将来のために我慢できる男・我慢できない女
彼が将来のことを考えて転職。それによって会う回数が減ってしまい、連絡する回数までも激減。このまま終わってしまうんじゃないか?という寂しさいっぱいの私と、結婚するために頑張ってるんだという彼。ホントにこのままで結婚できるのかな。
もくじ
将来のために我慢できる男・我慢できない女
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、彼の冷静さと自分の焦りのバランスに、心が苦しいあなたへメッセージです。
確かに彼は「君との結婚のため」と言ってくれてる。
それを信じて私も頑張らなきゃって思ってる。
だけど・・・
彼がどんなに「ふたりの将来のために頑張ってる」と言ってくれても、私は「今のふたりがあってこその未来」という気持ちが強くて。
今のふたりって、なかなか会えない・なかなか連絡できないっていう状態なわけで、こんな状況にふたりの明るい未来が訪れるなんて到底思えなくて・・・ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
男と女:未来を考えるときに想うこと
男女の考え方の違いや感覚の違いで、恋人同士はときどき、どうしようもないことに苦しんでしまうことがあります。
お互いを想い合っているいるからこそ生まれるこの苦しみが、悲しい別れに繋がってしまわないようにしなければなりません。
本来愛し合っているからこそ、もっと建設的に話し合えたらいいけれど、感情で心にさざ波が立ってしまうと、ついつい悪い方向へ考えてしまいがちな女性と、ふたりの将来のためなんだからと冷静に未来を見通そうとする男性。
悪い方向へ考えてしまう女性の未来は、暗くて見えない不安しかない世界。
遠くを見据えて「こうありたい」を描いている男性の未来は、到達点を見据えて頑張ろうとする勇気の世界。
こういう状況の場合、湧いている感情がそもそも噛み合っていないのです。
不安しかない女性に、勇気を唱えても「はいそうですか」とはならないのです。
男性がすることは、まずは不安を取り払ってあげること?
いいえ、女性が自分でまず不安を取り払うこと、です。
じゃあ男性は女性の気持ちを置いてけぼりにしていいの?
いいえ、男性は女性の話を聞くこと、です。
自分の野望を語る前に、女性の話を聞くこと。
たぶんこれで、双方の迷いや悩みや不安や不満は、8割方消滅していくはずです。
とかく「こうに違いない」という思考にハマってしまうと、片方は不安が増幅しますし、もう片方は意固地になります。そこにコミュニケーションを取ろうという元気は生まれないでしょう。
我慢できるかできないかより大切なこと
結婚という目的があるものの、恋人同士が今までと違う環境になってしまうとき。
例えば
- 彼の転職で会えていた日や時間帯が変わってしまったことにより、会える日が減ってしまった
- 連絡できる時間帯が変わってしまったことにより、電話やLINEも減ってしまった
- 遠距離恋愛になってしまい思うように会えない
今までと変わらない状況の彼女側は、この変化で要らない不安を呼び覚ましてしまいます。その結果、寂しさが定例感情として心に住み着いてしまい、会えたときや話せたときにぶつけてしまうのです。
やっと会えたから、それまで満たされなかった気持ちをぶつける彼女
やっと会えたから、穏やかにやさしい時間を過ごしたい彼
今までと違って会えないことや連絡が減ったことが不安でたまらない彼女
将来のために、ふたりがずっと一緒にいられる将来のために、がんばっている彼氏
どちらの気持ちもわかりますよね。
そう、客観的にみれば誰でもわかることなのです。誰も悪くないと。
彼女は、たとえ将来ふたりがずっと一緒にいられる日のためだと彼氏が言っても、今のこの不安な気持ちが続いて、お互いの想いがすれ違ってしまったら、将来なんてやってこないと言います。
彼氏は、早く将来ふたりが一緒にいられる日が来るためにも、今のこの正念場はふたりで乗り越えたい、たとえ会えなくても想う気持ちは変わらないのだからと言います。
もうここで大切なことは、たったひとつです。
そう、信頼関係ですよね。
会えることがお付き合いだと考えるのだとしたら、別れは思っているよりずっと早くやって来てしまいます。お互いの人生を尊重して、それぞれの人生を楽しんだうえに恋愛が成り立つと考えるのだとしたら、きっと乗り越えていけるでしょう。
ふたりの未来の分かれ目になる
会いたい気持ちも彼を愛しているからこそ。
こんなに想ってくれているんだ、という彼女の愛情を受け取っているからこそ、彼氏はがんばっているのです。
だけど、その想いが強すぎて、会いたい気持ちのその理由が「自分が寂しいから」というエゴにまみれてきてしまうと、それは愛情からの想いではなくなってしまいます。
よくある「彼氏が彼女の愛情に、負担や重みを感じてしまう」というのは、それが彼女の真の愛情として、彼側が受け容れることができないことだからです。
この機会に、「私、もしかしたら彼中心の生活環境になっていたのかも」と思い返してみてください。ここで会えないことに注目して執着しても、ますます面倒くさい女に成り下がるばかりです。
物分かりのいい女になる必要はありませんよ。ただ、彼の気持ちをくみ取れる女ではありたいですよね。一番の理解者、一番の協力者でやがて結婚するためにも。
stand.fm音声配信|将来のために我慢できる男・我慢できない女
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
将来のために我慢できる男・我慢できない女
八方塞がりのような感覚を感じていたら、一度お話をお聞かせくださいね。今より状況を、気持ちを悪化させないためにも。