彼に私の過去を話せない

素直過ぎると言いましょうか、馬鹿正直と言いましょうか、自分の過去のやらかしたことを全部彼に伝えないと気が済まない、彼にウソをついているようで落ち着かないという人がいるとかいないとか。

彼に私の過去を話せない

正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、ひとりで抱えていることが重くて苦しいあなたへメッセージです。

 

人が生きてきた中で抱えてきたもの、それは積もり積もれば重くって、時にはひとりで抱えていることがツラくなってしまうこともありますよね。

 

「今のあなた」を愛してくれている彼が、「今のあなた」に至るまでのあなたの経緯を知らず、「今のあなた」を大切にしてくれているとき、どこかで後ろめたさを感じてしまうことがあります。

 

私、あなたに愛されるような女じゃない・・・

私、前はひどい女だったの・・・

なんて。

 

傷つけたこともあったし、傷つけられたこともあった。だから、こんな私の過去を「今の彼」が知ったら、きっと引くだろうし、もしかしたら愛が冷めてしまうかもしれない。

 

だけど、そんな私のことも知ったうえで受けとめてほしい!と言うのは、エゴなのでしょうか。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

全部を受け容れてほしいんです

彼に自分の過去を話せない・・・というのは、本当は過去を話したいという心の裏返しです。

 

心のどこかに、言わなくてもいいことを、彼に敢えて話したいという気持ちが潜んでいるから、「話せない」というジレンマが起きるのです。

 

それは、自分のすべてを愛してほしい、どんな自分でも受けとめてほしいという切なる乙女心なのかもしれません。

 

ただ、これらは「彼」という存在を借りてはいますが、彼だけではなく自分を取り巻く人たちに向けても、次のような想いを抱く傾向にあります。

 

  • 誰かに自分のことをわかってほしい
  • 誰かに自分のことを受け容れて欲しい
  • 誰かに自分のことを大変だったねと言って欲しい

 

「だけど、そんなことは言えない」

「過去のことなんて言えない」

「過去のことなんて言わない」

 

必要以上に、自分の過去にこだわってしまうとしたら?

 

こういう気持ちが起きてしまう根源ですが、実は自分自身がまずそうしていない、ということがままあるようなんです。

 

  • 自分が自分のことをわかっていない
  • 自分が自分のことを受け容れていない
  • 自分が自分に対して頑張ったね、大変だったね、など労っていない

 

自分が自分に対して出来ないから、自分に対して冷たい行動をとっていることに気づいていません。過去の出来事も「汚点」としてみていて、「成果」として受け止めることができないのです。

ほしかったもの

こういう状況をお持ちのクライアントさんとお話をしていると、感じることがあります。

 

クライアントさん自身も、もっとずっと心を遡っていくと、あることに気づきます。

 

ここからはのりぴ塾の心理セラピーや心理ワークで扱うことでもあるのですが、そもそも自分で自分を受け容れることができない原因というものがあります。

 

それは、あなたがいろんな対策を自分で考えることが出来なかった幼少期の頃のこと。

 

  • あなたのことをわかってくれる
  • あなたのことを受け容れてくれる
  • あなたに対して頑張ったね、など労ってくれる

 

など、丸ごとそのまんまのあなたを受け止めてもらった経験がなかった、または、そう感じられなかったことによることがあります。

 

実際は、あなたの身近であなたの成長を見守っていた人たち(多くはお母さん・お父さんですね)は、あなたを愛情深く育んでいたとしても、受け取る子ども側の反応は実にさまざま。

 

  • 愛されていない
  • 大事にされていない
  • 私のこと邪魔にしてる
  • 私のこと考えてくれていない

などなど、小さな出来事から大きな事件までの中で、そう判断しても不思議ではありませんよね。だって、あなたは幼かったから。いろんな考え方を持てなかったし、ちゃんと判断することなんてできなくても当たり前だったから。

 

でも、あなたはほしかった。

丸ごと愛されているときに感じられるような満たされた気持ちを感じたかった。

 

お母さんは、何でも正直に話したら、受け容れてくれたかしら。あなたはウソなんてついちゃだめよって言われたから、何でも言わなきゃいけないって思っていたけど、何でも話そうとすると、聞いてくれないこともあったから、その度、心にウソが積み上がってきているようで、私とっても苦しかったから。正直に言わないと愛してもらえない。だけど、話せないこともある・・・。

 

そんな危うげな思考回路は幼い頃ならではのもの。そして、幼い頃ならでは持つ罪悪感でもあるのです。

知らないから知りたくなる

恋愛の話に戻りますね。

 

一言で言うなら

何でもかんでも、彼にあなたの過去を言う必要ありません。

何でもかんでも、彼にあなたのこと、全部伝える必要はありません。

 

彼はあなたのことを、知らないから知りたくなるのです。

 

知りたくもないうちに、全部聞かされたら?それはもう「お腹いっぱい」でしかないのです。

 

ということは、言わなくてもいいことは言わなくていいのです。聞かれてもいないことは、言わなくてもいいのです。あなたの過去だって言わなくてもいい。

 

大事なことを1つお伝えしますが、自分のことを知ってもらいたいと思うなら、全部自分から出し過ぎないことです。

 

ミステリー小説と同じで、いきなり結末を知ったらつまらないですよね。自分で謎解きをしていくから楽しいのです。

 

あなたの謎解きは、彼の楽しみでもあることを忘れないで。

 

もし、どうしても全部相手にわかってほしい気持ちが強すぎて、自分のことをぐいぐい押し付けがちだとしたら、恋が短命で終わりやすいのではないでしょうか。

 

そのまま新しい恋に飛び込んでも、きっと同じような別れを繰り返してしまうかもしれません。同じパターンで望まない結果を生みやすい人は、そうしてしまう根源が心の奥底にあって、とっさのときにそれが作用してしまっています。

 

過去を話せないことに、罪悪感を抱かないこと。

ただ、その過去は、絶対むげには出来ないということ。

あなたが今日まで、そしてこれから先生きていくために大切な、とても愛おしいものであるということ。

 

心理セラピーや心理ワークでは、心の奥底で作用しているその想いを突き止めて、素直で屈託のないあなたの心に還るための心の旅。

 

あんなにクセの強い不毛な恋愛パターンが起こらなくなって、Happy街道を歩めるようになったのりぴ塾生は、もはやどんな恋愛を繰り返していたのか思い出すことが出来ないようです。

 

私の過去?今となっては昔話よ・・・そう笑って言えるようになったらもうしめたものですよね。

stand.fm音声配信|彼に私の過去を話せない

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

彼に私の過去を話せない

自分の過去が重くて、よろけてしまいがちなあなたは、一度お話をお聞かせくださいね。


自信ない・・・だけど一歩進みたいな、と思ったら

 

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