もしかして彼って親の言いなり?

あるアラサー女性の彼は5歳年下。とても優しい彼で、怒ったところを見たことがありません。そういうところが好きで付き合い始めたけど、ただ、彼は自分の親に対して「自分の考えや意見」を言えません。正直、こんなんで将来大丈夫かな?って思っちゃう。

もしかして彼って親の言いなり?

正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、付き合うことが出来ても結婚は・・・となっているあなたへメッセージです。

 

コトの始まりは、こういうことです。

遠距離恋愛している実家暮らしの彼。ある時、彼女の家に泊まりに来ることになったのですが、事件はこのとき起こりました。

 

彼は、彼女の家に泊まりに行く前に、自分の親に「彼女の家に泊まりに行く」と言いました。

 

彼女の家に泊まりに行くということを、20代半ばでいちいち言うかな?とも思うけど(笑)、まぁ言ってもいいのでしょうが、問題はそこから先です。

 

話を聞いた彼の親は、彼女の家に泊まりに行くことに、猛激怒の大反対をするんです。

 

  • 結婚の約束もしていない彼女と泊まるなんて
  • 男を自分の家に泊めるその彼女がおかしい
  • 年上の女なんて・・・大丈夫なの?

 

と。

結局彼は、彼女の家に泊まりに来るのですが、その時は「別の理由」を親に言ってからやって来るのです。

 

はい消えた(笑)!

 

いやもう、私だったらこの時点でジエンドなんですけどね。だって親と彼のこういう話、彼女は彼から聴くわけでしょう?それに対して彼は毅然とした態度で親に対応できなかったわけですからね。

 

実は彼女、彼に一人暮らしも勧めたそうです。ですが、まだ社会人経験も浅くて薄給。近くに実家があるのに一人暮らしするなんて、という理由で気乗りしない様子。

 

はい消えた(笑)!その2

 

結局今も、友達の家に泊まりに行くとか、出張だなどと親に言って、彼女の家に泊まりに来ているけど、これってお母さんも息子である彼もちょっとヤバくないですか?

 

ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

「親の言いなり」の気がする、ウチの彼

親の言いなりから脱出するタイミングってあるんですよね。

素直な孝行息子が巣立つ時、それを親は止めてしまってはいけないし、息子も羽ばたくタイミングが来たら、思い切り独り立ちする必要があると思うんです。

 

実家暮らしだと、成人してからも社会人になってからも、どうしても行動が親からは見てとれてしまいますから、「可愛い自慢の息子」状態は継続しています。

 

でも、着実に大人になっていっているわけで、恋愛もすれば職場で失敗や成功もするわけですよ。

 

そんな時に親の出番なんてどんどん減っていきますし、それが自然。むしろ、恋愛の場面に親が登場したり、職場の失敗や成功に親が乗り込んで来たりなんていうのは、成長を阻止してしまうことに繋がることでしょう。

 

この彼の親が、彼女の家に泊まりに行くことにうるさく言うのは、もしかすると「彼女への妄想」が膨らんでしまっていることも一因かもしれません。

 

「5歳年上の女性」ということで、親側にはにわかに結婚が現実味を帯びてしまい、ついでに自分の息子より5歳年上の女性に対してのイメージを勝手に老いモードで作り上げてしまっている可能性もあります。

 

堂々と親に紹介して、堂々とお付き合いをするということが出来ていれば、また違った展開になるでしょう。親は知らないから過剰に心配するのですから。

 

仮に、親に紹介したとして、それでも年上だとなんだかんだ言ってくるかもしれませんが、彼が「こいつじゃなきゃダメなんだ」という意志をハッキリ示していたら、それに対して親がああだこうだ言う権利はありません。

 

彼女が不満に思うのは、親がうるさいというよりも、そのうるさい親に対してハッキリしない彼にイライラしているのではないでしょうか。

怒れないのは優しいのではない

冒頭にお伝えした通り、この女性はあるアラサー女性です。そして彼は5歳年下。

その彼はというと、とても優しくて、彼女自身、彼が怒ったところを見たことがないということでした。そして、そういうところが好きで付き合い始めたということも仰っていました。

 

でも、その優しさが曲者になってしまうことってあるんです。

 

優柔不断は優しさではありません。「優しい」という字が入っていますけど、それはやっぱり優しさではなくて、優柔というのは「意見がはっきりしないこと」を指します。

 

つまり、優しいように見えて、それはただ「自分の意見がオモテに出せない弱さ」ということです。

 

怒りとはパワフルな感情ですが、自分や大切な人を守るためにも必要な感情です。怒るべきときに怒れない人は、大切なものを傷つけたり失くしたりしてしまうこともあるんですね。

 

大事なものを守るために必要な感情を出せないのだとしたら、それは優しさとは異なるのではないかな。

いざというとき守るものは?

この女性は彼と彼の親に腹を立てていますが、心の底ではとても悲しく寂しい気持ちを抱いているのではないでしょうか。

 

もしかすると、自分が年上であることに、どこか引け目を感じているのかもしれません。

彼が私のところに泊まりに来ることに、そんなに反対するということは、私のことは認めないという意思表示なんじゃないか。

そんなふうにも捉えているかもしれません。

 

彼が守るべき相手は、お付き合いしている彼女のはず。親がうるさいからといって、彼女のことをきちんと親に紹介もせず、友だちの家に泊まりに行くだの出張だのと嘘をついて彼女の家に泊まりに行くなんていうのは、ちょっとカッコ悪いし情けないし、ズルい男ですね。

 

彼女も強くなりましょう。強くなるというのは、肩ひじを張るようなしっかり者で甘えない頼らないという女性という意味ではありません。

 

心密かに、悲しみや寂しさを抱えるくらいなら、親にちゃんと話せない彼のその対応に傷ついていることを話しましょう。あなたが優しいと感じている彼が、本当の優しさを開花するためには、あなたの心情をしっかり伝えることです。

 

だいじょうぶ。まだ間に合いますよ。心から信頼し合える恋人同士になれるはず。

stand.fm音声配信|もしかして彼って親の言いなり?

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

もしかして彼って親の言いなり?

年上だとついしっかりしてしまいがちだけど、恋愛において年上とか年下とかあんまり関係ありません。むしろ、年上だからこそ、たっぷり甘えて彼をたくましい男性にしていきましょう。そんなことできるの?と不安に感じるあなたは、一度ご相談ください。一緒に進んでいくお手伝いをしています。


自信ない・・・だけど一歩進みたいな、と思ったら

 

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