この間、友人たちと話していて面白い会話になったんですよ。大恋愛で結婚したAが「もうね、生まれ変わったら絶対この人（Aの旦那さん）とは結婚しない」と断言するんです。いや、本当に人の心って面白いなって。

生まれ変わったら絶対この人とは結婚しない

正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ、今の旦那は今生限りと思っているあなたへメッセージです。

 

人の心は移ろいやすいもの。

永遠の愛を誓うAの結婚式には私も出席したので、その場面は今も鮮烈に残っています。

結婚するまでもすったもんだして、結婚してからも順風満帆ではなかったA。

それでも、子どもが生まれて夫婦仲良く、家族で楽しく暮らしてきた彼女があんなことを言うなんて。

 

もしかしたら照れ隠しなのかもしれないので、一緒にいた友人たちと「またまたぁ」「あんなに仲良しなのに～」と笑いながら返したのですが。

 

Aはきっぱり「絶対イヤ。今度生まれ変わったら絶対あの人とは結婚しない」と真顔。

 

でも、Aに限らずそんなふうに仰る奥さまって意外と多かったりするんですよね。

 

現時点で「生まれ変わったら絶対結婚したくない」と思っている旦那さんを選んでしまった自分を恨めしく思っていたり、情けなく感じていたり、どうしようもなく悔しい気持ちを抱えていたりするのです。

 

「そんな夫婦関係なんてつまんないんじゃない？」「じゃあ別れちゃえば？」って周囲は思うかもしれないけれど、ところがどっこいそういう方向にはいかないのが面白いところ。ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。

生まれ変わったら絶対イヤの本音

友人Aもそうですし、そんなふうに仰るご相談者さまも同じことが言えるのですが、こういう「今のご主人と生まれ変わったら絶対結婚したくない」って言っている人たちに共通することがふたつあるように感じます。

 

ひとつめは「自分を受け容れてもらえていない」気がしている。

 

どういうことかというと、文字通り「私のことを受け容れてもらえていない」と感じているということですが、これは「私のことを否定ばかりしてくる」ということでもあります。

 

友人Aもそうでした。旦那さんと会話していると、同意してくれることよりも友人Aの言うことを否定してくることが多いそうなんです。

 

「だからアノ人と話していてもちっとも楽しくない」と言います。

 

ご相談者さまにもそう仰る方が多くて「旦那はいつも私の話を流し気味に聞く」とか「いつも頭ごなしに反論してくる」とか「なんとなく『お前なんか』というような上から目線を感じる」などと、旦那さんの態度にイライラした気持ちを持っているんです。

 

もうひとつは「存在が鬱陶しい」気がしている、です。

 

先のひとつめであるように、とかく自分に対して否定的だなと感じている人が、家の中にいれば、それだけで居心地が悪くなっていきます。

 

何を話しても否定されたり、流されたり、反論ばかりされていたら・・・そりゃ鬱陶しい気持ちになるのは無理もないことです。

 

なので旦那さんの休日が不愉快でならないのです。

 

これから結婚しようとしている人にとっては「なんでそんな人と結婚しちゃったの？」って思うかもしれませんが、一応皆さん恋愛結婚なんですよ。

 

人の心は移ろいやすいもの。

 

長きに渡る結婚生活で、妻も夫もどんどん変化し続けているのです。良きにつけ悪しきにつけ。

つかず離れず踏み込まず

恋愛時代は「一瞬でも離れたくない」なんて気持ちでお付き合いしていたふたりが、結婚して何十年かすると、いえ、人によっては数年経っただけで、先ほどのような状況になってしまうことだってあるんです。

 

だけど、いつまでもフレッシュで仲の良い夫婦関係を続けている人たちもいらっしゃいますよね。

 

• 今度生まれ変わっても絶対この人と結婚したい
• 今度生まれ変わったら絶対この人とは結婚しない

 

この真逆とも言える感情・感覚はどうして起こるのか・・・

 

さきほど２つの原因を挙げましたが、さらにもうひとつ、大切なことがあります。

 

お互いの価値観が似ているとか同じとか、そういう部分も結婚を決める大きな要因になっていることって多いと思います。ですが、ここが結構落とし穴になっていることがあります。

 

お互いの価値観って、近かったり似ていたりすることはあっても、完全一致することはない・・・そう思っているほうが無難です。

 

