考え方や価値観:違い過ぎる夫婦の救いの道
恋愛結婚した私たち。でもいざ結婚してみると、生活やモノの価値観が違い過ぎて毎日とっても疲れてしまいます。特に30代になって子どもについての考え方が噛み合わなくて本当にツラい。
もくじ
考え方や価値観:違い過ぎる夫婦の救いの道
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、このままじゃ離婚になるかも?とホンキで苦しんでいるあなたへメッセージです。
ある30代女性がご相談にいらした際、とても悲しそうな表情で終始涙を流されていたんですね。
その悩みの源になるのが、旦那さんと価値観が違い過ぎる・・・というものでした。
小さな家でもいい、静かで穏やかな暮らしを望む彼女と、大きな家で贅沢な調度品に囲まれ、友だちをたくさん招いたり、テレビの大音量でスポーツ観戦を楽しみたい夫。
こんなに違う二人なのに、どうして結婚したいと思ったのか?と言っても、そこは恋愛結婚。お付き合いしている時には「時々」のことだから我慢ができました。
でもいざ、結婚してみると、子どもに関しての考え方も違う。このままでは離婚になってしまうかも、と悩んでいらっしゃいました。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
考え方・価値観は違ったら離婚?
この女性のお話をお伺いしていると、価値観や考え方が夫婦で違うことに関して、ものすごく過敏になっているように感じました。
そして、女性(仮にAさんとしますね)に対して、夫が全然歩み寄って来そうにないことにも悲嘆していました。
終始涙が止まらなかったのは、暮らしに我慢している辛さと夫が歩み寄ろうとしないこと、つまり愛されていないのでは?と感じる悲しみだったのかもしれません。
夫婦は価値観が違って当たり前。
という大前提があることは、たぶん皆さん頭ではわかっているでしょう。
例外なく、Aさんもそれはわかっているのですが、このままでは夫の思い通りになってしまうということに、恐怖も抱いていたようです。
そして年齢的にも考えなければいけないと感じていたのは、子どもの問題。
こんなに気持ちが寄り添えていない状態で、子どもの問題を考えたところで良い答えなんて出ないのに、まるで人生のベルトコンベアーに乗らなければ失格かのように、Aさんはちょっと絶望気味の状態でいました。
ここまで来ると、お互いが相手を責めることしかしなくなります。
お前が
あなたが
という相手を主語にした責めをし続けるため、口を開けば主導権を取るための攻防になります。
少しでもテレビの音が大きければイライラし、妻がつまらなさそうにしていれば夫も面白くないという、ふたりとも相手の出方に敏感になっていきます。冷静な話し合いというより、穏やかに話し合ってふたりで築いていく家庭というものが、ちょっと遠のいてしまった状態ですね。
そうなったからといって即離婚とはなりませんが、ちょっと一旦離れてみるのもひとつの方法になるんじゃないかなと思います。期間を決めて別居もありだと感じます。
出産・子育ての意見が噛み合わない
Aさんの旦那さんは子どもが欲しいと思っていて、Aさんは出産したら専業主婦になりたいと感じていました。
しかし、Aさんの旦那さんは出産後もAさんには働いてほしいと思っていて、それは「子どもが出来たから」という理由で生活レベルを下げたくないからというものでした。
旦那さんのお給料だけで全然やっていけるふたりでしたが、旦那さんは産休を取って職場復帰してほしいと強く望んでいました。
- 初めての妊娠
- 初めての出産
- 初めての子育て
不安しかないAさんは、仕事と家事と育児を両立できる気がまったくしませんので、子どもをつくりたいという気持ちも下がってきてしまい、そのうちふたりはセックスレスになっていってしまいました。
ここまで来ると、もう話し合いではなくて、意見のぶつけ合いです。お互いがお互いの主張しかしないし、相手の意見をくみ取る努力も姿勢も失われた状態で、家庭の空気はどんどん冷えていってしまいます。
Aさんはどう行動していけばいいのでしょう。
旦那さんとどう折り合っていけばいいのでしょう。
子どもを育てるということが、どれほど大変なことなのか、妻と同じ目線で立場で、温度でテンションで感じられる夫は少ないと言います。
妻は妊娠から体調の変化を感じ、妊娠期間で体型の変化、出産後には生活サイクルが大きく変わります。何より、自分のことを後回しにしてでも世話をしなければという想いで育児に携わります。
ただ、安直に「産休したら職場復帰してほしい」と旦那さんが言ったからと言って、そこに絶望しないでほしいんです。
それと、このご夫婦の場合、子どもの話は時期が少し早いと感じます。ふたりの基盤が今、ガタガタな状態ですから、そこをまず立て直すことをしていかないとセックスレスだって改善されないでしょうし、子づくり以前の問題になります。
今、お互いに自分の理想論に酔っている状態で、それは夫婦ふたりでつくっていく結婚生活のかたちとは大きくかけ離れているということに、片方だけでなく両方が気づいて軌道修正していくことをしない限り、どこまで行っても平行線になるでしょう。
お互いの必要性も、もしかしたら今は感じられていないのかもしれません。
一度離れて客観的に見てみること、お互いが本当に相手を必要としているのかどうかを改めて感じてみること、これがこのおふたりには必要に感じます。
離婚を選んでも同じ過ちを起こしやすい人
仮にこの二人が離婚を選んだらどうなるでしょう。意外と復縁するかもしれません。ただ、お互いが自分を省みて、新しいふたりになって復縁しないと、同じ過ちを起こしてしまうでしょう。
離婚を選んで、復縁するって相当なことなので、同じ過ちは起こしたくないですよね。一旦別居して、またひとつ屋根に住む場合も同じです。
離れてみてそれぞれに思うところがあるのは当然のこと。それをどうそれぞれが処理して、これからどうしていくのかが明確でなければ、こういった我の強い二人の場合、さらに激しいバトルが勃発して人生へとへとで終わってしまうかもしれません。
夫婦の価値観は違うんだ、と受け容れて暮らしている仲の良いご夫婦は、揉めることは価値観の相違ではありません。もっと些細なことが殆どです。
例えば、言葉選びだったり、口調の強さだったり、素気なさだったり。
少し気をつければ、いざこざにならないようなことでは揉めるけれど、価値観の相違で相手を自分の思うようにしようとはしていません。
夫婦の価値観は違って当然。だからこそ、面白いんだって思えたら最高にHappyな人生を送れます。
stand.fm音声配信|考え方や価値観:違い過ぎる夫婦の救いの道
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
考え方や価値観:違い過ぎる夫婦の救いの道
このままじゃ続行も離婚もできない・・・モヤモヤするー!というあなたはご相談ください。