恋愛以外に楽しみがないの?
恋人がいるときはこの上なく幸せ。でも、恋人がいなくなると、日常が一気につまらなくなるんです。なので慌ててまたお付き合いする人を探すんです。すると、また楽しくて幸せな気持ちになるけれど、長く続くこともなく別れてしまうとまた落ち込んでしまうんです。
もくじ
恋愛以外に楽しみがないの?
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、恋をしていれば幸せ、していなければ不幸せとなっているあなたへメッセージです。
彼がいると楽しくて、彼がいないと楽しくないと感じている人がいるとしたら、それはちょっと「恋愛依存症」になってしまっているのかもしれません。
そして、こういう人の場合、実際に恋人がいたとしても「彼といると楽しい」、でも「彼がいないと楽しくない」というふうに、彼に対して重荷になりやすい女になってしまいがち。結果短い恋愛を繰り返し、どんどん自分のことを追い込んでしまうのです。
恋愛依存になってしまう前に、「恋をしていれば幸せ」「恋をしていなければ不幸せ」という思考と感覚から離れてみませんか?ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
私って恋愛依存症なんじゃないか?
仕事は充実して自由なひとり暮らしに満足しているとあるアラサー女性は、大学生の頃に彼氏が出来てから、30代の今の今まで、彼氏が途切れたことがありませんでした。
もうありとあらゆるいろんな出逢い方で、これまで何人もの男性と付き合ってきた彼女は、どの彼氏ともそうなのですが、別れてしまうと、毎日に楽しみを感じられなくなってしまいます。
まるで「人生の楽しみは恋愛以外にはない」と言っているかのようです。
なので、ひとつの恋愛が終わってしまうと「恋愛がしたくて」新たな出逢いを求めてしまいます。
「結婚したい」と言ってくれた人もいたけれど、自分の仕事が変わったり、妊娠出産で仕事を休んだり辞めたりすることやなど、結婚することで起こりうる生活環境の変化が不安過ぎて、別れてしまいました。
ただ、やっぱりひとりは寂しいしツラい。だから婚活はするけれど、新しい男性と出逢っても結婚しようと言ってくれた元カレを思い出してしまい、気分が上がっていかないのです。
仕事が充実していて、ひとり暮らしにも満足しているのに、恋人がいないあいだはひとりの時間すら苦痛になってしまい、楽しみを感じられなくて。
こんな自分が本当にイヤで、趣味を見つけようと頑張ってみたものの、どれも楽しいと感じられず・・・。
あなたがいちばん大事なもの
この女性にとっては「恋愛」なのでしょう。そして、自分がいちばん輝いていられる場所も「恋愛している彼といる場所」なのだと思います。
その価値観は悪くはないと思うのですが、この女性本人が懸念している通り、ひとりでいるときは真逆の状態になってしまうことが「自分自身としてイヤ」なのですよね。
恋愛していても、恋愛していなくても、人生に楽しみを感じられる私でいたい、という状況を心から望んでいるのだと思います。
誰かがいる人生は楽しいけれど
誰もいない(ひとりの)人生は楽しくない
といって、この場合の「誰かがいる」の「誰か」は、友だちだと物足りなくて、職場の「誰か」でもなくて、親でもなくて、そこはいつだって「恋愛している」相手なのでしょう。
ところで恋愛は、壮大な心のときめきと、愛のこもったコミュニケーション、そして身近に感じられるぬくもりや温かさなど、相手との愛情の循環に醍醐味を感じるもの。ただ、「恋愛重視」の女性の場合、結構独りよがりな傾向になって、恋愛自体が短命で終わりやすかったりもするのです。
「恋愛命」で来られても、重い女化してしまって、鬱陶しがられてしまうこともありますしね。逆に、こういう女性と「結婚したい!」となる男性と結婚した場合、女性側の方が飽きてしまう可能性だってあります。追っかけたい、ときめいていたいというモードが解除されてしまうので無理もありませんが。
恋愛している人生は楽しい
恋愛していない人生は楽しくない
のではなくて
恋愛していても
恋愛していなくても
人生は楽しい時もあるし
人生は楽しくない時もある
それでいい
それがいい
と、もっと肩のチカラを抜くことです。
人生、楽しいことばかりではありません。でも楽しくないことがあるから、楽しいことがあったときにより嬉しい気持ちになるのです。
あまりに短い恋愛を重ね過ぎて、恋愛以外の楽しみを、自分の感覚で見つける時間すら取れなかったのかもしれません。
また、恋愛の楽しくない部分が「自分のエゴ」によるもので、別れを繰り返しているのであれば、同じようなお付き合いがこれからも展開されてしまいます。
自分に自信が持てずに、相手の言いなりになることで相手に喜んでもらい、恋愛を楽しいと感じていることだってあるのです。
恋愛というか、彼氏がいることでしか喜びが感じられない人の多くは、愛する人に認めてほしい・受け容れてほしい・甘えたい・頼りたいなど、本来幼少期に満たされる部分が感じられないまま成長してきた結果かもしれません。親の愛情を受け取りながらも、ホントは本当は自分が望んでいるものとは違うものを注がれていたのかもしれません。
恋愛、特に「恋心」とは、誰にも決められないあなただけが感じられるもの。人に指示されることなく、自分を開花させられるものだからこそ、愛されてきた形が望んだ状態でなかった人にとっては、愛情の表現がうまいこと行かず、ほしい愛情をもらえるその恋愛期間に、満たされる自分を依存させてしまうのではないでしょうか。
ただ、自分を満たすことができるのは、親でも彼でもなく、自分自身です。何に楽しみや喜びが感じられるのかを体感できるのが自分だけであるように。人からの何か、ではなくて、自分の内側にあるものが「楽しみ」を増幅させていくのです。
恋をしていても、恋をしていなくても
どちらの人生を歩んだとしても、私は満たされている。
そんなフラットな気持ちでいると、たぶん今までのあなたの表情から焦っている感じや、不満げな雰囲気、男性に取り入るような言動もしなくなります。
恋愛は楽しいもの
これは事実ですが、恋愛以外にも楽しいことはたくさんあるのです。
その宝さがしの宝ものはひとりひとり違っていていいのです。でも、恋愛しか楽しみがないとなると、誰かがいなければ楽しくないということにもなってしまいますよね。
人は、誰かがいてもいなくても楽しいことを見つけられます。自分だけの楽しみは自分で見つけるものだけれど、恋愛しかないと思っていれば恋愛しか見えません。
親の言いなりで育ってきた人、自分のしたいことを禁止されて成長してきた人は、知らぬ間に我慢が蓄積しています。結果、自分が選ぶものや自分が決めるものに自信が持てず、「誰か」がいることで安心しがちです。
あんなに「自分で選びたい」「自分で決めたい」と思っていた幼少期や思春期を経てきたのに、20歳を超えていざオトナになってみると、それが怖くてできないのです。
あなたの楽しみは自分で決めていい
それを感知するための「自由な感性」「無垢な感受性」を取り戻して、恋愛だけでない人生そのものの楽しみを満喫していきましょう。
stand.fm音声配信|恋愛以外に楽しみがないの?
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
恋愛以外に楽しみがないの?
彼氏がすべて、となってしまっていると、人生を半分以上損したまま生きて行くことになってしまうかもしれません。本来の自分を立て直して、恋愛以外の楽しみを持ちたい方は一度お話をお聞かせくださいね。