食の好みや金銭感覚、音楽や旅行など、すべての五感に関するものは、たとえどんなに愛し合っていても、隅から隅まで同じということはないのです。

 

友人Aの場合に戻りますが、彼女は旦那さんからの猛アプローチで結婚しました。

 

もちろん彼女も旦那さんのことが大好きだったから結婚したのですが、この「猛アプローチ」というところが彼女の場合、現在の「今度生まれ変わったら絶対アノ人とは結婚したくない」というところに繋がってくるのです。

 

友人Aの場合、旦那さんがAのことをことごとく否定してくるところが本当にイヤだと言っていました。そういう態度を取られるとイライラする！と、表情にも嫌悪感がいっぱいでした。

 

でも・・・恋愛時代、旦那さんがAに猛アプローチしていた頃は、彼がAを否定することは一切なかったのです。何でも言うことを聞いてくれて、反論したり意見することもありませんでした。

 

それが今では・・・。

 

A夫婦は、旦那さんも進化して、Aも進化して、お互いの立場が本当の意味で対等になったということなのかもしれません。

旦那を憎むその理由が可愛い

Aもそうですし、ご相談者さまの殆どの方が仰るのですが、旦那さんに否定されるとどんな気持ちになるかと言えば「なんだか自分がダメな人みたいな気分」のだそうです。

 

そんな気分になる物言いを、旦那さんにされるのがとにかくイヤなんだと。

 

でもね、これは男性のあるあるなのかもしれないんです。

 

というのは、男性はヒーロー気質。

 

これはもう何度もお伝えしていることですが、妻の役に立つ人間であることがものすごく大事なのです。

 

それこそが、紛れもなく夫の深い愛なのです。

 

妻のことを「しょうがないなぁ」「そうじゃないよ」「ダメだなぁ」という言葉がつい口をついてしまう夫は、暗に「オレがいなきゃダメなんだよな、こいつは」という愛情を持っているのです。

 

それが妻にとっては無茶苦茶鬱陶しい「否定」だったり「批判」だったりするんですけど、悲しいかなこれ以外の愛情表現を知らないんですよ。

 

どうしたら妻が喜ぶかもわからないし、なんで妻が不機嫌になるのかもわからないんです。

 

となると？

どうしたらいいのか。

 

これはご相談者さまにはケースバイケースの詳しい対処法をお伝えしていますが、端的に言うとすれば「旦那さんにわかるように教えてあげる」ということが大切になってきます。

 

何しろ旦那さんは「良かれ」と思って言ったりやったりしていることが殆どですから。

 

それを妻が「それ違うよ」と旦那さんを叩き落してしまうと、一気にプライドが打ち砕かれて拗ねてしまって厄介です(笑)。

 

ちょっとコツは要るのですが、嬉しい気持ちと悲しい気持ちを的確に表現してみてください。

 

それと、あなた自身が自分を否定したり批判したりしていると、素直な気持ちはオモテに出すことが出来ませんから、まずは自分自身の心を丁寧に整えてあげることが必要不可欠です。

 

拗ねてしまった心ではそんな余裕も持てません。とはいえ、そういうことで拗ねてしまうのもまた可愛いところでもあるのです。

 

ただ、可愛いだけじゃ心の重りは外れてくれません。なので心を整えてあげましょう。

 

自分自身の心を整える方法はメルマガでもお伝えしていますが、躊躇せず自分自身の想いを自分の外に出せるかどうかにかかっています。

 

人目が気になって言いたいことも言えずにいた40代のBさんも、本来の自分自身を取り戻してからは、旦那さんに限らず友人関係でも親子関係でも自分の想いをオモテに出す事が出来るようになりました。

 

長らく自分の気持ちを封印して生きてきたBさんにとって、自分の気持ちを表すことが最初は死ぬほど恥ずかしく、難しく、苦しくツラかったそうですが、今では押し殺す方が難しく、苦しいと仰います。

 

もし、自分の気持ちを素直に出せない、もしくは、自分の気持ちがわからないという場合は一度お話をお聞かせくださいね。あなたのケースの対処方法がわかることでしょう。

stand.fm音声配信｜生まれ変わったら絶対この人とは結婚しない

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

生まれ変わったら絶対この人とは結婚しない