体調悪くても夫に任せられないあなたへ
身体の調子が絶不調だけど、家事も育児も私が動かなくちゃ誰もやってくれない。夫に任せたらぐちゃぐちゃになってしまう。だからどんなに具合が悪くても私がやらないと…。
もくじ
体調悪くても夫に任せられないあなたへ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、どうして夫は役立たずなの?と感じているあなたへメッセージです。
人間、生きていれば心も身体も刻々と変化し続けているもの。
機嫌の悪い時も良い時も、
体調万全な時もすぐれない時も、
日々自分の内側で起きていることは死ぬまで続きます。
この自分の内側で起きていることは、当然のことながら自分にしかわかりません。
でも・・・
長く一緒にいる人にはつい期待してしまう。
気づいてほしい。
気遣ってほしい。
だけど現実は・・・
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
ウチの夫は役立たず?
世の中の家庭には、その家庭それぞれのかたちがあります。
夫婦で協力し合って、うまく家庭が回っている人もいれば、反面、「私だけが頑張っている」と片方(もしくは両方)が思っていて、なんだかとげとげしい夫婦関係になってしまっている人もいます。
私のところにご相談にいらっしゃる「妻」という座についている皆さんにも、夫への不満が噴出している人や口を開けば夫への愚痴になってしまっている人は後を絶ちません。
例えばこんな感じ・・・
- 体調が悪い時、食べられそうなものは自分で買いに出かけている
- 夫は家事全般やる気がない
- 共働きだけど、家事や育児は全部自分がやっている
- 寝込んでも心配する気配がない
- 絶不調で家事をしていても手伝ってくれない
また、こういうふうに仰る方の殆どがこんなふうにも思っています。
「夫はあてにならない」
「夫は家のことを最初からやるつもりがない」
「妻を気遣う夫なんて、期待しても虚しくなるだけ」
そう。
はなから諦めてしまっているのです。
ウチの夫は役に立たない。
だからもう何も頼まない。
とはいえ、そう仰る方が夫に真剣に頼みごとをしているかと言えば、そうではないのです。
会話をする前に、相談する前に、お願いする前に、既にあることをしてしまっているからです。
それがどんどん、役立たずな夫にしていってしまっている可能性に気づいていないのです。
任せることができない本当の理由
先ほど、「会話をする前に、相談する前に、お願いする前に、既にあることをしてしまっているからです」とお伝えしまいした。
何をしてしまっているのでしょうか。
もし、そうしている人にとっては、もしかするとギクっとされたり、耳が痛い感じがするかもしれませんが。
夫にお願いすることや、夫を頼りにすることが出来ない人は、そもそも「夫を見下している」のかもしれないのです。
どうせこの人は・・・
という想いはありませんか。
この「どうせ・・・」のあとに続く言葉は「・・・のはずがない」だったり、「・・・に違いない」という自分の思い込みから発せられる想いそのものです。
自分自身が夫に対して「そうするはずがない」「やらないに違いない」と思っているからこそ、その願い通りの結果が、日常に訪れているのです。
その源となっているのは、自分の気持ちを歪めずに伝えることが出来ないところにあります。
例えば・・・
具合が悪い時、「今日、調子が良くないみたい」「〇〇が食べたい」などの「助けて」が出せない、言えないことはありませんか。
また、忙しくてへとへとの毎日のなか、本当は家事分担してほしい時、「これをお願いできるかしら」や「手伝ってくれたら助かる」や、「これをしてくれたら嬉しい」などの言葉がけをすることに、ためらいはないでしょうか。
もしあるのだとすると、やっぱりちょっと「ウチの夫がしてくれるはずがない」「ウチの夫は断るに違いない」と見下している、または諦めているのかもしれません。
そしてそれは、夫婦関係に一番大切な「信頼する」という関係性が持てていないという状態でもあると、言わざるを得ません。
そしてもうひとつ。
