愛されているという感覚が感じられないあなたへ
彼には本当に大事にされているのかもしれない、心から愛されているのかもしれない。でも、それを嬉しいという気持ちで受けとめたり、ホッとする安心感や満たされている感覚や、彼の情熱として感じられなくて。
もくじ
愛されているという感覚が感じられないあなたへ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、どこか心の芯に冷えたものを感じているというあなたへメッセージです。
好きな人が出来て、相手も自分のことを好きだと言ってくれて、たぶん傍から見れば幸せなカップルだろうし、私のことも愛される女性として見られるのだろうけど・・・
私の心の中はいつでも冷たい空気が流れているような、なんとなく手放しで喜べないような、私のことを好きと思ってくれる彼のことを「憐れ」と言ったら言い過ぎかもしれないけれど「そんなに無理しなくていいのに」なんて思ってしまう。
彼は精いっぱい私を愛してくれているのだろうけど、それが居心地の良いあたたかさに感じられなくて。安心するというよりも不安の方が先に立つし、彼の情熱に追いつかない自分を情けないとも感じてしまうんです。
というふうに、愛されているのにその実感を感じられない・・・というより、愛される喜びやあたたかさを受け取れずにいる寂しさや冷たさで、なんだか「冷静な自分」を持て余してしまう、そんなあなたに伝えたいことがあります。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
愛されるって不安なもの
どうしてこう「愛される」って不安なものに感じてしまうのだろう?
そんなふうに感じる人は、もしかすると「愛されたあと」のことを予測して不安がっているのかもしれません。
愛は永遠じゃない
愛されたあと見捨てられる
そんなふうに思って、愛されること=不幸の始まりみたいに思っているのかもしれません。
それならいっそ「愛されるという感覚」なんてものは、持たない方がマシ。期待するだけあとでツラくなるだけ、と「愛される感覚」を閉じてしまう。
そういうケースの一方で、愛されていたのに愛を受け取り損ねているケースもあります。
愛されることが怖いという人と、愛されたことがないという人。
どちらも「愛を感じること」に臆病になっている状態ですが、その根底には「自分の存在を受け容れられずにいること」が、不安を掻き立てる要因になっていることがあります。
たとえば、よちよち歩きの赤ちゃんが、両手を広げて待っているお母さんのところを目がけて、笑顔いっぱいに歩いていったとき。
もう手が届くという場面でお母さんがスッと立ち去ってしまったら?
「あ・・・」
という気持ちにヒザをついて、立ち去ったお母さんをまた追いかけていくものの、お母さんは忙しそうにパタパタ動き回っていて、なかなかお母さんにたどり着けず・・・
もう少し大きくなって、言葉が話せるようになれば、待たされることが増えてきたり。
「待っててね」
「イイ子ね」
「あとでね」
「今は忙しいの」
「ワガママ言うんじゃありません」
「ひとりで出来るでしょ」
「もう!うるさいな」
なにげなく言い放ったお母さんの言葉の矢が、知らず知らずのうちにあなたの心を貫いていくとき
愛されていないんだ
私は大事じゃないんだ
と思ってしまうことだってあります。
そして、自分が傷つかないために、自分で自分を守るようになります。
期待しないこと
どうせ愛されないんだから
どうせ私なんて大事な存在じゃないんだから
と。
愛されるって怖いもの
拗ねていると言われてしまえばその通りなんだけど、でも最愛の人に受け容れてもらえないくらいなら・・・そんな恐ろしい想いをするくらいなら、いっそ愛なんて元々ないモノなんだくらいに思っていた方がいい。
愛してるって何?
愛されるってどういうこと?
愛されることに慣れていないというより、愛なんて信じていないから「愛してる」と言われても他人事で、綺麗ごとで意味がわからない。
でも、誰よりも愛されたいと心の隅では思っていて、仲の良い家族やカップルを目で追ってしまう性分。
愛されることはやがてなくなる不安なもの
愛されることは自分を見失う怖いもの
そう思って踏み込めない人は、そうやって自分をどんどん傷つけていきます。愛されない自分でいることこそが、本当であるかのように、愛されない自分でいることが自然になっていきます。
わざと憎まれ口をきいたり、人を傷つけるようなことをしたり、自分が傷つかないためにまず、攻撃に出てしまうのです。
でもね、気づいてほしいんです。
愛される経験は、自分を愛すことでその経験値を上げていくことができるっていうことを。
愛されたことがないと思う人こそ、自分を愛すことを徹底的にしてあげてほしい。
本当はどう愛されたかったのか
本当はどう大切にされたかったのか
それがわかるのは自分自身だけ。
親は親の愛し方で子どもを愛します。
得てしてそれは、子どもが望むカタチではないことも多いものです。
親の望むように子どもは育たないということを考えたら、いかに親のひとりよがりな愛情を子どもに押し付けているかがわかるでしょう。
子どものこうしたい!という想いは、親のこうあってほしい!に打ち砕かれてしまうことって結構あると思うんです。でも、その「親のこうあってほしい!」はまさに親から子への愛なんです。要らないよって思うくらい見当違いな愛だけど、親にとってはこれ以上差し出せないほどの愛だったりするんです。
でもやっぱり子どもは子どもで「こうしたい!」というものがあって、それを親の一言で打ち砕かれたりすると「私の言うことなんて通らない」「いつも拒絶される」「だいたい否定されて終わり」「親からは認めてもらえない」となると思うんですが、親がそう思うのとあなたが自分でそうだと決めつけるのでは意味が違います。
たとえ親が認めてくれなかったとしても、あなたが自分を認めることを放棄してはなりません。
愛されるはずがないと思っている人がしていることは、自分で自分を愛さないと決めていることです。
私なんて本気で愛されるはずがない
恋愛したり、結婚したりもそうですが、仕事をしたりさまざまな人間関係のなかで「私なんて本気で愛されるはずがない」と思っていたら、不幸なことしか起こりません。
だってそうなる現実を望んでいるようなものだから。
愛されるはずがないと思えば、愛されるはずがない現実がやってくる、そういう引き寄せが起きてしまうから。
愛されるはずがないと思っている人が真っ先にすることは、この世で唯一無二のあなた自身が、あなたをこよなく愛すること。
こうしたい!を全うして、こうされたい!というものを自分にしてあげること。
それが出来て初めて、愛される喜びを自分で生み出して経験することができます。
人に愛される人は、自分を愛す愛し方を知っている人です。
愛すということは、慈しむこと。大切に想うこと。愛おしく感じること。守ること。
それを自分に注いであげてください。たぶん、この記事を見つけて読んでくれている人は、自分を愛したことってあんまりないんじゃないかな。
自分のことを愛す方法はさまざまありますが、自分に合うやり方ってあるので、もし自分に合う方法がひとりで見つからないという場合はお話をお聞かせくださいね。
stand.fm音声配信|愛されているという感覚が感じられないあなたへ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
愛されているという感覚が感じられないあなたへ
愛されるって不安、愛されるって怖いという方の殆どが、自分のことを愛せずにいます。このままじゃ一生不安なままかも・・・というあなたはご相談ください。