恋愛コンプレックスの源は「ちゃんと」にあった
恋愛なんてできない、恋は怖いもの、好きな人が出来ると苦しくなる等々。恋をすることによって普段の自分を失ってしまいがちな人は、どこか自分に無理を課していることが多いんですが、その多くは完璧主義。
もくじ
恋愛コンプレックスの源は「ちゃんと」にあった
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、恋愛でもしっかりしがちなあなたへメッセージです。
恋愛したいと言いながら、お付き合いすればあっという間に別れがきてしまったり、普段以上の自分を見せようとして自爆してしまったり。
なんかこう「普段以上の自分でいないと、その恋うまくいきませんよ」って、自分で自分に呪いをかけているような人っていらっしゃるんですよ。
多くは長女・しっかり者・頑張り屋さんに多いのですけど、「ちゃんとしないと」が心のどこかにこびりついているタイプの人ですね。
仕事やお友だち関係だけでなく、恋愛や結婚でももれなくその「ちゃんとしないと」が発動してしまい、自分も苦しいし、相手にも要求が多いしで、良いこと全然ないんです。
それはわかっているよ、と仰る方もいらっしゃるのですが、それでもそれをやめられず悶々としてしまうんですよね。こういうの突破したらラクになれるのになって思いながら・・・。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
しっかり者の「ちゃんと」は厄介
頑張ることも、気配りすることも、悪いことではありません。それは素晴らしいことで、尊いことでもあります。
でもね、それがあなたの邪魔をしてしまうことがあるんです。
たぶん、頑張るとか気配りするとかそういうことって、あなたにとってはもう無意識のものになってしまっているのではないかなって思うのですが、いかがでしょうか。
小さい頃からお姉ちゃんとして妹や弟の面倒を見てきたり、ご両親が褒めてくれるのはあなたが頑張った時だけだったり、誰かに褒めてもらったり認めてもらえた時って、自分がしたいことも我慢してやり遂げた時だったりしませんでしたか?
こういうことが繰り返されていると、「頑張る」ということが意識して行われることなく、もう無意識に頑張っちゃうんです。クセになっているんですよ。
頑張ろうとしなくても気づけば頑張っている。
頑張らなくちゃいけない。
頑張る自分でいないといけない。
頑張らないなんてあり得ないって。
デフォルトが「頑張っている状態」なので、さらに頑張ろうとするとツラいはずなのに頑張ろうとしてしまって苦しくなっているループ。
これが職場で出たり、人間関係に出たり、親子関係で出たり、さまざまなんですけど、恋愛や結婚生活で出てしまうと本当に苦しいんです。
根底に「相手への愛」があるゆえに、手綱を緩めることができず、「ちゃんと」「頑張って」しまうんです。
完璧主義に幸あれ
そう、これはいわゆる「完璧主義」に繋がっていくのですが、頑張り屋さんって「完璧」を知っているかのように振舞っているのですが、実は「完璧」は幻であって実在しないんですよ。
どんなに頑張っても「完璧」はないんです。特にこういう頑張り屋さんにとっては「妥協することが敵」だったりするので、完璧な状態ってなかなかやって来ません。元々ないのでやって来ようがないのですけど、幻を追ってしまうんですね。
褒められた過去、認めてもらった過去が、自分にとって完璧ではなかったけれど、「もっと頑張ったらもっと褒められる」「もっと頑張ったらもっと認めてもらえる」なんて、小さい子どもの頭で考えると道理が通っていなくても、それを目指しちゃうんですよね。
認めてほしかった
褒めてほしかった
その心の本当の想いはなんでしょう。
出来ても出来なくても、自分を認めてほしかった
完璧じゃない自分でも、受け容れてほしかった
つまり、完璧じゃない自分でも愛されたかった・・・という切ない想いです。
だけど、頑張って頑張って完璧じゃないと認めてもらえない、褒めてもらえないと思っている人にとっては、そんなの手抜きでしかありません。なので、ぐうたらしている人や他人に甘えている人を見ればイライラしちゃうし、とにかく完璧を目指してやっぱりイライラして疲弊してしまうのです。
完璧主義で頑張り屋さんのまま、恋愛をしようと思っても、それは相当気持ちの落ち着かないお付き合いになってしまう可能性大です。
だって、相手がどう思うか、どうだったら相手が喜ぶか、そんなことばかり考えてお付き合いしても楽しくありませんから。
もしかしたら彼は
「私の頑張り屋なところが好きなんじゃないか」
「私の完璧を目指す努力家なところが好きなんじゃないか」
って思うかもしれません。
もちろんそれは要素のひとつかもしれないけれど、頑張り屋だけどそそっかしいあなただったとしても大好きでしょうし、完璧を目指す努力家だけど、ホントは怠けものでぐうたらしているところも愛おしく感じているかもしれないのです。
頑張らないと愛されない
完璧じゃないと愛されない
努力しないと愛されない
そんな呪縛は捨ててしまえ!と声を大にして言いたいのです。そして、その方が圧倒的に愛されるはずだから。
愛されし者には「抜け」がある
実はこんなに偉そうに言っている私も、相当な完璧主義でした。幸いにも努力家ではなかったのでアレですが、友人から見るとやっぱりストイックなところがあったみたいです。
そういう状態でいたときは恋愛や結婚もなんだかギスギスしたものになっていて、正直楽しくなかったんですよね。
私のところにいらっしゃるご相談者さまも、この頑張り屋さんと完璧主義さんはとても多くいらっしゃって、それらを手放すセッションを重ねていくうちに、なんともキュートな愛らしい女性になっていき、大切な彼に愛されていることを実感できるようになっていきました。
それまでは「愛されてない」「愛されるはずがない」「どうせすぐに飽きられる」と半分ふてくされていた人たちなんですけど、恋愛コンプレックス克服後は、もう堂々とあっけらかんと「私愛されてます~!」と本当に嬉しそうです。
アラサーだけでなくもちろんアラフォー、アラフィフの方も、何歳からでも愛され女性にはなれるんですよ。
stand.fm音声配信|恋愛コンプレックスの源は「ちゃんと」にあった
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
恋愛コンプレックスの源は「ちゃんと」にあった
完璧主義を捨てても、きちんとした自分がいなくなるわけではありません。バランスの良い愛され女性になるだけなのでHappyの感度もアップします。頑張り屋さんをもう辞めたいな、というあなたは一度お話をお聞かせください。