もし、お願いしたとして「断られたら」「怒られたら」「バカにされたら」などの恐れや悲しみを持っているかもしれないこと。
ただ、多くの女性のこの恐れや悲しみは、旦那さんがそう思っているというよりは、自分が自分に投げかけている罠であることが多いものだったりします。
つまり、自分が自分を大事にしていなくて、自分が自分をバカにしている・・・ということだったりするのです。
全部丸投げ
ある50代の女性Aさんは、体調不良が長いこと続いていました。
相当身体がきつい毎日でしたが、それでも夫には言わず、ただひたすら自分の体調を自分だけでなんとかしようと、家族に迷惑をかけないように過ごしていました。
身体はガチガチに凝り固まり、心にもゆとりがなくなってきて、結果として表情は険しいものになってしました。
Aさん曰く、夫から見れば「どうみても体調が悪い人とわかるはずなのに、何も手伝ってくれない」と悲しいやら情けないやら、行き場のない気持ちを抱えて毎日を過ごしていたのです。
ところが・・・
旦那さんがAさんをどう見ていたかと言うと「いつも不機嫌な顔をしている妻」でした。
これは、Aさんが心の軌道修正セッションで自分の気持ちを素直に旦那さんに言えるようになってから、旦那さんがぽつりとつぶやいていたことなのですが、旦那さんはAさんがそこまで体調が良くないとは気づけなかったのです。
それもそのはず。
Aさんは泣きごとも言わず、文句も言わず、でも心の中では思い切り旦那さんのことを罵りながら暮らしていたからです。
- なんでこんなに具合悪いのに
- 気の利かない夫
- 絶対自分からは何もしてくれない
- 私がどうなっても構わないんだ
- 冷たい
- 愛されていない
- ムカつく
こうして夫への怒りをエネルギーに変えて、なんとか「自分ひとりで」こなしていた家事。
私の「お願いしてみませんか」という言葉がなかったら、「お願いしてもいいものなんだ」とは一生気づけなかったと仰っていました。
- 全部自分で頑張らなければいけない
- 人に甘えてはいけない
- 頼ってはいけない
セッションを重ねるうちに、そんな思い込みがAさんには根深くあることにAさん自身が気づきました。
そして「頑張らないと愛されない」と思っていたその感情の源泉に辿り着いた時、すべてが繋がったAさんは自分自身をようやく解放できるようになったのです。
今では旦那さんに素直に甘えたり頼ったりすることが出来るようになっただけでなく、自分に制限をかけてやりたいことをやらずにいた日常にも変化が出てきました。
やりたいことをやる
これってごく普通のことなのですが、実はAさん、セッション開始前はやりたいことすら浮かばなかったのです。
「自分がやりたいことを探したい」と仰っていたのですが、こういう人は日頃から「やりたいことをやってはいけない」という封印がある可能性があります。
だって、やりたいことは気づいたらやっているものですから。
「そうか、私はやりたいことも我慢していたんだ」ということに気づいたAさんは、心を解きほぐした後、やりたいことが心にぽっと浮かび、気づけばそれに関する本を読んだり、インターネットで調べたりしている自分にびっくりしたそうです。
夫への見下しが終わった時、自分のことも見下していたことに気づいたAさんは、今ではご主人にいろんなお願いをすることができるようになり、気づけば体調不良も改善してしまっていました。
Aさんがしたのは「全部丸投げ」
今まで自分で抱えていたものを一旦全部放り出しました。
そして、自分の内側で起きていることを外に出す、という作業に集中しました。
迷いがあるまま放り出すことは怖くてできませんが、迷いなく放り出すと想像以上のLuckyな結末がやってくるんですよ。
そして、自分の内側で起きていることは、「そうか、自分にしかわからないものなんだ」と気づくこともやっぱりとっても大切なことです。
stand.fm音声配信|体調悪くても夫に任せられないあなたへ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
体調悪くても夫に任せられないあなたへ
夫に我慢ばかりしている、どうせ夫は役に立たない・・・でも辛い・・・というあなたは一度お話をお聞かせくださいね。