指摘すれば逆上するくせに、指摘しないでいると「俺を試しているのか？」という夫。いったい私はどうしたらいいの？何が正解なのかわかりません。

夫の考え方が理解できません

正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ、もーウチの旦那ってめんどくさい！となっているあなたへメッセージです。

 

週末のプラン、予定を決めてあったから何も言わずに当日を迎えました。

ところが、出かける用意をしても、何も動かない夫。

「ねぇ、出かけるんじゃなかったの？」

と問うとまさかの逆上。

 

「オレが忘れていると思ってたんだな」

「オレを試そうとした」

「なんで前日に言わない？」

と。

 

意味がわかりません。

忘れてたんなら「忘れてた」でいいのに。

こっちは試すつもりも指図するつもりもまったくないのに。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

男のプライドが邪魔してる？

どうやらこの旦那さんは「指摘に弱い」タイプのようです。ただ実は「指摘に弱い人」というのは、男性に限りません。妻側にも結構いらっしゃいます。

 

そう。男女関係なく「指摘されると不機嫌になる」っていう人はいらっしゃるんです。

 

単に忘れていたとしても、「聞かれ方」によっては、指摘と受け取ってしまい歯をむくように反応してしまうんですね。

 

この「指摘に弱い」「指摘されると不機嫌」というのは、「指摘＝指図」「指図＝命令」「指摘＝責められた」「指摘＝自分はダメだ」等の想いに結びついて、コンプレックスや自己肯定感の低さに着火しやすいことがあります。

 

そう。指摘に敏感な人って、自分はダメだってどこかで想っていたりするんですよ。かく言う私も、指摘に弱いというか指摘されるとムカっとすることがよくありました。

 

今でこそ、指摘は素直に受け取れるようになりましたけどね。

 

例を挙げると、次のような人は指摘に弱いことが多いです。

• 完璧主義の人
• 完璧主義を目指している人
• 臆病な人
• 気が小さいなりに頑張っている人
• 人を頼れない人
• 素直に甘えられない人
• 長女気質でしっかり者
• しっかりしているつもりの人

 

私は過去、もうこのリストの殆どが当てはまっていました。それをかなぐり捨ててからは、指摘されるとむしろ「ありがとう」が言いたくなります(笑)。

指摘される＝バカにされる

先程お伝えした通り、指摘されることに弱い人は、指摘されるとおもむろに不機嫌になります。これはひとえに、自分がバカにされたと感じることで、それはつまり「自分で自分をバカにしている」ということでもあります。

 

完璧主義の人は、常に完璧を目指しているわけですけど、世の中に人のつくりあげるものや行動・言動に、「完璧」は存在しません。もし存在するとしたら、この世の生きものひとつひとつの不完全な存在が、そのままで完璧だということぐらいです。

 

人がつくるものや行動・言動に完璧は存在しないはずなのに、なぜ完璧を目指すかというと「指摘されたくない」という想いも少なからず含まれているからで、指摘されると自分がダメという判定を食らったかのような気分になるからです。

 

あんなに完璧を目指していたのに、他人にあっさり突っ込まれるというのは、プライドが傷つくとかそういうことよりも「やっぱり自分はダメだ」に通じてしまい、これがどうしようもなくツラいのです。

 

自分のことを自分で馬鹿にしている人ほど、その反応度が高いです。

 

自分のことを自分で馬鹿にしていない人は、人の指摘に過剰反応しません。だからラクだし、リラックスしているんですね。

被害妄想に付き合わない

今回のお話に戻ります。

この旦那さんはこんな感じでしたね。

 

週末のプラン、予定を決めてあったから何も言わずに当日を迎えました。

ところが、出かける用意をしても、何も動かない夫。

「ねぇ、出かけるんじゃなかったの？」

と問いかけると。

 

「オレが忘れていると思ってたんだな」

「オレを試そうとした」

「なんで前日に言わない？」

とまさかの逆上。

 

ね、自分のことをバカにされていると反応しているでしょう？

妻の「ねぇ、出かけるんじゃなかったの？」という言葉に、出かけることを忘れていた自分を責めているように感じています。そして、言われなきゃ動かないと思って、間際まで黙っていた妻に対して、歯をむいて怒っているようにも見えますね。

 

でもね、本当は悲しいんですよ。この旦那さん。

 

• 忘れてた俺はダメなヤツ
• 妻に言われるまで気づけない俺は情けない
• ダメで情けないヤツなんてきっと妻も呆れているだろう

 

ちょっとメンドクサイかまってちゃん旦那だけど、「そろそろ出かけよっか。私、戸締り見てくるね。」とか、まだ旦那さんがパジャマやズルズル服だったら「この間買ったあの服、着るのにちょうど良い気候だよ。」等と言ってみましょう。

 

案外、ウキウキ準備始めるかもしれませんよ。せっかくのふたりの時間、不機嫌で終始してもつまらないですしね。

 

それとね、「夫の考え方が理解できない」というのはあっても良いと思うんですよ。理解できないことは、聞けばいいし、納得できるまで話し合えばいいのです。それが出来るのが夫婦ですもん。

stand.fm音声配信｜夫の考え方が理解できません

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

夫の考え方が理解できません