私が彼を選んだように、どうして彼は私を選んでくれないのだろう。よりによって彼の選んだ人は私じゃなくて、よりによって私が選んだ人は彼だった。世の中にはたくさん女性がいるのに・・・

なぜ私じゃダメなの？

正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ、私にとって唯一無二なのに、どうして彼にとっての唯一無二は・・・となっているあなたへメッセージです。

 

私の感性が「この人だ！」と察知して、ビビッと気持ちが動いているのだもの、相手もきっと「この子に違いない！」と思ってくれてるはず・・・。

 

のはずが、あれれー？

 

最初はお互いノリノリのいい関係が築けてる風だったのが、いつしか私ばかりがのめり込んで、相手は引き気味。そしてやがて伝えられる「サヨナラ」の言葉。

 

なんで私にとって大切なのは彼なのに、彼にとっての大切な彼女は私じゃないんだろう？いつこうやってズレが生まれてしまうのだろう？どこで岐路を迎えていたのだろう？わからない・・・

 

ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

なぜその人じゃなきゃダメなの？

なぜ私じゃダメなの？と、今、ドツボにハマっている人に、逆にお伺いしたいのです。

なぜその人じゃなきゃダメなの？

と。

 

• その人はこの世にたった一人しかいないから
• その人以上の人はいないと思うから
• その人をどうしても自分のものにしたいから
• その人しか私の心に住んでいないから

 

こう書き出してみると、まぁまぁエゴにまみれた想いであることは事実ですよね。

 

だって相手からすれば

• この世にたった一人しかいないからっていう理由だけでロックオンされた
• 自分と出逢う前は別の人が最上級、だったもしくはみな平等だった
• 自分はどうやっても自分以外の人のものにはなりようがない
• 自分があなたの心に住むのは、自分が選んだことではない

のですものね。

 

さて、なぜその人じゃなきゃダメなのでしょうか。

そこにはひとつの想いが、あなたの心を鎖のように縛り付けているのです。

それが「執着」と呼ばれるものです。

 

執着は「愛」ではありません。もうギットギトの「エゴ」です。相手を満たすものではなくて「自分」を満たすものだからです。

彼があなただとダメなワケ

そう、彼があなただとダメなワケ、それは「愛」ではなくて「執着」だからです。

冒頭に書いたことを敢えてもう一度お伝えすると・・・

 

• その人はこの世にたった一人しかいないから
• その人以上の人はいないと思うから
• その人をどうしても自分のものにしたいから
• その人しか私の心に住んでいないから

 

これ全部、相手からすれば「だからなに？」ということばかりなんですよ。

見守るでもなく、尊重するでもなく、ただただ「自分を満たす」ために「自分以外の人を使ってる」という状況。

 

彼があなたの思い通りにならないのは、あなたが彼を思い通りにしようとしているからです。逃げたくなりますよね。

 

人は他人の期待に応えるために生きているわけではないのです。彼があなたの期待に応える理由も必要もありません。もし、思いがけないことが起きるとしたら、それは心から愛情があるから嬉しいハプニングとして起こる奇跡なのです。

 

もしその彼とうまくいきたいと思うなら、自分のエゴ・自分への見返りをまずは捨てること。

そして、彼の自由を尊重し、彼の存在を愛しましょう。

 

これってまるで、親が子どもを育てるときに感じる想いに似ています。こうやって親から育てられてきた人にとっては、もう意識する手前で自然とそんなふうに人を愛し、人から愛されています。

 

でも、自分の自由がないまま成長し、自分の存在意義を感じられずに育ってきた人にとっては「なんのこっちゃ？」「それってどういうこと？」と腑に落ちません。

 

経験したことがないことだから、人にどうやっていいのかわからないのです。

私じゃないと、あなたじゃないと

あなたは、お互いがそう感じられるような恋愛や結婚がしたいのですよね、きっと。

でもそれができずに苦しんでいらっしゃるのでしょう。

 

もし、お互いに「私じゃないと」「あなたじゃないと」というように思える関係性を築きたいと心から思うのなら、あなた自身が「私じゃないと自分の人生は彩れない」と感じるところからスタートしてください。

 

あなたの日々をもっとあなた色に染めてください。

 

なぜ私じゃダメなの？と思いがちな人が本当に感じている想いは、私じゃダメと自分自身がそう思い込んでいるところにあります。

 

あなたは全然ダメじゃない、というのをいくら他人から言われても意味がありません。あなた自身が、私はダメなところもあるけどそんな私だって全然ダメじゃない。ダメなところも自分なんだと受け容れて初めて、私はダメでもダメじゃないという段階になります。

 

自分が「ダメな私もダメじゃない」となれば、他人に「なぜ私じゃダメなの？」というような愚問はしなくなるでしょう。あなたにとって私じゃないなら、私にとってもあなたではないのでしょう。でも、だからといって、私がダメなわけじゃない。というところにたどり着くからです。

 

そう、あなたが「なぜ私じゃダメなの？」ということに苦悩するかというと、彼に選ばれなかったことで、自分のことが否定された・打ち消された・抹殺されたかのように感じてしまうことです。

 

彼と出逢う前は、彼以上の人なんていないって思っていましたか？もしかすると別の人のことをそうやって言っていたかもしれません。彼と出逢って順位が変わったかもしれないけれど、これは今後ヒットチャートのように変化していきます。

 

不動の一位と呼ばれる曲も、やがてとってかわる時代がやってくるように。

stand.fm音声配信｜なぜ私じゃダメなの？

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

なぜ私じゃダメなの？