異性に対してなぜか敵対心を持ってしまう
男性の同僚や友人に対して、対抗心や敵対心を持ちやすいのはどうしてでしょう。話をしていても競うようになってしまい楽しくありません。相手も不思議そうな顔をしたり、ハッキリ怒ってくる場合もあります。
もくじ
異性に対してなぜか敵対心を持ってしまう
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、男性に対してムキになりやすいあなたへメッセージです。
ライバル意識って持っていますか?
女友達にライバル意識を持つ人もいれば、同じ仕事や趣味、ダイエット仲間や同じアーティストのファン同士など、対抗意識を燃やすきっかけってたくさんあると思います。
今日お伝えしたいのは、男性に対して対抗心を燃やしてしまうということ。それだけなら問題ないのですが、そのことに悩んでいる人へ、その悩みの火種についてです。
男性ということで、職場の男性に対してはもちろん、付き合っている彼に対してもそんな対抗心や敵対心が顔を出してしまうと、関係性もぎこちないものになりますし、デートしていても楽しくなくなってしまいますよね。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
男性にバカにされたくない
ものすごく端的に言うと「男性にバカにされたくない」という気持ちが根っこにあるということです。
バカにされないようにするには、いくつか方法があります。
バカにされないように頑張る
バカにされる前にバカにする
などですが、どちらもちょっと心がヒリヒリするし苦しいんですよね。
そもそも「異性に敵対心を持つ」ということは、「異性に恨みがある」ということにも繋がったりしますので、何が原因で異性に恨みを持ってしまったのかをセッションでは探っていきます。
ある30代の女性Aさんは、お父さんから虐待を受けていました。お父さんはお母さんにも暴力を振るっていました。
- なぜお父さんがそうするのか
- なぜお母さんはやり返さないのか
- 私やお母さんのことをお父さんは好きじゃないのか
たくさんの疑問が湧いてきますが、その答えはわからぬまま成長していきました。
またあるアラフォー女性にBさんの場合はお兄ちゃんが原因でした。
お兄ちゃんにいじめられたというよりも、お母さんが「お兄ちゃんばかり認めている」と感じたからです。
- あなたはどうしてそうなの
- お兄ちゃんは何もしなくても勉強ができるのに
- あなたはもっと頑張らないと
そうなってくると、お母さんに話を聞いてほしくてもどこか躊躇してしまうようになります。だって、お母さんはお兄ちゃんの話は嬉しそうに聞いているけれど、私の話はつまらなそうに聞いていたり、「後でね」って言ってすぐ台所に行ってしまうから。
寂しくて悲しくてやりきれない少女のBさんは、お兄ちゃんに対して対抗心を持つようになっていきました。
やがて20代で結婚するものの、旦那さんとはあまり会話もなく30代早々にセックスレスに突入。会話そのものも激減していきました。その時Bさんが感じたこと、それは・・・
女って男の奴隷なんだ
結婚するって男の奴隷になることなんだ
というものでした。
誰しも自ら奴隷になりたいと思う人はいないでしょう。
でも、幼少期から男性に対して対抗心を持っていたBさんは、自分が結婚することでますます男性不信になってしまいました。
男性に過剰に反応してしまう理由
大人になってから男性からひどい仕打ちを受けた人は、わかりやすく「男性不信」を感じるものですが、幼少期に感じた違和感のような気持ちって、ちょっと違います。
男性に対しての言動に反応してしまうものの、それがはっきりと何が原因なのかわからないままの人も多いのです。
幼稚園や小学校低学年で受けた性的虐待、大人からすれば「軽い」と思えるものですら、子どもにとっては激しく恐怖です。心に大きな傷を残すものです。でも、そういった経験をした多くの子どもたちは「訴えること」に罪悪感を感じてしまうのです。
- 自分がダメだから
- 自分がちゃんとしていないから
- 自分に隙があったから
だからこんな目に遭うんだって、自分を責めてしまうこともよくあるのです。
つまり、そういう経験をした子どもは、恐怖だけではなくて深い悲しみと静かな怒りをも心の奥底に秘めているのです。
そしてそれが消化されない限り、ぶすぶすとくすぶり続けながら、現実の世界で接する男性に対して冷めた目で敵対心を燃やしてしまうのです。
可愛げのない女になってしまう?
幼少期に受けた心の傷、身体の傷は、傷をつけた側はどうしたって「悪」なのです。
受けた側は何があっても被害者です。罪悪感を抱くべきは、やっぱり傷をつけた側なのです。
でも、言えない
お母さんに言えない
言ったらお母さんに怒られるかも
言ったお母さんを困らせるかも
そして例えば勇気を出して言おうとした時
後でね
今忙しいの
と言われてしまったりすればもう、言う機会など永遠に来ないものだと感じてしまうのです。
私のところにいらっしゃるご相談者さまで、自分がそういった性的虐待に遭っていたことを「そういえば」というかたちで話し出される方が案外多いので驚きました。
はっきり「性的虐待を受けていました」という方よりも、「もしかしたらあれがそうなのかも」というふうに話し出されるのです。
- すれ違いざまにお尻を触られた
- 露出したものを見せられた
- 耳元で囁かれた
「そんなこと」と思われるようなことが、大人になってからの恋愛や結婚で「自分のままに生きる」ということにブレーキがかかり、男性に対して委縮するか敵対するか、その極端な行動に自分で自分を持て余してしまうのです。
幼少期に、高校生くらいのお兄ちゃんにいたずらされたCさんは、そのことをお母さんに言えないまま大人になりました。すると、結婚してからも「言いたいことが旦那さんに言えない」という悩みに変わっていきました。
そのくらい怖かったし、そのくらい自分の無力さを感じたそうです。それが実際に結婚している旦那さんとの生活の場面にすり替わり、心が揺れてしまいます。
セッションを重ね、胸の奥に溜まっていたモノは悲しみの涙だけではなくて、激しい怒りでした。そして恐怖。これらをしっかり消化してあげたら「言いたいことが言えてやりたいことがやれる、そんな自分になっていった」と仰っていました。
それはけして可愛げのない女という意味ではないのです。本来の屈託のないあなたの姿。
モヤモヤを心に溜めない素直なあなたらしさです。
stand.fm音声配信|異性に対してなぜか敵対心を持ってしまう
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
異性に対してなぜか敵対心を持ってしまう
男性不信だとはっきりわからないけれど、どうも男性に対して構えてしまいがち・・・これじゃ恋愛も結婚もうまくいきっこない・・・というあなたはご相談ください。