男性に対して構えて「素」を出せないあなたへ
ある30代女性は、あることを思い出してしました。そういえば高校時代にそういう娘がいて「イヤだな」って思ったものだけど、今は自分がそれをやっている。つまり「男性には良い顔」をしてしまう。普段の自分とは違う顔をしてしまう。そんな自分がすごくイヤで。
もくじ
男性に対して構えて「素」を出せないあなたへ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、もうそろそろこういう豹変女は辞めたい、というあなたへメッセージです。
彼女曰く、女友だちの前と男性の前とでは、表情や言葉遣いがまるで違っていたというその同級生の女子は、男子に人気がありました。
- 表裏
- 陰ひなた
- 八方美人
というような言葉をまだよくわかっていなかったけど、「なんか違う」という感覚を持っていました。
彼女はというと、男子の前でも女子の前でも自分を出せずにいて、表も裏も暗い娘だったと仰るのですが、年齢を重ねてある日ハッとしたのは、気の置けない女友だちの前では自分の素を出せるのに、男性の前ではやっぱりどこか自分を出せずにいて、窮屈感を感じてしまうのです。
どうして男性の前で自分を出せないのだろう?という悩み。それは自分がもっとラクになりたいという想いでもありました。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
ガチっとスイッチが入ってしまうんです
同年代の男性、ちょっと気になるタイプを前にすると、急に構えてしまう。
もしかすると、身構えるという言葉のほうがしっくりくるかもしれません。
肩にチカラが入って、表情はきっと強張っているかもしれません。
どうしてそんなにビクビクしてしまうのか。
どうしてそんなに緊張してしまうのか。
こんなふうに仰る方の心の内面には、「男性は怖いもの」という恐れの気持ちと、「気になる人に嫌われたくない」というこれもまた恐れの気持ちが複雑に絡み合っていることがあります。
男性だったとしても、なんの気にも留まらないような男性だったら普通に接することができる・・・という方もいらっしゃいますが、男性全般やっぱりちょっと構えてしまうという方もいらっしゃるのです。
職場の上司と接していても、びくついてしまうことがあるし、同僚の男性にも気を許すことが出来ず冗談すら言えない・・・なんてこともあるようなんです。
こういう場合、いったいどんな原因があるのでしょうか。
怖い想いと無力な自分
恋愛まで気持ちが動く手前の、そう、恋する想いだけじゃなくて、男性に身構えてしまうという場合。
今まで生きてきた中で、「男性と接することでイヤだったこと」があったのかもしれません。
これはもしかすると、記憶にパッと浮かばないようなことであることもしばしば。
というのも、ご相談者さまには「まさかあの時のことが自分にそんなに影響を及ぼしているなんて」と、軽くみていたり、高をくくっていたりすることがあるからです。
だけど、小さかった頃のあなたが、その時どんな感情が伴っていたかと言えば「こわかった気持ち」「悲しかった気持ち」があって。
あなたをそんな気持ちにさせたのがまぎれもなく「男性」で、心の中に「男性はこわいもの」「男性は自分を悲しい気持ちにさせるもの」という思い込みが生まれれば、その後警戒するのは当然のことです。
そして、その経験があったあなたの幼い頃は、自分の無力さを目の当たりにした瞬間でもあります。
性被害だったり、いじめだったり、いたずらだったり、きっかけは人によってさまざまですが、そういう事実から得た感情が、大人になってからも心の底で警鐘を鳴らしているのでしょう。
仕事面だけでなく、恋愛面でも男性に対して心がビクビクしてしまう人は、もしかするとそういうことが原因になっているのかもしれません。
こわかったことや悲しかったことを、誰にも言えず一人で何とかしようとしたあなたは、とても健気でしたね。
自分の身を守らなきゃ
信じられるのは自分だけ
自分の身は自分で守らなきゃ
って思えたらまだ強い自分になれるのですが、そういう心の傷を小さい頃に受けた人は、自分自身を信じることができずに苦悩してしまうことがあります。
こわかったことや悲しかったことを、誰にも言えず一人で何とかしようとしたあなた・・・と先ほどお伝えしましたが、そのこわかったことや悲しかったことが身内だったりすると、なおのこと傷はなかなか癒えないまま、恐怖心と罪悪感の狭間に揺れて、不安定な青春時代を過ごすことになったのではないでしょうか。
なんとか自分がこれ以上傷ついたり怖い想いをしないように、自分で自分を守るための術が、「本当はイヤなのにニコニコしてしまう」という30代のAさんは、職場の既婚者男性から勘違いされて言い寄られたりすることもあったそうです。
本当はイヤなのに、断れずに流されて職場不倫になってしまったこともありました。
男性に対して「素」を出せないということは、ノーが言えないということでもあります。何もいつも笑顔を振りまいているだけではないのです。
肝心なときに自分を守ることができない、という結果さえ招いてしまうのです。
人間の大切な感情、自分を守るために備わっている感情、喜怒哀楽を素直に感じて表現すること、どうか忘れずにいてください。
あまりにも恐怖心や罪悪感に苛まれてしまうという場合、小さい頃の心の傷を癒してあげることで素直な感情表現が出来るようになります。
stand.fm音声配信|男性に対して構えて「素」を出せないあなたへ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
男性に対して構えて「素」を出せないあなたへ
恋愛や結婚だけでなく、仕事上でも「素」の自分を出すというのは何よりラクですし、それが自然でありのままの自分をあなた自身が受け容れているということでもあります。本当の自分の心をもっと大切にしていきたい、というあなたはご相談ください。