彼の愛、感じられない受け取れない
傍から見れば、ものすごく愛されているのがわかるのに、当人はまったくそれに気づいていない。というか受け容れていないということがあります。こんなに不幸なことはありません。
もくじ
彼の愛、感じられない受け取れない
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、愛されているのに気づけない、受け取れずにいるあなたへメッセージです。
付き合って何年経っても
結婚してもうずいぶん経っても
私、愛されていない
私、大事にされてない
と、相手の愛を疑ってしまっている人がいます。
俗にいう「受け取り下手さん」ですが、これってめちゃくちゃ損していると思いませんか?
だって、もう目の前に差し出されているのに、それをバシっと振り払ってしまってるんですもの。
ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
受け取り下手は誰譲り?
いやこれ、ホントそうなんですよ。あなたのご両親、受け取り下手じゃありませんか?なんでもすぐに謙遜してしまうとか。
実はあなたの「受け取り下手」って、大人になってから身についたものではないのです。
もっとずっと小さい頃に「受け取ることをやめてしまった」のです。
なぜそんなことをしてしまったのか?というと、その方が小さい頃のあなたにとって都合が良かったから。
受け取らないことで褒められたり、ということももちろんあるのですが、その逆の「我慢することで褒められた」経験によるものが殆どです。
ほしいものをほしいと言うと、我慢しなさいと言われたあなたは、ほしくても言わないようになります。なぜなら、「我慢できてえらいね」と親が機嫌よくなるからです。
特に、長女さんに多い我慢気質。
妹や弟が出来たことによって、我慢の頻度は各段に増えます。
- お姉ちゃんでしょ
- 我慢してね
- もう少し待っててね
- 待てて偉いね
- 譲れておりこうだね
こんなこと、言われた記憶はありませんか?記憶自体はなくても、このフレーズを聴くと心が「チク」っとしませんか。そして、これがなぜ親譲りなのかというと、そういったことを言ってくる親もまた、そうやって育てられてきたからです。
子育てって、よくも悪くも親が自分にしてくれたことをなぞらえやすいんですね。「こうはなるまい」と親を反面教師にしている人も、気づけば親のようなことを自分の子どもにしていてギョっとすることがあります。
それは「こうはなるまい」の「こういう状態」が、あなたの脳内に居座ってしまうから。「こうはなるまい」の「こう」が元々脳内にない人は「こうなる理由」がありません。
受け取ってしまったら怖いんです
彼の愛を感じることができないというのは、彼の愛を感じたくないわけではありません。ただ、感じることが怖いのです。素直に彼の愛を感じて、そのあと感じられなくなるかもしれない恐怖がどこかにあるのです。
あとから失うくらいなら、最初からないほうがいい・・・
そんな想いが見え隠れしています。
彼の愛を受け取ることができないというのも同じです。彼の愛を受け取りたくないわけではありません。ただ、受け取ることが怖いのです。素直に彼の愛を受け取って、そのあと取り上げられるかもしれない恐怖がどこかにあるのです。
それまで自分に注がれていた愛が、妹や弟に移ってしまったお母さんの愛のように。
やがて失ってしまうくらいなら、最初から受け取らないほうが傷つかない・・・
そうやって自分を守っているのです、傷つかないために。
あなただって受け取れる
ですが、そんなことをしていたら、あなたはいつまでも、彼の愛を感じることも受け取ることもできません。
本当はほしい
本当は感じたい
本当は受け取りたい
本当は抱きしめたい
そう思うなら、あなたが「感じない」「受け取らない」と決心してしまったその想いを、握りしめてしまった想いを、解放してあげることが大切です。
でもどうやって?
小さい頃に傷ついた気持ちを抱えたあなたを癒してあげることです。癒すときには悲しみだけを見つけて取り上げても、本質的な癒しは完了しません。なぜならあなたが感じた想いは、哀しみだけではないからです。
彼の愛を感じられないこと、受け取れないこと、もちろん悲しい気持ちはあるでしょう。でも、その奥底には、彼を失ってしまう恐れや、そんなふうに感じられない・受け取れない自分に対して、諦めや恐れや、怒りも潜んでいるのかもしれないのです。
それらすべての感情を順番に癒してあげること。
stand.fm音声配信|彼の愛、感じられない受け取れない
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
彼の愛、感じられない受け取れない
人は「こわい」と感じる感情には、自ら向き合うことがなかなかできません。だって、怖いんですもの。心理セラピーや心理ワークはあなたをひとりにはしません。心を整えていきたいと感じたらご相談くださいね。