四角妻
がんじがらめという言葉がぴったりくるかもしれません。結婚生活に面白みも楽しみも感じらなくて、当然幸福感もない。夫も子どもも好き勝手で、誰も私のことなんて考えてもくれない。「べき」と「ねば」に囚われて身動きできない妻の心の嘆きは、今日も深いため息とともに。
四角妻
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、眉間のシワと夫婦のミゾが深くなってきてしまったと嘆いているあなたへメッセージです。
ものすごく頑張ってるんですよ、こういう妻は。
どこからどう見ても家庭第一。
夫のこと、子どものこと、義母のこと、最優先。
当然、自分のことは後回し。
掃除も育児も、家事も食事も完璧を目指していて。
「好きでやってるならいいけど」って言うけど、本当は「好きでやっているつもり」でも実際は「私にはそれしかない」と思ってしまっていることもあるんです。
だからもし、その優先していることや頑張っていることがなくなってしまったら・・・
私の存在価値なんてない、なんて思ってしまっているのだとしたら・・・
それらは、心からそうしたくてそうしているわけではない、という潜在的な想いがあるわけで。
時折、深く滅入ったり、落ち込んだり、ある日プツっと糸が切れてしまうこともあるんです。ちょっと虚しさを感じてしまうことがあるとしたら、今日のメッセージ読んでみてくださいね。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
ガッチガチの四角四面なワタクシ
家庭のことも、家族のことも、ものすごくいろんなことを考えているのに、誰にもわかってもらえなくて悲しい。報われない。
そういった想いで家庭を守っている妻たちは、ものすごく真面目に、ものすごく真摯に、全身全霊でモノゴトに取り組んでいるのです。
でも、うまくいかない
でも、理解してもらえない
誰も褒めてくれない
誰も同意してくれない
頑張れば頑張るほど、孤独の沼に落ちていくような気持ちで過ごしています。
ただ、現実はというと・・・
頑張れば頑張るほど、視野が狭くなってしまいます。
結果、一方向でしかモノゴトが考えられない状態となって、願いが叶わないどころか、迷惑がられてしまうのです。
言葉がカクカクと角を帯びて、相手に当たれば痛いし、それが跳ね返ってくれば、自分に当たってやっぱり痛い。
- こうあるべき
- こうでなければ
- これしかない
- これに違いない
このような四角四面の発想が、どんどんあなたを追い詰めてしまうのです。
まだ足りない、もっとやらなきゃ
四角い暮らしには、四角い想いがハマっていきます。
きちんと
キレイに
順序よく
モノの整理整頓ならそれは大事です。
ただ、人の気持ちは「モノ」ではありません。
- こうあるべき
- こうでなければ
- これしかない
- これに違いない
これらの想いたちは、どんどん家族を追い込んでしまいます。それだけではありません。あなた自身を四角い枠から出られないよう閉じ込めてしまうのです。
もっと愛の溢れた家庭に
もっと家族の会話で溢れた家庭に
もっとあたたかい愛で満ちた家庭に
そう思っているのとは逆の
どんどん愛が枯渇した家庭に
どんどん家族の会話が減っていく家庭に
どんどん冷えた関係性の家庭に
なっていってしまう。
あなたがもし、「まだまだ足りない」「もっとやらなきゃ」と思っているものは、すでにあなたの家庭に溢れているのに。
それが、自分の四角い思考のおかげで、あなたの大切な家庭から「もともとあった大切なもの」がどんどん流れ出してしまっているのです。
だいじょうぶ。
このままじゃマズイ!
そろそろ食い止めなければヤバイ!
と感じ始めている人なら、まだ間に合いますよ。
丸くなれ、カドを取れ
一番手っ取り早いのは、あなたの四角の考え方からカドを取ってしまうこと。あちこちぶつかることによって、どんどんカドが取れていきますから。
あちこちぶつかる?
こ、怖い・・・
と思うかもしれませんが、今までガッチガチの四角形だったあなたは、その「ぶつかり」や「失敗」などの試行錯誤する時間が本当に必要なのです。
要するに「ぬけてる妻」「ダメな妻」「かっこ悪い妻」をどんどん出していくことです。
今まで「完璧な妻」「できる妻」「カッコイイ妻」でやってきたあなたにとっては、丸裸にされるような気持ちになるかもしれませんが、それで家族に愛された実感はありますか?大切にされている感覚、持てていますか?
実は「ぬけてる妻」「ダメな妻」「かっこ悪い妻」のほうが圧倒的に愛されます。そして、大切にされるんです。
こればかりは、実践して体感していただくしかないのですが・・・
例えば、すっぴんで一日過ごしてみてください。
例えば、夕飯の料理1つ、お惣菜買って済ませてみてください。
例えば、「今日は起きられない~」と寝坊してみてください。
例えば、ふらりと隣町のカフェで半日過ごしてみてください。
要は、普段やっていないこと、やってみたかったことを自分にやらせてあげてください。
のりぴ塾生にもいらっしゃいました。完璧になんてしたくないのに、完璧な妻を目指しかけていたアラフォー女性。彼女は日常生活に不満しか抱いていませんでした。家事も育児も夫婦関係も、何一つ思い通りになることなんてない・・・と諦めの境地だったのです。でも、そうしてしまう要因は、彼女と彼女のお母さんとの関係性と、彼女の両親の在り方から受ける彼女の感覚にあったのです。
どんなに頑張っても私は報われない・・・と思い込んでいた彼女にとって、自由とは憧れの行動で、まさか自分が自由に振舞えるなんてこの先あるとは思えなかったそうです。でも、「自分は自由でいいんだ」と気づいたとき、すべてのしがらみが身体からバラバラと滑り落ちて、身が軽くなったように感じたそうです。
「夫と離婚したいかも・・・でも・・・」と悩んでのりぴ塾に入られた彼女が3ヶ月後には、「離婚したい気持ちがなくなりました。私はいつだって自由でいて大丈夫ってわかったから。」と優しい笑顔で仰っていたのが印象的でした。
四角い暮らしから、あたたかな丸い結婚生活を取り戻して、今は本音と真実のある暮らしを送っていらっしゃいます。
もしあなたが、四角い暮らしから抜け出したい!と心から思っていらっしゃるのなら、まずはお話をお聞かせくださいね。
stand.fm音声配信|四角妻
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
四角妻
四角い自分を捨てて、丸い自分を取り戻しましょう。何が出来ても出来なくても、あなたの存在価値は揺らがないものです。それは、誰かに認めてもらうものではなくて、あなた自身が認めさえすれば良いことなのです。心の糸がプツっと切れる前に、お話をお聞かせくださいね。