出逢いのきっかけを友だちに言えない

彼ができたの？わぁいいな。ね、ね、どこで知り合ったの？と、友だちが屈託なく聞いてくる。でも・・・

1 出逢いのきっかけを友だちに言えない

出逢いのきっかけを友だちに言えない

正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ、彼と出逢ったきっかけを人には知られたくないんだよな、となっているあなたへメッセージです。

仕事や身の回りの環境で、結婚したいけどなかなか出逢えないという人って、今世の中にはたくさんいらっしゃると思います。いえ、こういうことって昔から当たり前のようにたくさんあったんです。

誰も彼もが、自力で結婚相手を見つけているかといったら、そんなことはありません。

みんな数少ないチャンスの中から、自分に合う「と思われる相手」と結婚していっているのです。

それでも、傍から見れば大恋愛そうに見えるし、出逢ったきっかけを聞くと「なるほどなぁ」「いいなぁ」「すごいなぁ」と言う人もいます。

例えば

旅先で同じツアーだった
コンサートで隣になった
勤務先の取引相手だった
友人のホームパーティでたまたま近くにいた

など、当人にとっては取るに足らない自然な出来事ですら、未だ婚活中で本命の彼と出逢っていない人にとっては羨ましくて仕方ありません。

ところが・・・

結婚相談所で出逢った
マッチングアプリで知り合った
婚活パーティで意気投合した
お見合いした

などの出逢いの場合、友だちに聞かれて一瞬詰まってしまう人もいらっしゃいます。まるでそれが「引け目」となってしまっているような。相手のリアクションにビクビクしてしまうような。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

彼とどうやって出逢ったの？と聞かれるとツラい

結婚した夫は優しいし、頼りになるし、見た目も好みのタイプだし、本当に大満足。

子どもも生まれて本当に毎日が幸せ。

でも・・・

マッチングアプリで出逢って結婚したあるアラサー女性は、こんなに幸せなのにも関わらず、悩んでいることがありました。

それは・・・

友人に「彼とどうやって出逢ったの？」と聞かれること。「マッチングアプリよ」とサラっと答えられればいいのに、どうしても言えないんです。いえ、一度だけ信頼している友人には話したことがあるんです。でも「意外！」という言葉とともに「アプリ使って結婚したんだ～」と言われて、なんだかバカにされているような、下に見られているような気持ちになってしまったんです。

この女性のお友だちの「意外」も「アプリ使って結婚したんだ」も、そのお友だちの感性・感覚でモノを言っているだけ。とはいえ、言われた方はなんとなく自分に引け目を感じてしまう。

こういう気持ちになる人って、この彼女だけではなく、案外多いかもしれません。

今、婚活中の人も既に婚活を終えて結婚生活に進んでいる人も、つまらないことに惑わされてせっかくの幸せな毎日に水を差すことのないようにしてほしいのですが。

これはあなたの中にある「後ろめたさ」や「罪悪感」に呼び起こされた感覚・感情かもしれません。

例えば、この女性はマッチングアプリを使うことにしたのには理由がありました。

長くお付き合いした彼がいたけれど、彼が浮気をした結果、相手の女性を選び、彼女はフラれてしまったという傷ついた過去がありました。また、その後、お付き合いした男性は、もともと彼女がいるのに声をかけてきており、二股をかけられそうに。

こうなると人間不信、男性不信になってしまっても無理もありません。立ち直るのにも時間がかかります。何より、自分が相手を選ぶということに自信もなくなってしまいます。

その結果、もっと冷静に相手を見つめられるようにとマッチングアプリの出逢いを活用するのは、とても冷静で自分の幸せを考えた結果の行動。自分自身を大切にしようとする気持ちの表れですよね。

ただ、前の恋愛で傷ついた心の傷がまだ癒えておらず、そのことが心の奥でしこりとなって残っていて、友人でも他の誰でもない自分自身が「私は自然な恋愛では出逢うことができない」と、自分に落胆してしまっているのです。