彼といると自分を出せない
イイ子ぶりっこというわけじゃないんだけど、彼の前ではどこかよそゆきな私。素の自分って、もっと違うってわかるからこそ、彼と会っているときの私が歯がゆくてイヤ。自然な私で会いたいのに・・・
彼といると自分を出せない
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、どうしてよそゆきになっちゃうの?となっているあなたへメッセージです。
根底にあるのは「嫌われたくない」という想いでしょうね。
ただ、問題なのは「素の自分は嫌われるかも」という前提を、あなた自身が持っていることです。
その反動が「素じゃない自分なら好かれるはず」という行動に変わって、仮に彼から愛されても「それはホントの私じゃないんだ」とあなた自身がわかってしまっているから、虚しい気分になってしまうのです。
- 自分を出すために必要なこと
- 自分を出せない原因を知ること
このふたつって、とても大切なことなんです。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
「自分を出したら嫌われてしまう」の真実
- 猫かぶり
- かわい子ぶりっこ
- オモテウラ
いろんな言い方がありますが、せっかく楽しいはずの恋愛をしていても、どこか疲れちゃう人っているんです。
その一番の原因となるのが「自分を出せない」ということ。
自分を出した方がラクだし、何より本来のあなたを彼が愛してくれているんだ、という安心感にも繋がるのに。
出せない。
なぜなら・・・
本当の自分なんか出したら、きっとドン引きされるし、そうなったら嫌われてしまう
って思っているから。
でもね、自分のことをそう思っているのは。
つまり、本当の自分のことをドン引きだって思っているのは。
あなた自身だったりするのです。
- だらしない自分
- 情けない自分
- 頼りない自分
- いい加減な自分
- 嫉妬深い自分
- ぐうたらな自分
- 雑な自分
- 自信がない自分
- なまけたい自分
どの自分も確実に存在しているのに、ないことにしようとして感じる罪悪感を感じつつ、彼の前で素の自分を出さないように細心の注意を払うあなた。
疲れない?
そんなお付き合いじゃ長続きしないですよ。だって、そんなのあなたじゃないから。
自分を出したら嫌われてしまう、という怯えの正体は、自分が自分に対して感じている自分への罰のようなものです。でも、その罰は「罰と感じてしまう原因」があったからなんですよね。
- だらしない自分はダメだ
- 情けない自分はダメだ
- 頼りない自分はダメだ
- いい加減な自分はダメだ
- 嫉妬深い自分はダメだ
- ぐうたらな自分はダメだ
- 雑な自分はダメだ
- 自信がない自分はダメだ
- なまけたい自分はダメだ
と思い込む原因があったからなんですよね。そしてそれは、結構なオトナになってからというよりは、まだ考え方も確立されていないあなたが小さい頃。そんな頃にたしなめられたり、指摘されたり、怒られたりしたものだから、「感じ方」まで封印してしまったのです。
私以外の私は認めない
たとえどんな自分であっても、それは愛しいあなたの一部です。
それを感じることができるのは、あなたしかいないし、誰よりもあなた自身が受け容れてこそ、自分に喜びと安心が感じられるようになるんです。
あなたは何を考えたっていいし、何を感じたっていい。
というか、あなたしかあなたの脳内の面倒は見られないし、あなたにしかあなたの痛みも喜びも怒りも悲しみもわからない。
だから・・・
たとえどんなに・・・
- だらしなかろうと
- 情けなかろうと
- 頼りなかろうと
- いい加減であろうと
- 嫉妬深かろうと
- ぐうたらであろうと
- 雑であろうと
- 自信がなかろうと
- なまけたかろうと
これが私!
全部私!
とまずあなた自身が受けとめて、受け容れてあげることが、何よりも重要なんです。私も長いこと否定してきましたし、のりぴ塾生もみんな最初は自己否定がめちゃくちゃありました。
でも、少しずつ少しずつ、長いこと封じ込めてきた想いを解放していくにつれて、心底自分のことが愛おしくなっていくのです。
そうなればもう、彼の前で自分を偽るなんてことはできません。むしろ、偽るくらいならこの人は本当に愛している人ではない、とまで言い切れるほど、自分のことを優先し、自分の感覚や感性を信頼できるようになっていきます。
でも、その方が確実に幸せになれます。
無理して付き合ったり、自分を押し殺して付き合い続けたとしても、何もいいことありませんもの。
素を出したら嫌うような彼
もし、そういう彼だとしたら、それはあなたを愛しているとは言えません。
愛しているとは言えないということは、あなたを大切に扱ってくれる相手ではないということです。
あなたの素は、まずはあなたが誰よりも愛します。
それができると、素のあなたに惹きつけられた人たちが周りに集まってきます。
素を出さずにいると、かりそめのあなたに惹かれる人がやってきます。
かりそめとは、いつわりにも通じるもの。
ウソのあなたに惹かれる人ですから、一緒にいて楽しくなくなっていくのは時間の問題だし、やがてつらくなっていくはずです。
ただ・・・
長いこと自分を封印してきた人は、それがクセになっていて、むしろそれが当たり前となってしまい、ウソの自分の方がラクだと感じてしまう人もいるのです。
これって、「苦痛」が「ラク」になってしまっている状態なので、本来の「楽」を感じようとすると居心地が悪いのです。
ここまでくるとちょっと厄介なのですが、それでも救いの道はあります。
それは自分自身が感じる「違和感」です。
このままじゃイヤだな
私なんだか無理してるな
など、ちょっとしたときに感じる「首をかしげるような想い」です。
これ、見逃してしまうと一生気づかないまま「ウソの自分」で生きていくことになってしまいます。
のりぴ塾生にもいらっしゃいました。人に対してイイ子になってしまったり、彼だけじゃなく友だちにも自分の意見を言えず、いつも引っ込めてしまうというアラサー女性。職場でも親に対しても、自分を出せず・・・。ついには彼にフラれ、親にも後ろめたさを常に抱えて、表情も俯き加減でツラそうでした。
でも・・・本来の自分の想いを知ったとき、「私は私でいいんだ」ということが心の底から腑に落ちたとき、運命の輪が逆回りを始めました。逆回りというのは、今までが誤った回転方向だったので、彼女の望む方向に回り始めたということなんですが、それからの彼女の表情はみるみる変化していきました。
結果、愛する彼と結婚でき、親に対してもわだかまりが解け、幸せな毎日を送っています。
stand.fm音声配信|彼といると自分を出せない
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
彼といると自分を出せない
可愛い乙女心で、本当の自分をちょっと隠すというものなら、それが露わになったときに「健気だな」「可愛いな」という印象に変わります。でも、本来持つ腹黒さや本音や本性というものは、後から出せば冗談にはならないかもしれません。けれど、もともと持っているものを出してこそ、真の愛は育まれるのです。仮の姿で愛されたって長続きしませんし、何より疲れてしまいますからね。ホントの自分で恋を楽しんでいきましょ。