら、私らしくない
- 本当の私はこんなの望んでない
- 私がほしいものがこの家のなかにはない
もしそうなら、離婚した先には
- 離婚後には私らしく生きていける
- 私が望む本当のものが離婚後には待っている
- 私のほしいものが離婚した先にはあるはず
という想いになっていくはずです。
ただ、それは未知の部分。
実際にあるかどうかはわかりません、望む本当のものが。
ですが、たったひとつ。
離婚後には「私らしく生きていける」。
これは、どんな人にだって可能なことだと思うんです。
ただ、そこから先に夢を持っているから
離婚を決意した女性というものは、強い意志を持ってその行動を起こしているかといったら、必ずしもそうではないと思います。
もう必要に迫られて、あの状況に耐えがたくて、離婚を選ぶしかなかった女性も相当数いらっしゃるはず。
それでも、その決心が揺らがなかったのは、そこから先に「夢」を持っているからです。
意識していてもしていなくても、心の奥底では自分への可能性を信じているからです。
イヤイヤ結婚生活を続けていると、夢の種がどんどん死んでいきます。
- いつも我慢、常に顔色を伺う暮らし。
- 自由がない毎日。
- 何か操られているような不自由さ。
- 愛されている感じもなく、愛している感覚はもっとない。
朝起きて夜眠るまで、なんとなく鬱々と過ごし、輝きが感じられない部屋の空気。
私このままどうなっちゃうんだろう?
このまま自分の言葉を失ったまま、人生を終えるの?
そんな想いが浮かぶのは、あなたの中に夢がいるからなんです。
死んでいない夢が、息も絶え絶えのなか、あなたに訴えているからなんです。
自信なんてない、勇気だけでいい
きっとたぶん、自信なんていうものもなかったことでしょう。
うまくいく!という確証も持てないまま、ただあのまま結婚生活を続けていくことに耐え切れず、本来の自分がどんどん失われていく状況から抜け出したくて、無我夢中で離婚したということもあると思います。
そこには本当に自信は要らなくて、気づけば「勇気ひと粒」で知らぬまに動いていた、動けていた、という人が殆どです。
死ぬほど面倒臭い、離婚に関わる数々の手続きも、勢いで乗り越えることができるのは、自信によるものではありません。どれもこれも勇気です。
子どもがいたらなおさらのこと。相当な勇気がなければなかなかGOできるものではありません。
それが「子ども共々幸せになる!」と決めた子連れ離婚の母たち。母は強しとはよく言ったものです。
自分の生き方に責任が持てるあなたですもの。
これから先が今より不幸になるなんてことはありません。
どうか、自分自身に腐らずに、今周りを取り巻いている幸せに気づいて羽ばたいていきましょう。
私が離婚したのは40歳のとき。専業主婦からの2児を連れての離婚ですので、就職活動からのスタートでした。
11年のシゴトブランク。新しい職種での就活に心臓はバクバクでしたが、世の中ホンキ出せばどうにかなるものです。
それもこれも自分の人生のため。
子どもとの幸せな毎日のためです。
嫌いになった元旦那とのためじゃないんです。俄然頑張れるんですよ。
では改めて、今日のメッセージ
離婚はしたいけど、離婚した後のことを考えると不安なんです
うん、その不安を思い切り感じてみてください。
そして、そのままでいいかどうかも感じてみてください。
本当はどう在りたいのかも…。
きっと道は開けます。修復するにしても、別離を選ぶにしても。
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