「わかってくれない」の本当の意味

人は「わかってほしい」という気持ちが増量すると、不満の渦が強く巻き始め、そのうち怒りの気持ちが前面に押し出され、感情が噴出してしまいます。

「わかってくれない」の本当の意味

正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、どうしてわかってくれないの?・・・となっているあなたへメッセージです。

感情が噴き出してしまう人がいる一方で、噴出することもできず、いつまでも感情がくすぶってしまい、モヤモヤを抱き続けたまま鬱々と暮らす人もいらっしゃるのですが。

 

どちらにしても、気持ちを重く気だるくしているのは「わかってくれない」「わかってほしい」という想いであり、願いです。

 

わかってほしい

わかってくれない

 

この2つの気持ちのセットが、どれだけあなた自身を不自由な想いに囚われてしまう原因となっているのか、ご存じないあなたへ、「わかってくれない」というその想いの本当の意味をお伝えしていきますね。

ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

「わかってくれない」を抱えたままでいるヤバさ

「わかってほしい」「わかってくれない」という気持ちがあるとき、それは大いなるエゴが働いているのかもしれません。

だって、その前提に・・・

 

人は私のことを理解してくれるもの

人は私の気持ちを汲んでくれるもの

が前提としてあって、それってつまり

 

人は私のことを理解してくれて当たり前

人は私の気持ちを汲んでくれて当たり前

ということだから。

 

でもってコレって言いかえると

 

私は人を理解しているのに

私は人の気持ちを汲んでいるのに

という想いの裏返しです。

 

私は人を理解しなければならない

私は人の気持ちを汲まなければならない

そのために、自分のことは後回しにしてでも、人が今どういう状況なのかを見ていなければそれがわからない・・・

 

という状況を作り出してしまうのです。

 

賢い人ならわかるでしょう。

これは、自分のおごりによる「人を勝手に解釈して理解したつもりになっている」ということが巻き起こす、勘違い大作戦だということを。

 

人ってそんなに簡単に自分が理解できるものではありません。

少しでも分かり合うために、コミュニケーションがあるのですが、こういう「当たり前前提」を持っている人は、コミュニケーションも勝手な解釈をしがちで、勝手に舞い上がったり勝手に凹んだりしてしまいます。

 

いえ、勝手に舞い上がるだけなら本人幸せだから良いのですが、勝手に凹んだりするのって自分にも不親切ですよね。

「わかってくれなくても大丈夫」が最強

そう、ホントそうなんですよ。

でも、今まさに「わかってくれない」に悩んでいる人にとっては、「わかってくれなくても大丈夫」なんて、なんだか強がりみたいで釈然としないでしょう。

 

私も30代くらいまでは長らく「わかってくれない問題」に囚われていたのですが、わかってくれなくても大丈夫っていう状態になるには、ちょっとコツがあるのです。

 

そのコツとは・・・

自分が自分をわかっていること

人にわかってほしいと思っていたり、言っていたりする人に限って、自分が自分をわかってあげていないこと、本当によくあります。

 

私の悩み相談室 のりぴ塾にご相談に来られる塾生も、本当に多いんですよ。自分のことをないがしろにしている人が。

 

自分が自分をわかってあげていると、他人がわかってくれなくても大丈夫なんですよ。これ、最強です。

 

あ、ちょっと補足すると、例えば自分がAと思っていることがあるとします。

でも、パートナーや友だち、親、子どもなどは、Bと主張しています。

ここで「わかってくれない」となるか、「そういう考えもあるよね」となるかで、心の持ちようって格段に変わります。

 

諦めとは違いますよ。それでも、もし「諦め」という言葉を使うとしたら、良い意味で諦めるということになるのでしょうか。

 

こういうことがなぜ出来るのかというと、自分が自分を受け容れているかどうか、ということに繋がっていきます。多くの「わかってくれない」と思っている人は、人の顔色を見て話をしたり、人の意見に流されやすかったり、八方美人傾向だったりして、あとで後悔したり落ち込んだりしやすいのです。

 

でも、自分が自分を受け容れている人って、人がどう思おうと自分は自分というスタンスを自然体で出来ているので、周りが別意見だとしても「自分を否定された」「自分を拒否された」というふうには考えません。

 

一方、「自分が自分を受け容れられていない」という人の場合、自分の考えと違うことを言われたりすると「意見を否定された」とは捉えずに、「自分を否定された」と捉えますので、落ち込みが激しくなります。

 

意見を否定されるというのは、ものすごく良く起こりますよね。だって、あなた自身も他人の言っていることに「それ違うんじゃない?」って思うことあるでしょう?それと同じかそれ以上、起こって然りなんです。

 

人はひとりひとり、この世で唯一無二の存在なのだから。

 

まったく同じ考えの人がいるとしたら、その方が奇跡なんです。

誰にわかってほしいのかを知る

これはもうまさに「自分自身」です。

 

あなたが「彼」にわかってほしいと思っていようと、あなたが「旦那さん」にわかってほしいと思っていようと、究極は「自分が自分をわかってあげていない」から起きることです。

 

自分が自分の一番の理解者になることで、彼や旦那さん、そしてパートナーから別の意見を言われても、例え否定されたとしても、「あなたはそう思うんだね」「私はこう思うよ」という線引きができるのです。

 

境界線のお話はこれまでもいくつかしてきていますが、境界線が引けないことで自分以外の人とうまくバランスがとれなかったり、コミュニケーションが円滑に進まないという場合、自分自身とのバランスやコミュニケーションも取れていないことが多いものです。

 

それは、自分が自由に考えたり、自由に意見を言ったりすることに慣れていないせい。

 

そしてそれは最近起きたことによるものではなくて、あなたが生まれてこの方生きてきた中で身に着けたものです。自分で身に着けたものなので、自分で取り外すことができるし、自分で取り外す以外に外してくれる人はいません。

 

ただ、何がきっかけで、本当はどうしたかったのか、本当はどう言いたかったのか、本当はどう思っていたのか、という部分がわからなければ取り外しようもないのです。

stand.fm音声配信|「わかってくれない」の本当の意味

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

「わかってくれない」の本当の意味

世の中の誰よりも、あなたをわかってあげられるのは、あなた自身ということがおわかりいただけたでしょうか。自分自身との仲良くする方法、もっと知りたい!というあなたは、一度お話しをお聞かせくださいね。


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