正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ、今日は愛のコミュニケーションが苦手なあなたへメッセージです。

子どもが出来ないなら結婚しない、と断言する彼

結婚て、ふたりだけの問題のようでいて、そうじゃないんだ・・・

 

とある相談サイトでのこと。

30代半ばの女性が、少し年上の彼から「結婚したい気持ちはある？」と聞かれました。

彼女が「ある」と答えたところ、次のように彼に言われました。

 

自分も結婚したい。子どもがほしい。子どもができないなら結婚したくない。でもお互い30代後半になるし、時間的にも余裕がない。結婚するなら検査を受けよう。

彼のことは尊敬していて、彼女もお付き合いを始めた頃から、この彼との結婚を意識。

 

彼もそう思っていることは伝わってきていたから、結婚のことを考えてくれていたのはとても嬉しいこと。

 

だけど・・・なんだか心がスッキリしないんです。

 

ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

彼の意図、彼女の意図

このふたりはお付き合いして2ヶ月とのこと。

お互いが「結婚」を意識したうえでのお付き合いなので、結婚後の未来も早めに話し合う機会がやってきたようです。

 

ただ、こういった男性側のモノの言い方をされると、女性側はどうしても抵抗が起きてしまう人が多いのではないでしょうか。

 

「結婚したい。というより、子どもがほしい。」

 

この言葉の意味を「君だから結婚したい。というより君との子どもがほしい。」というふうには、どうしても捉えられないんですよね。

 

「誰でもいいから結婚したい。というより、子どもだけは早くほしいと思ってるんだ。」

 

っていうふうに、翻訳されて届いてしまうんです。

 

そうなるとどうなるか？

 

「私じゃなくたっていいってことね」

「結婚より子どもがほしいなんて、私は子どもを産むためだけに存在するの？」

「子どもができない体質だったら即お別れってことか」

 

って、後ろ向きになってしまうのも無理もないこと。

それくらい、言葉を端折った物言いは誤解を招いてしまいます。

 

だけど、本当にそう思って言っているのかどうかは、彼のみぞ知る、です。

 

女性側が勝手に傷ついてしまうのもわからなくないです。

でも、そういう誤解を招くようなものの言い方をするということは、仮に結婚したとしても「そのほかにもイライラ成分の混ざったモノの言い方」をされる可能性大です。

悲しくていい、受け容れなくていいけど

でも、彼から受け取った言葉で、少なからず傷ついた気持ちになったのだとしたら、それはそのまま悲しくていいのです。

その言葉を悲しいまま受け容れなくていいのです。

ただ・・・

自分の気持ちは伝えなければいけません。

 

なぜなら、あなたは彼のことが好きです。

結婚したいくらい好きだからです。

 

彼の本当の意図は、彼にしかわかりません。

 

もしかすると彼は「ふたりとも妊娠出産に差し支えのない身体だと信じているからこそ言っている」ということもあるのです。

 

ふたりとも差し支えないなら、検査なんて要らないじゃないかって思うかもしれないけれど、彼側に子どもができない要因があるなら「彼女に申し訳ないから結婚したくない」という想いもあるのではないかと。

 

子どもを産むのは女性側なので、どうしても自分のことを責められているような気持ちになるかもしれないけれど、子どもができない原因は女性側だけにあるものではありません。

 

この彼は「お互い検査しよう」と言っていますから、誠実な方だと感じます。

 

言われて悲しいこと

言われてつらいこと

言われてショックなこと

言われて腹の立つこと

 

お付き合いをしていれば当然出てきます。

解釈の違いは愛し合っていてもありますからね。

 

でも、それを飲み込んでしまったら、悲しくてツラくてショックで腹が立ったままです。

 

伝えて誤解を解いていったら、そのすべてが自分の要らない思い込みであることも多々あるのです。

結婚してから幸せになれるかどうかなんてわからないけれど

お互いが歩み寄るために大切なのは、相手を慮ることと同じくらい、自分のことを大切に扱ってあげることです。

 

それが出来ているかどうかは、こういった不安になったとき「言葉にできるかどうか」です。

 

これを言ったら拒否られる

これを言ったら否定される

これを言ったら捨てられる

これを言ったら怒られる

 

そういう気持ちが生まれてしまうのは、根本的には彼が原因ではなかったりします。

あなたの中にある「恐れ」や「不安」の源は、別のところにあります。

 

自分が自分を受け容れることができなかったり、自分で自分を認めることが出来ないから、他人に受け容れてもらったり、他人に認めてもらうことで安心を得ようとするんです。

 

でも、それをするにはとても勇気がいる。

 

もし言ってもダメだったら、この世の終わりほど落ち込んでしまうから。

愛する人であり、愛してくれている彼であるのにも関わらず、自分の心の奥底にある小さな傷で未だに言いたいことも言えずに妄想が繰り広げられてしまうのです。

 

これらは初めてのご相談でも原因を探ることができますよ。

stand.fm音声配信｜子どもが出来ないなら結婚しない、と断言する彼

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

子どもが出来ないなら結婚しない、と断言する彼